「不毛な議論」 http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20060519#p1 問題意識はわからなくはない。しかし、自分が好ましいと思う「規範」(=「専門性」)への期待と、その観点からの現実批判へと急ぐ前に、そもそもなぜ、大企業の人事担当者が「官能」が大事であるといったり、企業が新入社員に対して「技術や知識、独創性や論理性などより、職場での協調性と向上心を持って成長していくこと」といった曖昧な期待を抱くのか、その理由をじっくり考えるのが先なのではないか。社会科学者である本田先生にとって、労務屋さんは論争相手である前に、分析対象であるはずだ。 本田先生の提言は、極論すれば、就職活動を、高校入試や大学入試と同じようなものにしましょう、というものに近いと思う。高校入試や大学入試においては、まだまだきちっとした選考基準があり、客観的な選別が行われてる。就職活動においても、高