こちらは、飛行場の飛行機。 羽の下に付いている大きなものは、飛行機を飛ばすための「ジェットエンジン」。 ジェットエンジンには、後ろがギザギザしているものがある。 このギザギザは、あるモノをマネて作られた。 そのあるモノとは、鳥のフクロウの羽根。 フクロウは羽根の音を立てずに獲物に襲いかかることができる。 その秘密は羽根の形にある。 先がギザギザしている。 このギザギザが、羽根に当たった空気を上手く逃がすことで、フクロウは静かに飛べる。 この仕組みをマネて、飛行機のジェットエンジンに利用すると、出る音を小さくすることができる。 聞き比べてみると、ギザギザが付いている方が音が小さいことがわかる。 空港の近くに住む人たちが、エンジンの音に悩まされないための工夫となっている。
