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ブックマーク / dongfang99.hatenadiary.org (4)

  • 日本の新自由主義は集団主義的 - dongfang99の日記

    実際、日では政府による財政支出は「バラマキ」という言葉で激しい批判の対象になります。特定の業界や地方が潤う公共事業だけではなく、麻生政権の定額給付金や、鳩山政権の子ども手当など、国民に幅広く支給される財政支出ですら、激しく批判されました。この現象は一見「小さな政府」を重視する保守的な(あるいは「新自由主義」的な)動きのように思えますが、このように考えると「内集団ひいき」的な考え方に基づく動き(端的に言えば「よそ者に俺の税金をばらまくな!」)とみなせます。 また、「事業仕分け」のような「ムダを省く」政策に対する国民の支持が高いのも、「内集団ひいき」的な考え方の持ち主にとっては、「よそ者に俺の税金を回さない」政策と考えられているからでしょう。 http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20100522/1274544444 私が「新自由主義」と呼ばれるものが嫌いなのは、

    日本の新自由主義は集団主義的 - dongfang99の日記
  • 菅直人がここまでひどかったとは - dongfang99の日記

    消費増税「鼻血も出ないほど無駄なくした後」 菅財務相 asahi.com 2010年1月21日21時15分 http://www.asahi.com/politics/update/0121/TKY201001210456.html 菅直人副総理兼財務相は21日の衆院予算委で、増大する社会保障費を賄うための消費税増税について「逆立ちしても鼻血も出ないほど、完全に無駄をなくしたと言えるまで来たとき、必要であれば措置をとる」と述べ、無駄削減を徹底した上で検討する考えを示した。自民党の谷垣禎一総裁の質問に答えた。 消費税をめぐっては、鳩山由紀夫首相が「4年間は引き上げない」と表明している。 菅氏は答弁で「議論をしないとは首相も含めて言っていない」と強調。高齢化に伴う社会保障費の自然増が毎年約1兆円に上ることから、無駄削減の進展をにらみつつ、増税論議に入りたい考えだ。 また、麻生前政権などが消費増

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  • 「停滞容認論」について - dongfang99の日記

    今朝の読売新聞の「思潮」に、「経済成長」や「GDP」で幸福が測れる時代ではない、という趣旨のことが書かれてあった。 個人的にも、「経済成長」を声高に言い募る人は、はっきり言って好きになれない*1。いわゆる「停滞容認論」は、内容的には凡庸なところはあるが、「成長」と言われてもかえってしんどくなるという時代状況が要求しているものであり、経済成長と幸福感が一致しないというのも、それ自体は厳然たる事実である。ただ「停滞容認論」といっても一様ではない。「停滞容認論」を構成しているのは、大きく言って以下の三つの層だろうと思われる。 第一には、「ワーキングプア」「フリーター」などの低所得層・貧困層(とその周辺の活動家たち)である。彼らは、「成長」の名のもとに社会的に排除されて、一方的に「自己責任」を押し付けられてきたという思いを持っている。政権与党や財界・エコノミストが「成長」を呼号し、また実際に「経済

    「停滞容認論」について - dongfang99の日記
  • 専門知の振りをした世間知 - dongfang99の日記

    「専門知」と「世間知」の対立は、近代社会の宿痾とでもいうべきものである*1。特に現代社会においては、学問の専門分化(タコツボ化)が進み、専門家の議論がより高度で難解になる一方で、専門家に対する社会的威信や影響力が傾向的に低下している。その結果として、世間知の存在感が相対的に強まっている印象がある。 この現代的な難問に対して専門家は、以下の二つの態度で対応しているように思われる。 1)人々を丁寧に説得することを断念し、世間知に「ただ乗り」にして自論に説得力をもたせようとする。たとえば、家計の比喩で国家財政を語ることなど*2。 2)世間知が間違っている、ということを専門知の立場からひたすら言い続ける。たとえば、モノが安くなっても経済全体が停滞するだけであると強調することなど。 もちろん、より良心的なのは2)の立場の人だが、世間知にどっぷりつかっている大多数の人は、専門知の人の議論に接する機会が

    専門知の振りをした世間知 - dongfang99の日記
    sarabanda
    sarabanda 2010/01/30
    「世間知の常識を専門知でひっくり返すこと自体に快楽を見出しているような専門家が少なくないが、それは一部の『頭のいい人』に知的優越感を与えることはあっても、広範な人々の納得感を獲得することは断じてない」
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