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ブックマーク / sivad.hatenablog.com (9)

  • ウマ、ヒツジ、ライオン、インパラの問題 - 赤の女王とお茶を

    “Bombers”の訳語から見える立ち位置 まず、村上春樹@エルサレムに関するわたしのとらえ方はこちらに書いてあることを基としてください。 私は氏を偉大な文芸家だと思っていますが、政治的思想的な期待は持っていません。美しい文章を書くことのみをもって尊敬しています。 もちろん政治や思想にも優れた作家はいると思いますが、村上春樹をそういうタイプだとは思っていません。マイルス・デイビスではなくスタン・ゲッツといったとこでしょうか。 したがって、Bombersを「爆弾兵」と解釈したから村上は最悪だ、とは思いません。村上的だ、とは思いますが。 その上で。 Bombers and tanks and rockets and white phosphorus shells. ですが、4つの要素を並べていますね。 まず気になるのは”rockets”です。 mojimojiさんもおっしゃるように、これにハ

    ウマ、ヒツジ、ライオン、インパラの問題 - 赤の女王とお茶を
    sarutora
    sarutora 2009/03/01
    >マイルス・デイビスではなくスタン・ゲッツといったとこでしょうか<うまい!
  • 赤の女王とお茶を - Youtubeで読むジャズ史「東京大学のアルバート・アイラー」(その2)

    それでは第2部です。今回ちょーっと長くなりそうです。第1部はこちら。 ハードバップにおいて非常に完成度の高いフォーマットを作り上げたジャズですが、まさにそれ故に誰がやっても同じような作品ができてしまう、というジレンマに陥りました。 ここで止まっていれば、古き良き伝統音楽として歴史に残るに留まったのかもしれません。 しかし、激動の20世紀という時代、そして若い才能がそれを許さなかったのです。 モード理論の誕生 まず大きく舵を切ったのはマイルス・デイビス(Tp)でした。 マイルスはチャーリー・パーカーの元でビバップを学び、独立後はハードバップの旗手としてすでに大きな成功を収めていました。二日間で録音したといわれる”〜ing”四部作”*1や、「Round About Midnight」はハードバップの名演として現在でもマストアイテムです。 しかし、彼と彼の仲間達は前進をやめませんでした。 ビバッ

    赤の女王とお茶を - Youtubeで読むジャズ史「東京大学のアルバート・アイラー」(その2)
    sarutora
    sarutora 2007/02/14
    セッションしたいですねー
  • 赤の女王とお茶を - Youtubeで読むジャズ史「東京大学のアルバート・アイラー」(その1)

    菊池成孔師匠の例の読んでます。歴史編、通称「青」のほうですね。 東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編 作者: 菊地成孔,大谷能生出版社/メーカー: メディア総合研究所発売日: 2005/05/01メディア: 単行購入: 5人 クリック: 74回この商品を含むブログ (185件) を見る流石に面白い。 人が言うように、かなり和声主義的な「バークリー史観」ですから異論は多いと思いますが*1、ジャズを手っ取り早く俯瞰するには最良の書ではないでしょうか。特に聴くだけでなく「やってみたい」人向きには随一だと思います。 しかしモノは音楽、ことにジャズ。やっぱり聴いて、見てナンボですよね。 ここは一つ、みんな大好きなYoutubeを使って(Web2.0!)菊池流ジャズ史を追ってみようではありませんか。 プレ・モダン・ジャズ 「モダン」成立以前のジャズです。ブルーズやゴスペル、

    赤の女王とお茶を - Youtubeで読むジャズ史「東京大学のアルバート・アイラー」(その1)
  • 2006-05-22

    http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20060521/p1 親は、子供の成長を阻害するような害悪を加えないかぎり、思い上がっていてもいいし、逆に謙虚であってもいい。科学的な態度である必要はないし、科学的な研究の知見を前提にする必要もない。しかし、一度その思い上がりによって子供を傷つけていることに気がついたときには反省をすべきである 御意。 それが科学的でない、という批判は結構。しかし、それだけで主観的な判断を禁止することはできません。子供に明らかな害がない限り、親は子に良かれと思うことを施す自由がある。そして、外野にはそれを批判する自由がある*1。 自由とは批判を受けないことではないし、批判とは「力」で禁止することではない。 このあたりの感覚が昨今なんだか曖昧すぎるように思います。まあ、昨今、ではないのかもしれませんね。 日では「(集団による)批判」と「空気に

    2006-05-22
    sarutora
    sarutora 2006/05/23
    >自由とは批判を受けないことではないし、批判とは「力」で禁止することではない。このあたりの感覚が昨今なんだか曖昧すぎるように思います。
  • レイプ・痴漢の非対称性:赤の女王とお茶を:2006-05-07

    復帰。 やはりK市の魚は旨いですね。あと「Vフォー・ヴェンデッタ」いいねぇ。。「リベリオン」も観たくなった。 特攻隊で笑わせろ そもそも大日帝国海軍が特攻隊員に行ったのは、奇術でいうところの「フォース」、つまり「相手にこちらの思うとおりのカードを引かせる心理的トリック」であって、実のところ隊員たちに選択肢など存在していなかったともいえる。若者が強制的にババをひかされる姿がそんなに美しいかと。 まあ個人的には、過程はどうあれ、人のために自己犠牲を遂行する若者の姿に一種の美しさを感じるにやぶさかではありません(この場合は相手を殺すため、というのが引っかかりますが)。 ただ、「自己犠牲を行う若者」をコインの表とするならば、その裏には「自己犠牲を行わせる老人」が存在しています。 「(若者に)自己犠牲を行わせる老人」*1 *2。 こちらはどう見ても美しいとは思えません。というか醜い。 「特攻隊」の

    レイプ・痴漢の非対称性:赤の女王とお茶を:2006-05-07
    sarutora
    sarutora 2006/05/08
    >「自己犠牲を行う若者」をコインの表とするならば、その裏には「自己犠牲を行わせる老人」が存在しています。(…)「特攻隊」の美しさを語るのなら、同時に「特攻させ隊」の醜さを語らねばなりません。
  • パンドラの箱がひーらいた - 赤の女王とお茶を

    内田樹氏のこのエントリ『階層化=大衆社会の到来』 http://blog.tatsuru.com/archives/000880.php、僕にはかなり意味不明でした。何を問題にしているのかよく分かりません。 『大衆社会』。 自分以外のいかなる権威にもみずから訴えかける習慣をもたず ありのままで満足している えっと。こんなもの、日はず〜っとそうだったのではないでしょうか。人々が妙な上昇意欲を燻らせ、社会に不満をぶちまけ始めたのはつい最近、バブル崩壊以降のことでしょう。 それまでは何時の時代も、「大衆」は自分なりの満足を設定し、「権威」のことなど大して考えずにやってきました。「階層」だって、実際のところはそう簡単に移動できた時代などなかったのではないでしょうか。ただ単に、高度成長によってパイがでかくなった結果、階層の差が見えにくくなっていただけのような気がします。 じゃあ結局何が問題なのか、

    パンドラの箱がひーらいた - 赤の女王とお茶を
    sarutora
    sarutora 2006/05/06
  • 生存適者日記■「モテない国家」

    http://www.asahi.com/edu/news/TKY200604120338.html 自民党は結党時の「政綱」で「祖国愛を高揚する国民道義の確立」をうたう。昨年10月に決定した党新憲法草案の前文も「国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務」を掲げる。 安倍官房長官は今年2月、ライブドアの堀江貴文前社長が逮捕されたことについて「やっぱり教育の結果だ」として、「教育法は改正しなければならない。『国を愛する心を涵養(かんよう)する教育』をしっかり書き込んでいきたい」と語った。 国まで「愛されたい症候群」ですか。「オマエはオレを愛すべき!」てな感じでしょうか。 国民にモテたい国家。でもモテない国家。にしても権力をカサにきて愛を迫るのはセクハラじゃなかったでしょうか。 法律で国民にストーキングする前に、憲法に 「政府は国民に愛される日国をつくる義務を持つ」 とか書い

    生存適者日記■「モテない国家」
    sarutora
    sarutora 2006/04/15
    >国民にモテたい国家。でもモテない国家。にしても権力をカサにきて愛を迫るのはセクハラじゃなかったでしょうか。
  • そりゃ違う - 赤の女王とお茶を

    と思います。 http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20060315 araiさんへの文章のようですが、一応こちらにもTBがあったので少々応答しておきます。 まず、根的な認識の違いとして、僕は内田樹ブログの文章を「パフォーマティブ」なものだと捉えています。理由は簡単で、「コンスタティブ」な分析に耐えるものではないからです。データどころか、定義すら明示していない訳ですから、逆にいえばどうとでも取れるわけで、それをコンスタティブに分析しようとすることは単にその書き手の価値観や姿勢を表明するに過ぎません。Kawakitaさんやkhideakiさんがどう分析しようと自由ですが、それはご自身のスタンスを表しているだけですし、決してコンスタティブな「正解」は出てきません(労作をしたためられた後で悪いのですが)。 従って、Kawakitaさんやkhideakiさんがaraiさんや僕の意

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    sarutora
    sarutora 2006/03/18
  • 2005-01-26

    http://d.hatena.ne.jp/kitano/20031201 少子化を防ぎたいなら若年層の出産を奨励、支援するのが上策なんですけどね〜。 淫ら淫ら、といいますが、そういえばいうほどしたくなるのが「淫ら」というもんですよ。ですからここは逆に、「高校/大学で結婚・子供を持とうキャンペーン」を都で率先して進めるのはいかがでしょう。 夫婦生活になってしまえば、それはもう「不純」ではありません。しかも少子化にも効果テキメン! どうすか石原さん。 件の内田氏やR30さんのところ。 http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2005/01/shutodai.html#more なんか内田氏んとこ最近発火が多いですね。個人的なノスタルジーが絡むとやっぱり筆が滑るもんなんでしょうか。 ていうか、別にクビ大だけが失敗なわけじゃないですよね。そもそも日の大学はヨーロッパ

    2005-01-26
    sarutora
    sarutora 2005/06/26
    >要するにクビ大は象徴に過ぎません。日本の大学人に石原さんや西澤さんを笑う資格はないってことですな。
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