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ブックマーク / blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp (5)

  • 長尾のブログ2.0: 先駆者になるために

    4年ほど前に、僕たちが研究開発している個人用知的移動体ATを、アメリカのMITのある教授に見せたときにこう言われた。 「これはアナザー・セグウェイ(要するに、セグウェイの二番煎じという意味)か」 それに対して、僕は、ATとセグウェイの違い(立ち乗り用から座り乗り用への変形機能、無線による連携協調走行機能など)を説明した後で、「これはセグウェイではない。ATという新しい乗り物だ」と言った。 確かに、セグウェイに影響を受けたことは間違いない。 しかし、僕たちはセグウェイの先にあるものを作ろうとしているのであり、アナザー・セグウェイと呼ばれるようなものを作っているのではない。 しかし、トヨタが先日発表したウィングレットという乗り物は、アナザー・セグウェイとしか言いようがない。 「自分たちはセグウェイをより小さく作れます」ということを誇示したいためにこれを作ったのだろうか。 セグウェイと違って体重

    se-mi
    se-mi 2008/08/13
    物作りにおいて、焼き直しに過ぎないものを作ってもしょうがないよね、という話。重要。
  • 長尾のブログ2.0: ウィノベーション(Wiinnovation)

    表題は、任天堂の最新のゲーム機の名称Wii(ウィー)とInnovation(イノベーション。革新)を合わせた言葉である(そのまんまで恐縮です)。 以前にこのブログで紹介した「超ダートマス会議」の賞品としてWiiを購入したときに、ちょっと興味が湧いたので、研究用にさらに3台購入して、いろいろ試してみた。 実はゲームマシンを購入したのは生まれて初めてのことである(ゲームPCで十分だと思っていた)。 Wiiリモコンとそのユーザーインタフェースはまったくすばらしい。 民生用のデバイステクノロジーに心が躍らされたのは、最近ではiPod(特にクリックホイール)以来である。 ケータイやカーナビに続いて、世界に誇れる日の情報技術がまた一つ誕生したのだな、と思う。 これを作ったことで任天堂はさらに大きく飛躍し、作れなかったことでソニーは(この業界で)敗北したのだと思う。 日の家電メーカーは、Wiiのテ

    se-mi
    se-mi 2007/07/03
    ちょっと褒めすぎな気も。
  • 長尾のブログ2.0: 未来の話ができますか(前編)

    連休中にやろうと思っていたことの半分もできなくて残念です。 ワードローグのコーディングも途中で投げ出したままだし、の原稿も完成してないし。。。やれやれです。 つくづく未来の予測はむずかしいと思う。 PDF(Portable Document Format)やドローツールのIllustratorで有名なAdobe(アドビシステムズ社)が、SVGScalable Vector Graphics)のサポートを停止する(正確には、SVG表示ソフトのSVG Viewerに関して、2007年末にサポートを、2008年末に配布を終了する)、という発表をしたのを聞いて、「しまった、読みを間違えた」と思ったのである。 SVGは、PDFとほぼ同じ表現能力を持つ、Webブラウザ向けのベクターグラフィック言語のことである。 実は、SVGが発表され、Adobeがそのビューア(Webブラウザのプラグイン)を公開し

    se-mi
    se-mi 2007/05/08
    SVG終了のお知らせ
  • 長尾のブログ2.0: yosemite: HowTo型コンテンツのコライティングツール

    ちょっと間があいてしまいましたが、IPA未踏ソフトウェア創造事業の成果の紹介の続きです。 今回は(おそらく次回も)「なんでこれを採択したのか?」あるいは「これのどこが未踏ソフト?」といったクレームがたくさんあるのではないかと思います(真摯に受け止めたいと思いますので、好きなようにコメントしてください)。 僕の判断では、プロジェクトの企画そのものは悪くなかったのですが、開発者が質的な部分を見誤ってしまい、やるべきことをやらなかったためにろくな成果が出なかったということです。 Wikipediaのような、オンラインで不特定多数の人間が協同執筆できる事典が現れたこともあって、コミュニティによる協同コンテンツ制作という考えは一般的なものになりつつあると思います(そもそもWikiはそういう思想で設計されたツールですし)。 ただし、事典のようなそれぞれの項目がある程度独立しているものならともかく、テ

    se-mi
    se-mi 2007/04/12
    「不特定多数の参加者を前提としたシステムは、独りよがりなものを作って悦に浸っていないで、早く実装して早く公開して、必要に応じてブラッシュアップを繰り返していくべきもの」→Web2.0的
  • 長尾のブログ2.0: Google、名大に来る

    今週の金曜日に名古屋大学で以下の講演会を行います。 僕は前座なので僕の話はあまり重要ではありませんが、その次のグーグルの高林さんの講演は聞く価値が大いにあると思います。 彼はすごくセンスのいい技術者で、テキスト検索のNamazuやソースコード検索のGonzuiなど、僕には絶対に思いつかない名前のシステムを続々と作り出し、その筋の人には一目置かれている人物です。 彼は、僕が以前に所属していたソニーコンピュータサイエンス研究所というところの研究員をしていたこともあります。 この研究所は少なくとも僕が入社した頃はとても活気があって、わくわくする場所でした。 研究所の一般公開では「ついさっきプロトタイプができました。実はまだデバッグ中です」なんていうシステムをデモしたりしていました。 僕なんか、直前に何日も徹夜してぎりぎりで人に見せられる状態にした、なんてことがよくありました。 研究員のみんなが「

    se-mi
    se-mi 2006/03/15
    高林さん
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