Windows上で日本語入力時のかな漢字変換を行なうIME。マイクロソフトの「MS-IME」、ジャストシステムの「ATOK」が二大巨頭としておなじみの存在である。しかし、ネット上で日々生まれる新しい造語や表現、ゲームやアニメなどのキャラクター名が加速度的に増加している状況では、標準の変換辞書では(特にヘビーなネットユーザーにとっては)満足できない場面も多い。 そこで変換辞書をインターネット上に置き、ユーザー参加型でどんどん単語を追加しようというプロジェクトが、慶應義塾大学理工学研究科の修士課程で学ぶ、奥野 陽氏によって進められている。それが「Social IME ~みんなで育てる日本語入力~」である(関連記事)。 Social IMEは同サイトで、Windows用プログラムが用意されているので誰でも利用できる。変換辞書だけでなく、変換エンジンもすべてオンライン上に用意されているのが特徴で、