新しい公共づくりの一環として、藤沢市は2010年度から「公民連携事業化提案制度」を始める。同市の事業やサービスのすべてについて、自由な発想による事業提案やアイデアを募るもので、県内の市町村では初の試みだという。 同制度の目的は、「豊かな公共」を「小さな政府」で実現するため、最も効率的・効果的なサービスを提供すること。行政と市民・市民ボランティア、NPO、大学、企業などとの連携、協働による新しい公共づくりの一環と位置づけている。 応募資格は民間企業、NPO法人、そのほかの法人、地域の団体などの任意団体と個人。7月12日から8月23日まで提案を受け付け、有識者らで構成する市公民連携事業化提案審査委員会で審査する。 審査結果は採択、継続検討、不採択に分け、9月末に通知する。採択された提案は、市が課題整理や調整を行い、事業化の検討を進めて実現の可否を決定。事業者の選定に当たっては、アイデアを