日本政府が2023年度から5年間の防衛費の総額を約43兆円へと大幅に増額することについて、中国外務省は「地域の緊張をあおり、非常に危険だ」と主張しました。 政府は防衛装備品の調達目標などを定める「中期防衛力整備計画」に2023年度から5年間の防衛費の総額を約43兆円にすることを盛り込む方針です。 こうした動きについて、中国外務省は6日の会見で「日本の防衛予算は10年連続で増加している」と指摘したうえで「地域の緊張を煽り非常に危険だ」と批判しました。 また、日本に対して「平和の道を堅持できるか強い疑問を持たざるを得ない」と述べたほか、アジアへの侵略の歴史を例に挙げて「軍事領域で言動を慎むべきだ」と強調しています。