私は道路特定財源問題に関して、特定財源を維持したまま道路建設促進を続ける与党案は最初から論外で、選択肢から外して、一般財源化中心の案と暫定税率廃止の案が対峙して初めて政治的議論が成立すると主張してきた。 今回の福田総理の「平成19年度から一般財源化する」という発表で、事態は変わるのか? マスコミのほとんどが一般財源化を支持し、暫定税率廃止を余り支持していない。その意味で福田総理の提案によってはマスコミを民主党寄りのスタンスから与党寄りのスタンスに転換する可能性はある。 しかし、どうも今回の福田総理の提案は与党内のコンセンサスを得ていないようだ。福田総理の指導力に疑問力が持たれている現況では、今後巻き返しをはかるであろう自民党の道路族議員に対して福田総理が指導力を発揮できるとはなかなか思えないのが多くの人の見解であろう。 もしパフォーマンス政治家小泉純一郎だったら、わざと道路族議員を出汁に使