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ゲーマーゲートの検索結果1 - 40 件 / 45件

  • 脳の2割を失い女王に昇格 インドクワガタアリの驚くべき生態明らかに

    女王アリが死亡した時点から、コロニーのメスの7割ほどが闘いに加わり、争いは最長で40日間ほど続く...... Credit...Clint Penick <女王アリとして生殖能力を高めるために脳の一部を犠牲にする、ユニークなアリの生態が判明した......> 脳の大きさを変化させるめずらしい生態が今回明らかになったのは、インドクワガタアリと呼ばれる体長2.5センチほどの大型のアリだ。大きな眼とまるでクワガタのような大アゴが特徴的で、インドの湿潤な平野部に多く生息している。体長の4倍ほどの距離をジャンプして獲物を狩ることから、ジャンプアリの別名でも呼ばれる。 脳の衰退の前提として、まずはそのユニークな繁殖システムを把握しておきたい。多くのアリの種では、女王アリとなるべき個体は孵化直後から決まっている。ところがインドクワガタアリの場合、すべてのメスのアリにチャンスがある。コロニーの大多数のメス

      脳の2割を失い女王に昇格 インドクワガタアリの驚くべき生態明らかに
    • アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む

      紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 原題 著者について はじめに オバマの希望からハランベの死まで 第一章 リーダー不在のデジタル反革命 第二章 逸脱のオンライン・ポリティクス 第三章 オルタナ右翼のグラムシ主義者たち 第四章 ブキャナンからヤノプルスまでの保守文化戦争 第五章 「Tumblr」からキャンパス・ウォーズへ:美徳のオンライン経済における希少性の作り方 第六章 「男性圏」を覗いてみると 第七章 よくいる女、リア充、マスゴミ 結論 「ネタだよ」と言われてももう笑えない 評価(評者・田楽心) お知らせ ★その1 サイト運営者の一人、青野浩の翻訳書が出ます。 ★その2 友人が最近本を出したので、よろしくお願いします。 紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 2016年のトランプ当選を受けて、アメリカ人の多くが、2008年のオバマ当選時との「不可解なギャップ」に首を

        アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む
      • 米政界を揺るがすQアノンの正体は2ちゃんを乗っ取ったジム・ワトキンズ?

        Photo by Markus Winkler on Unsplash なんということでしょう。アメリカの政治を揺るがす陰謀論Qアノンの中核「Qアノン」は、2ちゃんねるを西村博之氏(以下「ひろゆき」)から乗っ取ったジム・ワトキンズの可能性が濃厚らしいのであります。 誰が言っているかというと、Qアノン(というオンライン上のペルソナ)が活動していた8chanの創設者、フレデリック・ブレナン。 長くなってしまったので目次: Qアノンとは2ちゃんねる・4chan・8chanの関係2ちゃんをめぐる「ひろゆき」vs ジム・ワトキンズの戦いジム・ワトキンズの8chan獲得Qアノンというオンラインペルソナの登場とジム・ワトキンズの野望ナチスドイツとQアノン (9/25追記 このポスト自体が根拠のない陰謀説と言ってる人たちがいる。確かに末尾に書いてある情報ソースまでたどり着かない人も多いと思うのではじめに書

          米政界を揺るがすQアノンの正体は2ちゃんを乗っ取ったジム・ワトキンズ?
        • 「4chan」をひろゆき氏が所有運営していることなどが、英語メディアで追及されている(WIRED) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

          冒頭に追記 ちょっとおもしろ4コマ 最近テレビに出まくりの某氏に対するテレビ勢とインターネット老人会の見解の相違 pic.twitter.com/p1jwfA2TZI— 牛帝 (@gyutei_4koma) May 28, 2022 本題 www.wired.com ※その後の反響にて思う。 この元記事を、本格的な英語使いがちゃんと読んで全部紹介解説すればもっと読まれると思うよ? ごく冒頭部のみ、「引用」として紹介しよう 2022年5月26日、上記リンクの「WIRED」より引用 この記事の機械翻訳、冒頭部より 4chanの所有者は誰ですか? 悪名高い画像掲示板と銃乱射事件との関係は長い間明らかでしたが、日本のおもちゃメーカーとの関係は非常に不透明なままです。 過去19年間、画像掲示板4chanは、ゲーマーゲート、QAnonの始まり、特定のブランドのオンライン人種差別の……(後略) 原文冒頭

            「4chan」をひろゆき氏が所有運営していることなどが、英語メディアで追及されている(WIRED) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
          • 反フェミニズムの論点|小山(狂)

            反フェミニズム(アンチフェミニズム)的言論の盛り上がりが無視できない規模になってきた。少なくない人々がそう感じているようだ。 そこで本稿では、この分野にあまり詳しくない初学者に向け、反フェミニズムとはどのような諸言論によって構成されているのか、可能な限り客観的な視点でまとめてみたいと思う。 筆者の個人的な意見はここでは述べない。あくまで「反フェミニズム」を構成する諸言論の思想地図を作成することが目的である。 それでは始めよう。 ①平等主義からのフェミニズム批判反フェミニズム論壇において現在(2021年4月)活発に議論されているテーマのひとつが、社会的不平等の文脈に基づく異議申し立てだろう。 これらの主張はふたつに大別できるように思う。男性差別に対する異議申し立てと、告発権力の格差に対する異議申し立てだ。 「マスキュリズム」もしくは「弱者男性論」マスキュリズム/弱者男性論とは、男性差別に対す

              反フェミニズムの論点|小山(狂)
            • Access Accepted第799回:「アサシンクリード シャドウズ」から始まった“弥助問題”を考える

              Access Accepted第799回:「アサシンクリード シャドウズ」から始まった“弥助問題”を考える ライター:奥谷海人 ここのところ,「アサシンクリード シャドウズ」が大きな論争を巻き起こしているのは,もはやゲーマーでならずともご存じのことだろう。戦国時代に宣教師によって日本に連れて来られて,織田信長の庇護を受けて小姓になったという歴史上の人物“弥助”が主人公となる本作。Ubisoft Entertainmentは「歴史に基づいたフィクション」であると念を押すものの,次々に発見される体たらくが注目されるばかりでなく,最近ではゲームに収まらない問題へと焦点が変化している。Ubisoft Entertainmentが公式に謝罪を出す事態にまで発展しているものの,まだまだ議論は収まる気配を見せていない。 20年近い歴史を誇る人気ステルスアクションシリーズに起きた論難 “弥助”は,日本の戦

                Access Accepted第799回:「アサシンクリード シャドウズ」から始まった“弥助問題”を考える
              • 自分を責める気持ちが湧いてきて…呉座勇一氏“中傷投稿”問題、北村紗衣氏が語る「二次加害の重み」 | 文春オンライン

                自身の鍵付きツイッターアカウントで、女性蔑視発言や、誹謗中傷を繰り返していた人気歴史学者・呉座勇一氏(国際日本文化研究センター助教)。誹謗中傷の主たるターゲットであった北村紗衣氏(武蔵大学准教授)による「ツイートのスクショ公開」が、この一連のハラスメント行為を暴くきっかけとなった。 呉座氏の謝罪で幕を引いたかに見えるこの騒動、しかし実際には第三者による北村氏への新たな加害が続いている。呉座氏とその周辺の人々が「フェミ」と嘲笑し愚弄した女性研究者は、今どんな思いで日々を過ごしているのか。当事者である北村紗衣氏に聞いた。(前後編の後編/前編を読む) 自分を責める気持ちがどんどん湧いてきてしまう ――北村先生の活動がツイッターで注目される理由のひとつに、寄せられるリプライに淡々と反論するスタイルがあると思います。「わきまえろ」の圧力を日々感じている人にとっては、あぁこういうやり方があるんだとすご

                  自分を責める気持ちが湧いてきて…呉座勇一氏“中傷投稿”問題、北村紗衣氏が語る「二次加害の重み」 | 文春オンライン
                • Access Accepted第803回:「CONCORD」のローンチ失敗にみる,ゲーマーコミュニティに芽生えるアンチDEIの現状

                  Access Accepted第803回:「CONCORD」のローンチ失敗にみる,ゲーマーコミュニティに芽生えるアンチDEIの現状 ライター:奥谷海人 ソニー・インタラクティブエンタテインメントがローンチしたばかりのライブサービス型アクションゲーム「CONCORD」が,たった2週間という短い期間でサービス終了した。ことは,晩夏最大のゲーム系ニュースになった。近年「DEI」や「ゲーマーゲート 2.0」,そして「ウォーク」などというキーワードがゲーマーコミュニティの間で囁かれてきたが,ゲーム業界は理想と現実の狭間で大きな転機を迎えざるを得ない状況になりつつある。 「CONCORD」という奇妙なライブゲーム 2024年9月6日,ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のヒーローシューター「CONCORD」(PC/PS5)が,たった2週間というあまりにも短命なライブサービスを終了させた

                    Access Accepted第803回:「CONCORD」のローンチ失敗にみる,ゲーマーコミュニティに芽生えるアンチDEIの現状
                  • 「表現の自由」の名のもとに誰かの表現が抑圧されるなら、それは「自由な表現環境」と言えるのだろうか » p2ptk[.]org

                    「表現の自由」の名のもとに誰かの表現が抑圧されるなら、それは「自由な表現環境」と言えるのだろうか投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2024/6/72024/6/7 Electronic Frontier Foundation インタビュアー:ジリアン・ヨーク イーサン・ザッカーマンはマサチューセッツ大学アマースト校の教授で、公共政策、コミュニケーション、情報学を担当している。彼は現在、Institute for Digital Public Infrastructureという新しい研究センターの立ち上げを進めている。長年にわたり、彼はテックスタートアップ(Tripod.com)や非営利団体の創設者(Geekcorps.org)、共同創設者(Globalvoices.org)として活動し、その間一貫してブロガーでもあった。 ※ このインタビューは、長さと明瞭さのために編集された。

                      「表現の自由」の名のもとに誰かの表現が抑圧されるなら、それは「自由な表現環境」と言えるのだろうか » p2ptk[.]org
                    • 時代遅れなフェミニスト議連が老害でキモい

                      Twitter上で議論が錯綜している、自分の気持ちの理解のためにも、論点を整理してみたい。とにかくめちゃくちゃムカついてるし、フェミニズムを失墜させる最悪な出来事だと思う。 1. フェミニスト議連(地元の市議を含む)という団体が女性を表象した表現に対しどこからOKかという線引きをし、削除を求めることをしていいのか? →権力が安易に表現規制をしていいのかという問題 自分としては、これはダメだと思う。女性表象云々の問題ではなく、表現規制に対する権力の濫用には反対する立場だからだ。民間から「これはさすがにエロいんじゃない?」とか、市民や県民の多くが異議を唱えるならいいが、議連という県警が忖度する可能性のある立場から、表現の線引きを行うことは非常に危険なことだと考える。表現をどう感じるかは自由だが、議員という立場から物を言うということの重大性を認識するべき。 実際のところ、千葉県警は議連だから忖度

                        時代遅れなフェミニスト議連が老害でキモい
                      • Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【6】 サイバースペースにおける「言論の自由」の社会実験の失敗/下

                        サイバースペースにおける「言論の自由」の社会実験の失敗/下 Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【6】 清義明 ルポライター ゲーマーゲート事件で、アメリカの匿名掲示板に分岐点が生じたと書いた。そして、西村博之氏がオーナーになって、日本基準ともいえる自由放任主義の掲示板になった4chanがオルタナ右翼と差別主義者に完全に乗っ取られたかのようなダーク無法地帯となった。 西村氏の前のオーナーであるクリストファー・プール氏は、まだゲーマーゲート事件の書き込みの規制を行い、なんとか騒ぎをおさめようとしていた。その時に、ゲーマーゲート事件の書き込みの規制に反発したユーザーが新しく使いだしたのが、8chanである。 Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【1】 Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【2】 Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【3】 Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【4】 Q

                          Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【6】 サイバースペースにおける「言論の自由」の社会実験の失敗/下
                        • Access Accepted第791回:“ゲーマーゲート 2.0”勃発で露わになるゲーマーとゲーム業界の乖離

                          Access Accepted第791回:“ゲーマーゲート 2.0”勃発で露わになるゲーマーとゲーム業界の乖離 ライター:奥谷海人 2024年に入ってから,アメリカを中心としたゲーマーコミュニティの間で話題になっているのが,ゲームエンターテイメントでの性別・差別表現の是正について意見を異にする人々がぶつかり合う“ゲーマーゲート 2.0”だ。「DEI」と言われる最近のムーブメントを盾に,脚本や世界設定の修正を主な活動とするコンサルタント企業Sweet Babyが,ゲームをダメなものにしていると集中砲火を浴びている。 より多くの人が共感できるストーリー作り,のはずが…… 10年ほど前にアメリカで大きな問題になった「ゲーマーゲート(GamerGate)」を覚えているだろうか。詳しくは当連載の「第440回:北米ゲーム業界を揺るがす“ゲーマーゲート”問題」を見てほしいが,一時は死語となっていたこの問

                            Access Accepted第791回:“ゲーマーゲート 2.0”勃発で露わになるゲーマーとゲーム業界の乖離
                          • ファンの開発者攻撃も…“分断”が進むゲーム界隈でApexが異色な理由【本日Switch版配信】

                            Unsplashより少し前、あるtwitterユーザーの「合コンで使えるApex用語」という投稿がゲームApex Legends(以下、Apex)の日本のファンコミュニティを中心に大きな話題となった。 現在は該当のツイートは削除されているため詳しくは触れないが、Apexにおける用語を”隠語”として活用し、飲み屋での光景や行為を相手の女性にバレないように共有しようという内容である。それはいわゆる「飲み会あるある」的なものだったが、一部の項目に「女性を泥酔させて、性行為に持ち込もうとする」ような内容が存在していたことで、該当ツイートには多くの批判意見も寄せられていた。 こういった議論が生じた際によく出てくるのは「あくまでジョークであって、別に本気で言っているわけではない」という反応である。実際にこのツイートについても同様の擁護意見を多く確認することが出来た。 正直なところ、このような光景は(A

                              ファンの開発者攻撃も…“分断”が進むゲーム界隈でApexが異色な理由【本日Switch版配信】
                            • 「女オタク論」の盛り上がりと、「男オタク論」の方がむしろピンチかもしれない話 - 深紫の雑記帳

                              「女オタク透明化されてる問題」はたびたびインターネットで話題になる話だ。ガンダムのような男性向けっぽいコンテンツも昔から女性人気が高かった事とか、コミケの参加者に女性も多かった事、「腐女子」以外の女オタクも居るという事はたびたび忘れ去られ、思い出される。 そういう事を繰り返し見ていて、ふと思った。「女オタクって、言うほど透明化されてるか?」と。 オタク論の現在地としては、むしろ女オタクを扱ったオタク論は今かなり熱気のある分野であり、女オタク当事者による研究やエッセイの本が、結構なペースで出版されている。『成功したオタク』なんて映画もあったが、あれも主に女オタクによるファンダムを扱った内容だ。 毎年卒業シーズンになるとオタクの大学生によるオタク趣味を題材にした論文が見られるが、あれもだいたい女オタクであるし、ちょっと論文を検索してみても、最近になるほど女オタクを扱った論文*1が目につくように

                                「女オタク論」の盛り上がりと、「男オタク論」の方がむしろピンチかもしれない話 - 深紫の雑記帳
                              • サイバースペースにおける「言論の自由」の社会実験の失敗/上 - 清義明|論座アーカイブ

                                サイバースペースにおける「言論の自由」の社会実験の失敗/上 Qアノンと日本発の匿名掲示板カルチャー【5】 清義明 ルポライター 先日のアメリカ大統領選挙の数日前のことだ。友人からこんな話を聞いた。年上のお世話になっている人が、毎日LINEでこんなメールを送りつけてきて、どう反応していいのか困っているのだという。 そして、そのメールを見せてくれたのだが、本人は善意で注意喚起してくれているのだろう。こんなことが書いてある。 「世界各国で政権交代が起き軍事作戦が展開される。すでに中国軍がメキシコとカナダの国境に展開されている。アメリカの国境警備隊はすでにドローンで迎撃する準備をしている。大統領選挙でバイデンが勝つ可能性は1%もないが、もしなったとしても1カ月も大統領は続けられない。ワシントンでは着々とペロシなどの逮捕の時間がせまっている。そうすれば世界中パニックになる。日本人には影響はないので、

                                  サイバースペースにおける「言論の自由」の社会実験の失敗/上 - 清義明|論座アーカイブ
                                • Colaboと仁藤夢乃さんを支える会、「Colaboの指摘点って重箱の隅突きレベルでしょ?」をリツイート

                                  akhn†🏳️‍🌈🍉かながわ @Hannakngw 有料記事だから全部読めないけど、要旨はこのツイートにまとまってるのかな。 とにかく遂に朝日新聞が取り上げたのはまあ評価。 twitter.com/colabomamoruka… 2023-01-22 20:50:46 Colaboと仁藤夢乃さんを支える会 @Colabomamorukai 暇空氏らの「ゲーム的運動の危うさ」が指摘されています 「筆者の目から見ると、暇空が行っていることはゲーマーゲート事件やQアノンとよく似ている」 「「ナニカグループ」という巨悪についての暇空の主張は、いわゆる「ディープステート」陰謀論と同じ構図」 asahi.com/articles/DA3S1… 2023-01-22 09:49:06

                                    Colaboと仁藤夢乃さんを支える会、「Colaboの指摘点って重箱の隅突きレベルでしょ?」をリツイート
                                  • 日本でくすぶるゲーマーゲート事件の火種

                                    2年ほど見ている、現在平均15000人ぐらいの同接を稼ぐ、ある有名ゲーム配信ストーリマーのチャット欄で、女性・フェミニスト叩きをするコメントが目に見えて増えてきた。中にはフェミニズムとは全く関係のないような話題で、脊髄反射的に「フェミに叩かれる!」「フェミ激怒」などと騒ぐ人もいて、呆れるばかり。 その配信者の視聴者は9割が男ということもあり(本人談)元々ホモソーシャル度が強いコミュニティで、下ネタなども多く、ゲームの中でそういう盛り上がりがあるのはいいのですが、女性共演者に対して過度な性的モノ化、セクハラコメント、加えてミソジニー、インセル入り混じった誹謗など酷い有様で、最近はそういったこともあり見る頻度が減った。 その人は最低限の倫理観は持っていて、他人に迷惑をかけるなというようなことは言うし、組織に所属しておりスポンサーもついていて、結婚もしているので、BANになりそうなことは言わない

                                      日本でくすぶるゲーマーゲート事件の火種
                                    • 「ポルノ無謬論」カチンスキー報告最後の(?)牙城を崩してみた : 九段新報

                                      九段新報 犯罪学オタク、新橋九段によるブログです。 日常の出来事から世間を騒がすニュースまで犯罪学のフィルターを通してみていきます。 これまで九段新報では、ポルノやゲームに悪影響がないとする「エビデンス」を検証し、それらがエビデンスとしての理由に耐えられないものであることを明らかにしてきました。 そのような「エビデンス」のなかでも特に根強い人気を誇るのが、いわゆるカチンスキー報告と呼ばれるものです。これは1970年に行われたアメリカ大統領の諮問委員会で提出されたという、ノルウェーの心理学者カチンスキーによる報告だと「されています」。 なぜ「されています」なのかというと、複数存在するカチンスキーの論文のうち、どれが「カチンスキー報告」として言及されているものなのか全く判然としないからです。つまり、彼らは特定の論文に依拠しつつどれがその論文なのか自分でよくわかっていないという、君らはいったい何

                                        「ポルノ無謬論」カチンスキー報告最後の(?)牙城を崩してみた : 九段新報
                                      • Twitterのツイート規制方針やイーロン・マスク指揮下での最初の2週間の激動についてTwitterのトラスト&セキュリティ部門元責任者が回答

                                        イーロン・マスク氏に代替わりする前からTwitterで有害な情報と戦うためのチームを率いていたトラスト&セキュリティ部門の元責任者ヨエル・ロス氏が、マスク氏がCEOに就任する前と後のTwitterについて紹介しました。 Banning Donald Trump and meeting Elon Musk: Former Twitter safety chief gives inside account - Poynter https://www.poynter.org/fact-checking/2023/banning-donald-trump-and-meeting-elon-musk-former-twitter-safety-chief-gives-inside-account-yoel-roth/ ロス氏はTwitterのコンテンツモデレーションやセキュリティへの取り組みを担当す

                                          Twitterのツイート規制方針やイーロン・マスク指揮下での最初の2週間の激動についてTwitterのトラスト&セキュリティ部門元責任者が回答
                                        • 「リベラリズムは成功したがゆえに失敗した」。欧米で進むリベラルデモクラシーの行き詰まりの原因と今後とは?

                                          トランプ政権で副大統領に抜擢されたJDヴァンスの「ブレーン」として日本のメディアでも取り上げられるようになった政治学者のパトリック・J・デニーンは、2018年の著書『リベラリズムはなぜ失敗したのか』(角敦子訳/原書房)でこう書いている。 リベラリズムは失敗した。リベラリズムを実現できなかったからではなく、リベラリズムに忠実だったからである。成功したために失敗した。 世界でもっとも著名なリベラルの一人であるオバマ元大統領は、リベラリズムを批判するデニーンの著書を次のように評した。 『リベラリズムはなぜ失敗したのか』は考えさせられる本だった。著者の結論のほとんどには同意しないが、この本は、西欧の多くのひとたちが感じている意味の喪失とコミュニティの崩壊について、鋭い洞察を提供している。リベラルデモクラシーは、自らが引き起こす災厄を無視してきた。 デニーンはこの本でどのような主張をし、それがヴァン

                                            「リベラリズムは成功したがゆえに失敗した」。欧米で進むリベラルデモクラシーの行き詰まりの原因と今後とは?
                                          • 【さきよみ】近藤銀河『フェミニスト、ゲームやってる』より「はじめに」全文掲載!|晶文社

                                            ゲームはフェミニズム的にもホットなメディアになっている──。フェミニストで歴史研究者、パンセクシュアルで車いすユーザーの近藤銀河さんが、フェミニズムとクィアの実践の場となっているビデオゲームの世界の面白さを伝えるエッセイ『フェミニスト、ゲームやってる』が5月24日に発売されます。刊行を記念して、同書の「はじめに」の全文を掲載します。 なぜフェミニスト、ゲームやってる ゲームとフェミニズムは相性が悪いのか?「フェミニストがゲームをやってる」という話をすると、「え? フェミニストとゲーム? すごく取り合わせが悪そう」と言われる。 たしかに、そうかもしれない。ゲームは昔「ゲームボーイ」というゲーム機が発売されたくらい、当たり前のように【男の子】のものだった。2014年には「ゲーマーゲート事件」と呼ばれる、ゲームファンたちが女性やセクシュアルマイノリティ、人種的マイノリティに誹謗中傷を加える出来事

                                              【さきよみ】近藤銀河『フェミニスト、ゲームやってる』より「はじめに」全文掲載!|晶文社
                                            • 「昔のインターネットは良かった」のか? - あままこのブログ

                                              前回の記事、おかげさまで多くの人に見てもらえていただけたようで、たくさんのコメントをはてブ・Twitterでいただきました。 amamako.hateblo.jp その中には、「そもそもゼロ年代批評がフェミニズムと親和性があったなんて嘘で、本当はとても男性中心主義的なホモソーシャルの場だった」という指摘があったりして、「それは確かにそうだなー」と思ったりしました。 「ゼロ年代批評」を、「オタクとフェミニズムが結構仲がいい時代」と回顧する記事。こういう時代の「空気」に酷い目にあわされてきた身からすると、Noとしか言えない。大多数のケースでは、フェミニズムやカルチュラル・スタディーズが奪用・脱政治化されてきただけでしょう。https://t.co/Soa0cScIA2— 岡和田晃_NLQ23もうすぐ出ますよ、『〈戦後文学〉の現在形』に津島佑子論と「震災と文学」 (@orionaveugle)

                                                「昔のインターネットは良かった」のか? - あままこのブログ
                                              • ゲームのテーマやモチーフにも使われる「陰謀論」はどのように触れればいいのか。ウォッチャーの雨宮 純氏にその特性や注意すべきことを聞いた

                                                ゲームのテーマやモチーフにも使われる「陰謀論」はどのように触れればいいのか。ウォッチャーの雨宮 純氏にその特性や注意すべきことを聞いた 編集部:Junpoco Deus Ex ゲームのテーマやモチーフに使われる「陰謀論」。イルミナティが暗躍する未来の世界を描く「Deus Ex」や,その名を変えて存在し現代社会で強い影響力を持つテンプル騎士団が登場する「アサシンクリード」シリーズ,そして“世界線”でおなじみ「シュタインズ・ゲート」および陰謀論を共通したテーマにもつ科学アドベンチャーシリーズが有名だが,ほかにもさまざまな作品で陰謀論,またはそれに近しい要素が使われている。 「予言の書かそれとも予測プログラミング(映画やゲームなどをとおして,これから実行される計画をさりげなく予告するという陰謀論)か」と,“未来を予言したカード”として有名になったイルミナティカードこと「イルミナティ ニューワール

                                                  ゲームのテーマやモチーフにも使われる「陰謀論」はどのように触れればいいのか。ウォッチャーの雨宮 純氏にその特性や注意すべきことを聞いた
                                                • アメリカ政府(USAID/米国際開発局)、ゲーマーゲートでポリコレ側に資金提供してた。

                                                  Insurrection Barbie @DefiyantlyFree According to the Columbia Journalism Review, USAID supported 6,200 journalists, 707 news outlets and 279 media sector civil society organizations in 30 different countries. No wonder the news all sounds the same. 2025-02-06 14:57:06

                                                    アメリカ政府(USAID/米国際開発局)、ゲーマーゲートでポリコレ側に資金提供してた。
                                                  • 朝日新聞「Colabo対暇空茜はフェミニストと表現の自由戦士界隈の対立」という認識操作 - 事実を整える

                                                    メディアの常套手段 朝日新聞「Colabo対暇空茜はフェミニストと表現の自由戦士界隈の対立」 朝日新聞の「集団で攻撃、ゲーム的運動の危うさ」藤田直哉寄稿文 「背景にはフェミニストと表現の自由戦士界隈の対立」という認識操作 重要な背景事情をすり替える論法による事実歪曲手法 「他人に語らせる」クオリティペーパー朝日新聞の手法 藤田直哉「Qアノンとよく似ている、日本で国会襲撃や都庁占拠などの光景は見たくない」 メディアで流布される「Colaboへの暇空の攻撃扇動」ストーリーはColabo弁護団の認識由来か 朝日新聞「Colabo対暇空茜はフェミニストと表現の自由戦士界隈の対立」 俺について勝手に書いてるけど出鱈目だな まず、補助金の不正をデマだとしれっとまぜんな 俺は表現の自由戦士じゃねえ どこから突っ込んで良いかわからん、まあ読んで判断してくれ ただまあ悪名は無名に勝るし、悪意のある記事でも俺

                                                      朝日新聞「Colabo対暇空茜はフェミニストと表現の自由戦士界隈の対立」という認識操作 - 事実を整える
                                                    • 脳が小さくなったり大きくなったりするアリ、初の発見

                                                      インドクワガタアリ(Harpegnathos saltator)のコロニーで女王アリが死ぬと、働きアリの間で新しい長を決める戦いが始まる。戦いを勝ち抜いたアリは「ガマゲイト」と呼ばれ、脳の可逆的な縮小など、大きな身体的変化が起こる。 ほとんどの種類のアリのコロニー(集団)では、繁殖できるのはオスと1匹の女王アリだけで、それ以外のメスの働きアリは不妊だ。しかし、インドクワガタアリ(Harpegnathos saltator)は違う。女王アリが死ぬと、働きアリたちが一風変わった戦いを繰り広げ、勝者が新たな女王となって卵を産めるようになる。新女王の卵巣は大きくなり、脳は約20%も縮小することが知られている。 新たな研究により、このインドクワガタアリの新女王が王位を降ろされると再び働きアリに戻り、脳と卵巣が元の大きさに戻ることが明らかになった。このような可逆的変化は、昆虫全体でも知られていなかった

                                                        脳が小さくなったり大きくなったりするアリ、初の発見
                                                      • 批判のできないオタクたち : 九段新報

                                                        九段新報 犯罪学オタク、新橋九段によるブログです。 日常の出来事から世間を騒がすニュースまで犯罪学のフィルターを通してみていきます。 以前『ゲーム音楽を使ってもらった途端これまでの仕打ちを忘れてしまうちょろいオタクたち』という記事を書き、その中でオリンピックにゲーム音楽が使われたことの意味合いを論じました。その直後、ゲームメディアであるGame*Sparkに『東京オリンピック開会式への怒りと絶望…ゲームへのリスペクトがない演出とそれをありがたがる人々が許しがたい【コラム】』という記事が掲載されました。 7月23日、東京オリンピックの開会式が催された。相変わらず東京での感染拡大は予断を許さない状況ではあるが、無観客といえど会場の周囲には多くの人間が集まった。同日朝にはブルーインパルスが飛び、その様子を見るために多くの人々が屋外で空を見上げた。個人的には何から何まで乗れないまま始まったオリンピ

                                                          批判のできないオタクたち : 九段新報
                                                        • 「働きアリが跡目争いに勝利して女王アリになると寿命が5倍に延びる」という不思議なアリの謎が明らかに

                                                          by L. Shyamal 多くのアリでは生まれた時点で女王アリと働きアリが分かれていますが、インドに生息するHarpengathos saltator(インドクワガタアリ)という種は「先代の女王アリが死ぬと働きアリ同士で抗争が勃発し、勝利した個体が女王アリになる」という習性を持っています。こうして女王アリに就任した個体は、もともとは働きアリであったにもかかわらずその他の働きアリの5倍も長生きするとのことで、「女王アリになると寿命が延びる理由」についてニューヨーク大学の研究チームが報告しています。 Insulin signaling in the long-lived reproductive caste of ants | Science https://doi.org/10.1126/science.abm8767 Anti-insulin protein linked to long

                                                            「働きアリが跡目争いに勝利して女王アリになると寿命が5倍に延びる」という不思議なアリの謎が明らかに
                                                          • 【対談#1】藤田直哉×杉田俊介 2022年は、弱者男性やインセルの年だった?――『エヴ・エヴ』『別れる決心』ディズニー作品から考える「新しい男らしさ」 |作品社

                                                            【対談#1】藤田直哉×杉田俊介 2022年は、弱者男性やインセルの年だった?――『エヴ・エヴ』『別れる決心』ディズニー作品から考える「新しい男らしさ」 アカデミー賞を総なめにした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、パク・チャヌク『別れる決心』、ディズニーの作品群、異例のロングラン上映中インド映画『RRR』、新作公開を控える北野武、亡くなったノーベル賞作家大江健三郎の文学まで、その背景にある現在の政治・社会問題や文化批評における「男性性」などを気鋭の二人の批評家が深堀り! アニメ/映画を含むサブカル・エンタメを、さらに楽しむための本格批評対談を2回に分けてお伝えします。 ■問題提起――2022年は、弱者男性やインセルの年?杉田 長い前置きをします。2022年の日本は、インセルや弱者男性たちの氾濫・叛乱の幕開けのような一年でした。たとえば2022年の初頭に、レッド(ブラック

                                                              【対談#1】藤田直哉×杉田俊介 2022年は、弱者男性やインセルの年だった?――『エヴ・エヴ』『別れる決心』ディズニー作品から考える「新しい男らしさ」 |作品社
                                                            • 表現の自由戦士 - Wikipedia

                                                              表現の自由戦士(ひょうげんのじゆうせんし)とは、表現の自由を守ることに情熱を燃やすと自称する反表現規制論者を指す[1][2]ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー(社会正義戦士)に由来するインターネットスラングである[3]。青識亜論のように反フェミニズムの立場から自称する場合もあるが、基本的には蔑称または自虐的に用いられる表現である[3]。類似の概念に、表現規制反対派ムラというものがある。「表自系」、「表自界隈」と呼ばれることもある。 表現の自由戦士はオタクの一部とされることもあり、漫画やイラストの性的表現、ポルノグラフィなどの絡んだ問題における表現規制に対抗している[1][4][5]。憲法学者の志田陽子は、性的なコンテンツを擁護する人々が「表現の自由戦士」と呼ばれるようになったと指摘している[6]。そのため、フェミニスト、多様性や進歩主義に賛同する者としばしば対立する[3][7][8]。

                                                              • なぜブラック・ライヴズ・マターを批判するのか? | ele-king

                                                                日本ではKダブ・シャインによるブラック・ライヴズ・マター批判が話題になったけれど、アメリカでBLM批判の急先鋒といえばキャンディス・オーウェンズである。最初は若い黒人の思想家がドナルド・トランプを称揚していると話題になり、TVでも事あるごとに取り上げられるようになった。2年前にカニエ・ウエストがツイッターで彼女の思想を持ち上げたことで一気に注目の的となり、その直後に2人は急接近したようで、黒人が奴隷になったのは自らにもそう望んだ面があったからだとか、カニエ・ウエストの言動が以前よりもオルタナ右翼に近づいたのは彼女の影響によるところ大だったと考えられる。この秋の大統領選では「Brexit」の「R」を「L」に変えると「民主党からの離脱」を意味する「Blexit」という単語になり、民主党批判のキャンペーンにこのスローガンを使っていたオーウェンズが「ロゴをデザインしてくれたのはカニエ・ウエスト」だ

                                                                  なぜブラック・ライヴズ・マターを批判するのか? | ele-king
                                                                • シリコンバレーの欲が生みだしたアルゴリズムによる虐殺を止める術はあるのか? The Chaos Machine

                                                                  作者:Max Fisher Publisher ‏ : ‎ Little, Brown and Company 刊行日:September 6, 2022 Hardcover ‏ : ‎ 400 pages ISBN-10 ‏ : ‎ 031670332X ISBN-13 ‏ : ‎ 978-0316703321 対象年齢:一般(PG15、むしろ高校生から読んでほしい本) ジャンル:ノンフィクション テーマ、キーワード:ソーシャルメディア、Facebook(Meta)、YouTube(Google)、偽ニュース、陰謀論、アルゴリズム、社会の分断、ジェノサイド 2016年の米国大統領選挙に破壊的な影響を与えたのは「fake news(偽ニュース)」だった。そして、そのfake newsを広めたのがソーシャルメディアだった。選挙の前には、Facebookを通じて読まれていた「ニュース」(カッコ

                                                                    シリコンバレーの欲が生みだしたアルゴリズムによる虐殺を止める術はあるのか? The Chaos Machine
                                                                  • アメリカでは、彼のサイトは大量虐殺に関連づけられ、日本では、彼はスターである

                                                                    ニューヨークタイムズより。 西村博之は、幻滅した日本の若者の代弁者として有名になった。しかし、彼があまり語らないのは、悪名高いウェブサイト「4chan」のオーナーであることだ。 2ちゃんねるを立ち上げ、現在は4chanのオーナーである西村博之(左)と作家の乙武洋匡(6月、東京都内)。Credit...Ko Sasaki for The New York Times BY ベン・ドゥーリー 彼はソーシャル メディアで何百万人ものフォロワーを獲得し、日本社会の失敗について意見を述べている。彼は、日本最大のファッションショーのキャットウォークに登場し、国民に投資を促す政府のビデオに出演した。全国的な世論調査では、高校生が彼を首相候補の筆頭に挙げている。 西村博之は、自国の厳格なルールに縛られている日本の若者たちに自分の存在をアピールし、日本では非常に有名な起業家、作家、コメンテーターとして広く知

                                                                    • アメリカで社会の「リベラル化」によって、生まれた過激なカウンターカルチャー「マノスフィア(manosphere)」。トランプ大統領は必然だったのか?なぜ「普通の奴ら」は皆殺しなのか?

                                                                      2024年の東京都知事選では野党第一党の候補が(ネット以外では)ほぼ無名の地方の前市長に得票数で劣り、兵庫県知事選では主要メディアからはげしく批判された前知事が、複数の主要政党から推薦を受けた候補者を破って当選する大番狂わせを起こした。 今年に入るとフジテレビが、大物タレントが自社の女性社員に対して行なった「性加害」を社長以下の少数の幹部でもみ消そうとしたとして強い批判を浴び、スポンサーの大半が広告を差し止め、経営幹部が10時間を超える謝罪会見を行なう異例の事態になった。 これを受けて「民主主義の液状化」「マスメディアの凋落(ちょうらく)」がさかんに語られたが、これと同じ、あるいはそれ以上の衝撃が2016年のアメリカですでに起きている。いうまでもなく、希代のポピュリストであるドナルド・トランプが、圧勝を予想されていたヒラリー・クリントンを破って第45代アメリカ大統領に当選したことだ。 アメ

                                                                        アメリカで社会の「リベラル化」によって、生まれた過激なカウンターカルチャー「マノスフィア(manosphere)」。トランプ大統領は必然だったのか?なぜ「普通の奴ら」は皆殺しなのか?
                                                                      • 2024年上半期にNetflixで観た映画の感想まとめ - YAMDAS現更新履歴

                                                                        yamdas.hatenablog.com 2021年以来半年ごとにやっている、Netflix で観た映画(近作のみ)の感想まとめを今年上半期についてもやっておく。 実はこの半年、Netflix はドラマばかりで映画はあまり観ておらず、6月にまとめて数本観て、結果的に本数を稼いだ感じである。 スパークス・ブラザーズ(公式ページ、Netflix) スパークスは、実は長らくあまり好きではなかったのだけど、エドガー・ライトのスパークスに対する深い愛情が伝わる本作を観て、大分彼らの音楽を近しく思えるようになった。半世紀の活動を経て、未だに充実した新譜を作っているのは素晴らしいよね。 ドキュメンタリー映画ということですっかり油断していたようで、最後に悲鳴をあげてしまった。映画館で観てないでよかった。 スパークス・ブラザーズ (ブルーレイ2枚組) 特典ブルーレイ:スパークス・ライブ・イン・ロンドン付

                                                                          2024年上半期にNetflixで観た映画の感想まとめ - YAMDAS現更新履歴
                                                                        • ポリコレと宗教の三つ巴?Gooner Gate、勃発。

                                                                          俺の嫁なキャラについての政治的コンパス。 権威主義的右派「性的化された女性のアニメキャラ?万物は性的化されてはいけない。私の手で地獄へ送るわ。」 権威主義的左派「性的化された女性のアニメキャラ?壁送り(銃殺刑)だ!」 自由主義左派「性的化された女性のアニメキャラ?性差別だ!生えてないなら性的化してはダメだ!」 自由主義右派「性的化された女性のアニメキャラ?好みではないわね。でも自由な市場はそれを良しとするか?それが重要よ。」 ポリコレはまだ完全に倒されてないし、BRIDGEの件もあるけど、今後は三つ巴の闘いになる可能性が高い。 長年息をしてなかった右翼の表現規制派が、左翼がやらかしすぎて、さらにトランプの勝利で蘇りはじめた。 これはゲーマーゲートならぬ「Gooner Gate」と言われる事件である。 ただ全体を把握してはいないので、それを忘れずに読んでほしい。 まずGoonerとは何? ツ

                                                                            ポリコレと宗教の三つ巴?Gooner Gate、勃発。
                                                                          • 8chan - Wikipedia

                                                                            8chan(8ちゃんねる/エイトチャン[2]、別名:Infinitechan/∞chan)は、5ちゃんねる管理人のジム・ワトキンスが運営し、息子のロン・ワトキンスが管理していたアメリカ合衆国の匿名画像掲示板。4chanの分派として2013年10月に開設された。2019年11月より、現在の8kun(エイトくん)名義で運営されている[3]。 8chanは「インターネットの最も暗い場所」(The Darkest Reaches of the Internet)を標榜しており、ルールも1つしかない。それはアメリカ合衆国法を遵守している限りは、あらゆるコンテンツの投稿が可能というものである[4]。これは基本的に著作権侵害と児童ポルノに関するものだと解釈されている[5][6]。 このサイトの掲示板のいくつかはゲーマーゲート集団嫌がらせ事件において積極的な役割を果たし、4chanでゲーマーゲートの話題が

                                                                              8chan - Wikipedia
                                                                            • 「世界を変える」テック企業 ジェンダー問題では なぜ変われないのか?

                                                                              Why can't tech fix its gender problem? 「世界を変える」テック企業 ジェンダー問題では なぜ変われないのか? 「世界を変える」と訴えるテック業界で長らく解決されない問題がある。ジェンダーやダイバーシティの問題だ。シリコンバレーの歴史を振り返りながら、少しずつ業界に押し寄せる変革の兆しを展望する。 by Margaret O’Mara2023.01.03 4 7 シリコンバレーの伝説的なベンチャー・キャピタル(VC)であるクライナー・パーキンス(Kleiner Perkins)の従業員だったエレン・パオが、同社を相手取って性差別訴訟を起こしてから、丸10年が経つ。パオの訴えの2年後、ゲーム内での女性差別・嫌悪運動である「ゲーマーゲート」が起こり、それに続く「#MeToo」運動ではテック業界の著名なビジネスマンたちの看過できない悪行も発覚した。これらは、長

                                                                                「世界を変える」テック企業 ジェンダー問題では なぜ変われないのか?
                                                                              • MACC – Media Arts Current Contents

                                                                                洋ナシ 写真:ひろぽん 2022年から2023年秋にかけての、ゲーム分野の動向を探る座談会。批評、レビュー、研究などの立場でこの分野に関わる有識者3名が挙げたトピックスについて議論していきます。前編ではゲームの開発エンジンや定額サービス、ジェンダー観に関連した論争など環境にまつわるトピックが話題にあがりました。 左から、向江氏、さやわか氏、平井氏 利用料徴収発表の衝撃 ――直近で起きた大きな出来事として向江さんから挙げられたのがUnity Runtime Fee問題。ゲーム開発エンジンの大手であるUnityが、自社商品であるUnityエンジンを使ってつくったゲームのダウンロード回数に応じてエンジン利用料を徴収するように変更すると、2023年9月に急に発表し大きな話題となりました。 向江 正直この発表に衝撃を受けた人の反応って、一様ではない部分もあるかなと思っていて。というのもこの料金体系の

                                                                                  MACC – Media Arts Current Contents
                                                                                • Access Accepted第811回:インディーゲームはAAAゲームより面白くなったのか?

                                                                                  Access Accepted第811回:インディーゲームはAAAゲームより面白くなったのか? ライター:奥谷海人 欧米のゲーマーを中心に,SNSなどで散見されるようになった書き込みが,「どうしてAAAゲームよりもインディーゲームのほうが面白いのか?」という意見だ。当連載の読者の皆さんでなくても,今年は「DEI」や「ウォーク」などという言葉がゲーマーの間で話題になり,多大な資金と人材で開発が進められたプロジェクトが少なからず“失敗”と言われているのを見てきたはず。ゲーム産業の現在地は,いったいどこなのだろうか。 AAAゲームとインディーゲーム 「AAA」(トリプルエー)とは,今ではゲーマーたちのあいだですっかりと浸透した感のある業界用語であるが,「A」の1つひとつに意味があるわけではない。昔は,「ファイナルファンタジー VII」(1997年)や「シェンムー」(1999年)のような,日本のゲ

                                                                                    Access Accepted第811回:インディーゲームはAAAゲームより面白くなったのか?