今年4月に指定管理者制度を導入する蒲郡市図書館(宮成町)で、利用者に図書案内するレファレンス(照会)サービスを行う。公立図書館では珍しく、民間手法によるサービス向上の例として注目される。 同サービスでは、貸し出し窓口に隣接して専用カウンターを設置。利用者の求めや相談に応じて専任スタッフが専用のパソコン2台で希望の図書を検索、貸し出す。 指定管理者に選任されたのは、市内のNPO(民間非営利団体)法人「ブックパートナー」(牧原孝二郎理事長、会員18人)。会社経営者や元市職員、同館の現司書らがメンバーで、同制度への移行方針を受けて設立した。 ほかに新しいサービスとして、インターネットで閲覧や貸し出しなどの予約を受け付ける。また、開館時間を現在の午前10時から同9時に早め、試験などを控える学生らの要望に応える。 さらに、学校図書室支援事業として、児童生徒の調べ学習などに対応できる図