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柄谷行人 高校の検索結果1 - 39 件 / 39件

  • 特別公開:坂本龍一さん3万字インタビュー前編「音楽の大きなテーマは、亡くなった者を悼むということ」|じんぶん堂

    記事:平凡社 坂本龍一さん(2013年5月撮影) 撮影:榎本佳嗣 書籍情報はこちら バッハの「マタイ受難曲」を聴くと、まさに「音楽に救われる」という感じがする ――東日本大震災と原発事故はだれしもにとってたいへんショッキングなできごとだったと思います。坂本さんはどうお過ごしでしたか。 坂本龍一:うーん……、直後はやっぱり、音楽を聴く気になれませんでした。 ――音楽家の方でも、音楽が聴けなくなるんですか。 坂本:ええ、(音楽家には)きっとそういう人は多いと思いますよ。それで、ずいぶんと経ってから……、ひと月ほど経ってからかな、やっと聴いてみようかなと思ったのは。 ――そのときに、慰めや励ましになったもの、あらためて立ちかえったものってありますか。 坂本:それは、やっぱりどうしてもバッハの「マタイ受難曲」です。僕のまわりの音楽好きでも同じようにいう人は多いけれど、やっぱり特別な曲ですね。「また

      特別公開:坂本龍一さん3万字インタビュー前編「音楽の大きなテーマは、亡くなった者を悼むということ」|じんぶん堂
    • 小林秀雄の言う常識www | やねうら王 公式サイト

      大学受験ときに現代文のための勉強として、小林秀雄『考えるヒント』や柄谷行人『隠喩としての建築』などを誰もが読んだと思います。批評家や哲学者というのは、すぐれた思考を出来るはずの人ですが、時として結論を間違えます。 例えば、『考えるヒント』には次のようにあります。 (全知の存在が二人で勝負したら、将棋という遊戯は成立しなくなる、という中谷宇吉郎との対話の後で) ポオの常識は、機械には、物を判断する能力はない、だから機械には将棋は差せぬ、と考へた。(略) (電子計算機の原理や構造についても)ポオの原理で間に合う話だ。(略)ほんの少しでも、あれかこれかを判断し選択しなければならぬ要素が介入して来れば、機械は為すところを知るまい。これは常識である。常識は、計算することと考へることとを混同してはゐない。将棋は、不完全な機械の姿を決して現してはゐない。熟慮断行といふ全く人間的な活動の純粋な型を表してゐ

      • まず読みたい100冊

        I. <まず読みたい図書> 1)全学生向きの図書 著作名 著者・編者名 *シリーズ名な ど 出版社 西暦発行年 現在書店で 入手が可能 か(○または ×) 筑波大学図書館 での所蔵の有無、 ある場合は配架番 号 *その他の情報 紹介コメント(80字以内) 三四郎 夏目漱石 岩波文庫 岩波書店 ◯ 081-I95-G10-6 漱石が明治時代の大学生を描いた名作です。自分と比べて見るのも一 興。 地獄変・偸盗 芥川龍之介 新潮文庫 新潮社 ◯ 無 各作品は図書館所蔵 の他の版で読むこと ができる。 何百もの小説を残した芥川。「羅生門」だけじゃ物足りない。 万葉集と日本人:読み継がれる 千二百年の歴史 小川靖彦 角川選書 KADOKAWA 2014 〇 911.12-O24 古典と呼ばれる作品が現代までどのように読み継がれてきたのか、そして それは書物(モノ)としてどのように伝えられてきたのか。

        • 「ドン」がネットワークのくびれで機能する - やしお

          森喜朗元首相の女性蔑視の価値観・言動が問題視され、五輪組織委の会長辞任のニュースが流れている時に、たまたま森功『同和と銀行』を読んでいた。森喜朗はこれに近いと考えると分かりやすいのかもしれない、とふと思った。 20年前に数々の舌禍で内閣支持率7%で退陣したのに、再び公的な要職に就けるのは何なんだろう。再びその言動が批判されても、理事会からは退任させられることもなく、「余人をもって代えがたい」と擁護される。 普通に考えれば「余人」は絶対にいる。もっと若くて能力が高く、価値観や言動もふさわしい人物は確実に存在する。本人の意思による辞任ではなく、理事会が解任することで「この組織の価値観ではない」と示した方が良いだろうと思える。しかし周囲は森喜朗を高く評価して固執しているように見える。そのズレがどうして生じるのか、と不思議な気持ちになっていた。 「調整力」「影響力」「人脈」などが評価されるのだとし

            「ドン」がネットワークのくびれで機能する - やしお
          • 「僕は楽しいからそうする」。大学の外で研究する「在野研究者」たち

            「なにかおもしろいことが生まれる可能性はアカデミアのなかにもあるだろうけど、在野や世間にだって同じくらいある。その区別も今となってはどうでもいい。僕はどっちにも存在している。学びはどこでもできる。何度でも始めなおせばいい。僕は楽しいからそうする」 (『在野研究ビギナーズ』逆卷しとね 「第一二章 彷徨うコレクティブ」より) 「大学に属してませんけど、なにか?」 そんな帯文の本が話題です。「在野研究ビギナーズーー勝手にはじめる研究生活」(明石書店)。 研究者といえば、大学などの所属が前提。そんな「常識」から自由になった研究者たちは、自らを「在野研究者」と名乗り、それぞれのスタイルで研究に打ち込んでいます。 「読むこと、調べること、話すこと、書くこと、話し合うこと、これらは決して特別な資格が必要な行為ではない。自由にやればいい」 この本の編著者で、自身も在野研究者の荒木優太さんはそう言います。

              「僕は楽しいからそうする」。大学の外で研究する「在野研究者」たち
            • 「僕は楽しいからそうする」。大学の外で研究する「在野研究者」たち|Torus (トーラス)by ABEJA

              「なにかおもしろいことが生まれる可能性はアカデミアのなかにもあるだろうけど、在野や世間にだって同じくらいある。その区別も今となってはどうでもいい。僕はどっちにも存在している。学びはどこでもできる。何度でも始めなおせばいい。僕は楽しいからそうする」 (『在野研究ビギナーズ』逆卷しとね 「第一二章 彷徨うコレクティブ」より) 「大学に属してませんけど、なにか?」 そんな帯文の本が話題です。「在野研究ビギナーズーー勝手にはじめる研究生活」(明石書店)。 研究者といえば、大学などの所属が前提。そんな「常識」から自由になった研究者たちは、自らを「在野研究者」と名乗り、それぞれのスタイルで研究に打ち込んでいます。 「読むこと、調べること、話すこと、書くこと、話し合うこと、これらは決して特別な資格が必要な行為ではない。自由にやればいい」 この本の編著者で、自身も在野研究者の荒木優太さんはそう言います。

                「僕は楽しいからそうする」。大学の外で研究する「在野研究者」たち|Torus (トーラス)by ABEJA
              • 「教養」とは何か

                ■教養を身に付けられる本を教えて欲しい。 anond:20220720124155 この問いに答えるには先に「『教養』とは何か」ということをクリアにしないといけないと思うが、これを抽象的に論じ始めると喧々諤々の議論となって、増田の「本を教えて」という望みにたどり着かない。 (ブクマやトラバがもうそんな状態になりつつある) しかし、日本の「教養人」と言われる人/自称している人たちの中で「教養」の範囲は割と共通していて、だいたい以下のラインナップに自分の専門や好みを付け加えたものになるのではないかと思う。 ほぼ全員が「教養」と認めるであろう分野(1) キリスト教 これはもう間違いない。およそ西洋で発展した学問は深掘りすればすぐにキリスト教にぶち当たる。 ただ日本でキリスト教について知識を身に付けようとしてもなかなか良い本が無いのが現状。(その辺で売ってる入門書は表面をなぞってるものばっかりなの

                  「教養」とは何か
                • REALKYOTO – CULTURAL SEARCH ENGINE » 芸術/表現の場は今、いかに可能か浅田彰×津田大介

                  2019年9月6日、京都のアートスペース「浄土複合」で、批評家の浅田彰・京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長によるレクチャーが開催された。芸術祭内の企画展「表現の不自由展・その後」の展示中止と文化庁による補助金不交付決定で揺れる「あいちトリエンナーレ2019」問題がテーマだったが、会場に、トリエンナーレの津田大介芸術監督が予告なく登場。会期半ば、まだ「表現の不自由展・その後」の再開への道筋が見えない時点で、期せずして対談となった当夜の模様を再現する。 構成:編集部 写真:池田剛介 編集協力:真部優子 水上瑞咲 浅田 今回、この浄土複合スクールという小さなスペースで「あいちトリエンナーレ2019」の問題について話すことになったのですが、トリエンナーレの芸術監督として問題の渦中にいる津田大介さんがそれを聞きつけて来てくれました――急に決まったので事前に告知はしませんでしたが。アート・ワー

                  • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                    2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                      ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                    • 『坂本龍一ヒストリー後編 ~ YMOから世界のサカモトへ 〜 反戦平和主義者の隠された素顔』

                      Kou音楽雑感と読書感想を主に、初老の日々に徒然に。 ブログタイトル『氷雨月のスケッチ』は、はっぴいえんどの同名曲から拝借しました。 ~ 幕末からのルーツ 誕生からミュージシャンの道へ その軌跡 〜 から続く YMO この時期細野晴臣は、YMOを構想していた。メンバーとして、旧知の林立夫や佐藤博に声をかけた。だがふたりとも別の仕事を始めたばかりで断られてしまう。そこで龍一と高橋幸宏を誘うことにした。龍一に注目したきっかけは大貫妙子の作品で、編曲家としての才能だった。 78年の2月のこと、龍一と高橋は細野の家に呼ばれる。炬燵の上にはミカンとおむすびが出された。細野はおもむろに「一緒にバンドをやらないか」と話しはじめた。龍一は答えた。「個人の仕事を優先しますけど、まぁ時間のあるときはやりますよ」。前述のとおり、細野をとても尊敬していたし、声をかけられたこともうれしかった。しかし不遜で突っぱって

                        『坂本龍一ヒストリー後編 ~ YMOから世界のサカモトへ 〜 反戦平和主義者の隠された素顔』
                      • イェール大学助教 成田悠輔がおすすめする本まとめ - はーとぼいるどワンダフル。

                        イェール大学助教、成田悠輔が認めておすすめする本をまとめてみた。 情報ソースはすべて明記しており、成田悠輔本人のおすすめコメントもできるだけ書き起こしています。 デジタル 『ゴースト・ワーク』(メアリー・L・グレイ (著)) 『デジタル空間とどう向き合うか』(鳥海不二夫・山本龍彦) 『コンピュータ科学者がめったに語らないこと』 社会 『銃・病原菌・鉄』(ジャレド・ダイアモンド) 『ウイルスの意味論』(山内一也) 『貧困の克服ーアジア発展の鍵は何か』(アマルティア・セン) 『狭山事件』 『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』(森川 嘉一郎) 経済・資本主義 『21世紀の資本』(トマ・ピケティ) 『暴力と不平等の人類史』(ウォルター・シャイデル) 『組織の経済学』(ポール・ミルグロム) 『非対称情報の経済学』(藪下史郎) 民主主義 『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』(東浩紀) 『統治

                          イェール大学助教 成田悠輔がおすすめする本まとめ - はーとぼいるどワンダフル。
                        • 大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記

                          1850年 曾祖父・八三郎生まれる。 1855年(安政2)内ノ子騒動 1866年(慶應2)奥福騒動 1894年(明治27)父・好太郎生まれる。祖母はフデ。 1902年(明治35)母・小石生まれる。 1914年(大正3)20歳の父と12歳の母が結婚。 1919年(大正8)祖父この頃死ぬ。数え五十歳。 1923年( 12) 姉・一生まれる。 1924年4月24日、好太郎、明智新六らと大瀬革進会を結成、総選挙で窪田文三を応援と決定する。(史料愛媛労働運動史4巻、124p、愛媛新報) 1929年(昭和4)長兄・昭太郎生まれる。 ? 次兄・清信生まれる。 1933年、姉・重子が生まれる。 5月15日、伊丹十三(池内義弘)生まれる。 1935年1月31日 愛媛県喜多郡大瀬村に生まれる。父は大江好太郎、母は小石。長兄・昭太郎(燃料商、歌人)、次兄・清信。姉二人、弟・征四郎、妹一人。父は製紙原料商で、ミツ

                            大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記
                          • 成田悠輔 - Wikipedia

                            2009年3月 東京大学経済学部大内兵衛賞(最優秀卒業論文) 2020年度 MIT Innovators Under 35 Japan 2020年 第3回日本オープンイノベーション大賞内閣総理大臣賞 2021年度 KDDI Foundation Award 成田 悠輔(なりた ゆうすけ、1985年〈昭和60年〉[1] - )は、日本の経済学者、起業家[1][2]。 イェール大学アシスタント・プロフェッサー[3][注 1]、半熟仮想株式会社・代表取締役[20][2][21]。専門はデータ・アルゴリズム・数学・ポエムを使ったビジネスと、公共政策の創造とデザイン[20][22]。東京大学卒業後、同大大学院を修了[1][23]。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号取得[1][3]。多くの企業や自治体と共同研究・事業を行う[22]。メディアの露出も多い[21][24][25]。 「高齢者集団

                              成田悠輔 - Wikipedia
                            • 「NHK出版新書を探せ!」第12回 中国のイメージが立場で分かれるのはなぜか?――梶谷懐さん(経済学者)の場合〔前編〕|本がひらく

                              「NHK出版新書を探せ!」第12回 中国のイメージが立場で分かれるのはなぜか?――梶谷懐さん(経済学者)の場合〔前編〕 突然ですが、新書と言えばどのレーベルが真っ先に思い浮かびますか? 老舗の新書レーベルにはまだ敵わなくても、もっとうちの新書を知ってほしい! というわけで、この連載では今を時めく気鋭の研究者の研究室に伺って、その本棚にある(かもしれない)当社新書の感想とともに、先生たちの研究テーマや現在考えていることなどをじっくりと伺います。コーディネーターは当社新書『試験に出る哲学』の著者・斎藤哲也さんです。 ※第1回から読む方はこちらです。 <今回はこの人!> 梶谷 懐(かじたに・かい) 1970年、大阪府生まれ。神戸大学大学院経済学研究科教授。神戸大学経済学部卒業後、中国人民大学に留学(財政金融学院)、2001年神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学)。神戸学院大学経済学部准

                                「NHK出版新書を探せ!」第12回 中国のイメージが立場で分かれるのはなぜか?――梶谷懐さん(経済学者)の場合〔前編〕|本がひらく
                              • 【推薦書リスト】世界史独学のための100冊|みんなの世界史

                                世界史を独学するにはどうすればいいか? ネオ高等遊民さん(note@kotoyumin)の記事を拝見して、「みんなの世界史」でもシリーズ本や全集を含め、100冊ほどの書籍をピックアップしてみることにしました。「なんとなくでOK」「受験のため」というのではなくて、ゆくゆくは専門的な書籍も読んでみたいというまじめな方向けの、まじめな選書でありつつ、高校生にも薦めることができそうな本を中心に選んでいます。 *** 選書の方針 世界史のカバーする範囲は、とてつもなく広い。個々のプロパーは別として、初学者向けの体系的な概説書を挙げようとしても、経済学や哲学にあるような、誰しもが挙げるような「定番」があるわけでもない。 では、どんな書籍を選びとっていくべきか。 ひとまず、注目したいのは「発行年」だ。 19世紀以降、歴史学者たちがとりくんできたのは、どうすれば過去の世界をできるかぎり正確にとらえることが

                                  【推薦書リスト】世界史独学のための100冊|みんなの世界史
                                • 「奇妙な」子ども時代 左翼だった父が無言で託したものと繰り返し読んだ本:私の謎 柄谷行人回想録②|じんぶん堂

                                  記事:じんぶん堂企画室 幼少期の柄谷行人さん(柄谷行人さん提供) 書籍情報はこちら ――柄谷さんは1941年8月6日、兵庫県尼崎市のお生まれですね。 柄谷 当時は、川辺郡園田村ですよ。そして、その中の森という地域です。代々の地主で農家ですね。先祖は江戸時代に菜の花油で材をなした豪商だったらしい。いまも残っている実家の建物は築150年くらい。蔵はもっと古い。代々「善右衛門」と名乗っていて、近所では「ゼオンさん」と呼ばれていましたね。祖父は善治郎、父は善之祐。それで僕は善男(よしお)。20代でペンネームとして行人を名乗ったから、もう書類上の名前だけだけどね。 森地区には、園田村全体の村長もやっていた中村という家と、柄谷の家と二つが古くからあった。その中村という人が中心になって、僕のじいさんや地元の人を集めて、女学校を作ったんですよ。「園田学園」です。僕の姉なんかは、戦後にそこに行っていました。

                                    「奇妙な」子ども時代 左翼だった父が無言で託したものと繰り返し読んだ本:私の謎 柄谷行人回想録②|じんぶん堂
                                  • 高校までは夢のなかにいた:私の謎 柄谷行人回想録③|じんぶん堂

                                    記事:じんぶん堂企画室 高校時代の柄谷行人さん(本人提供) 書籍情報はこちら ――1954年4月、関西有数の進学校として知られる私立甲陽学院中学(兵庫県西宮市)に入学します。中学受験をされたきっかけは何だったんでしょうか。 柄谷 当時は、甲陽も「関西有数の進学校」ではなかったと思いますよ。灘もそうでしょう。少なくとも僕は、その存在も知らなかった。ところが、小学校のクラス担任の先生に、「灘より甲陽のほうがいいよ」と勧められたんです。どっちも知らないし、別に行きたいと思わなかった。その先生は、旧制の甲陽中学の野球部出身で、以来ずっと少年野球の指導をやっていたから、それで甲陽の野球部に行くことを勧めたんだろうな、くらいに思っていました。だから別に進学校だとも思わず、言われるがままに、何となく受験することになった。 ――ご自分の意志とは別のところにきっかけがあったんですね。妻の凜さんからは、柄谷さ

                                      高校までは夢のなかにいた:私の謎 柄谷行人回想録③|じんぶん堂
                                    • モーテン・H・クリスチャンセン、ニック・チェイター、塩原通緒/訳 『言語はこうして生まれる―「即興する脳」とジェスチャーゲーム―』 | 新潮社

                                      心理学や神経科学、遺伝学、コンピュータサイエンスなどの最新知見を統合し、言語学を二十数年ぶりに一新する一冊。 我々はみな天才的な能力を持っているのかもしれない。それは言語だ。たとえば、人との会話。発される「音」から瞬時に意味を抽出し、相手の話が終わりそうなタイミングにはすでに自分の話す内容を組み立てている。日々あたりまえにおこなっているが、考えてみればすごいことではないか。さらに、言語を通じてさまざまなことを学習できる。それは、言語が相当に複雑であるからこそだ。 人類の繁栄は、言語によるコミュニケーションが可能であるためだといっても過言ではない。だから、言語がいかに生まれたかというのは、人類を人類たらしめるのはいったい何かともいえる大命題だ。しかし、これは超のつく難問である。言語に化石などありはしないのだから。 そこへ「普遍文法」という概念を持ち込んだのが「20世紀の知の巨人」ノーム・チョ

                                        モーテン・H・クリスチャンセン、ニック・チェイター、塩原通緒/訳 『言語はこうして生まれる―「即興する脳」とジェスチャーゲーム―』 | 新潮社
                                      • 初めての批評は「大江健三郎さんのまね」 哲学者・柄谷行人さん談話:朝日新聞デジタル

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                                          初めての批評は「大江健三郎さんのまね」 哲学者・柄谷行人さん談話:朝日新聞デジタル
                                        • 『もにラジ』第3回「『傷物語』と現代日本の傷痕」 - もにも~ど

                                          シャフト座談会シリーズ『もにラジ』第3回の収録が5月某日行われました。今回はゲストにアーティストの水野さん(@potatovirusXXXX)をお招きして、これまでの『もにラジ』とはまた異なったアプローチで2016年に公開された映画『傷物語』の持つある種の奇妙さについて雑談しました。 お便りとファンアートはあにもに(@animmony)のDMまで。どしどし募集中です! また、6/26(土)にアニメ批評同人誌『アニクリ』主催の「同人批評を読む会」配信にて、自分の書いた『傷物語』論が取り上げられました。私の論考に批判的検討が加えられているほか、本記事にも関連する追加論点が提示されていますので、併せてご確認頂ければと思います。アーカイブは以下の動画より視聴できるようです。 ◆参加者プロフィール 水野 柚子桜大(@potatovirusXXXX) 美大に通ってるオタク。 まだ何も知らない。 あにも

                                            『もにラジ』第3回「『傷物語』と現代日本の傷痕」 - もにも~ど
                                          • 「ダムタイプ|アクション+リフレクション」関連プログラム<br/>浅田彰×坂本龍一×高谷史郎 スペシャルトーク(記録) | スタッフブログ

                                            2019年12月21日に東京都現代美術館で開催された「ダムタイプ|アクション+リフレクション」関連プログラム 浅田彰×坂本龍一×高谷史郎 スペシャルトークの記録です。 【長谷川】 私は、今回「ダムタイプ|アクション+リフレクション」のキュレーションをしました、長谷川と申します。展覧会を見ていただいた後で、今日はダムタイプについて三人の重要な方たちにお話を頂きますが、まずこの展覧会が、どういう経過で成立したかということをお話ししたいと思います。 ダムタイプは35年間、いわゆるコレクティヴ―マルチメディア・パフォーマンス・グループとして京都で生まれ、そしていろいろメンバーが交代しながら展開してきたグループです。タイトルの「アクション+リフレクション」という言葉にもありますように、その時の時代時代に対して色々な革新的な視点を持ちながら、それを身体とメディアの新しい関係を絶えず更新しながら、それに

                                              「ダムタイプ|アクション+リフレクション」関連プログラム<br/>浅田彰×坂本龍一×高谷史郎 スペシャルトーク(記録) | スタッフブログ
                                            • 善悪を越えた「正義」のために──梶谷懐×東浩紀「アジア的愚かさと公共性について」イベントレポート

                                              中国を専門とする経済学者の梶谷懐は、2021年7月から10月にかけて、自身のブログで以下3本の記事を発表した。 ・「中国思想における「絶対悪」と米中対立」2021年7月25日(https://kaikaji.hatenablog.com/entry/2021/07/25/004015) ・「「悪の愚かさ」と「アジア」への向き合い方」2021年8月15日(https://kaikaji.hatenablog.com/entry/2021/08/15/155059) ・「『理大囲城』と「公平な観察者」について」2021年10月1日(https://kaikaji.hatenablog.com/entry/2021/10/01/013000) これらは、中国思想や満州をめぐる東浩紀の言説に応答するものだ[★1]。そこで梶谷は、「悪の愚かさ」や「公共性」に関する東の問題提起を、アジア/中国の視点か

                                                善悪を越えた「正義」のために──梶谷懐×東浩紀「アジア的愚かさと公共性について」イベントレポート
                                              • 「二つの文化」とピンカー - jun-jun1965の日記

                                                小谷野敦 スティーブン・ピンカーの『21世紀の啓蒙』は、人類がその歴史においていかに進歩してきたか、啓蒙主義を基調として論述し、人類の未来は明るいとしたもので、地球温暖化などは取り組まなければならない危機とされている。その最後のほうでピンカーは、啓蒙主義を否定するロマン主義が戦争を賛美したことから、ニーチェ、ハイデッガー、フーコー、ポストモダンを批判している。ピンカーはC・P・スノーの「二つの文化」つまり熱力学の第二法則すら知らない文系知識人が、自然科学からなる世界とは別の文化を持っているとして警鐘を鳴らした話もあげており、つまり認知科学者であるピンカーのこれまでの歩みが、理系知識人としての、文系(人文系)知識人への批判であった、ということが分かる仕組みになっている。ピンカーの新著は売れているが、ユヴァル・ノア・ハラリのものほどではないようだ。ハラリは『サピエンス全史』ではピンカーに近い立

                                                  「二つの文化」とピンカー - jun-jun1965の日記
                                                • 試験勉強でつかんだマルクスの「本領」:私の謎 柄谷行人回想録⑤|じんぶん堂

                                                  記事:じんぶん堂企画室 マルクス『資本論』の初版本(1867年) 書籍情報はこちら ――前回は東大駒場寮時代のお話を伺いました。午前10時まで寝ていたということは、寮では先輩たちと夜中まで議論するような生活ですか? 柄谷 いや、本を読んでいた。誰かと一緒ではない。ひとりですよ。一番よく読んでいたのは、マルクス経済学者の宇野弘蔵です。ブント系は宇野を読むものだと聞いてたからだと思うけど、『経済原論』など、入学して早速買いましたね。マルクス主義について通俗的には知っていたけど、初めてマルクスについて考えた。マルクスの本領は『資本論』なんだと、宇野を通じて知った。 経済学者の宇野弘蔵 ――62年、経済学部に進みます。宇野弘蔵は58年に東大を退官していますが、当時は弟子の鈴木鴻一郎が教えていますね。宇野派の経済学を学ぶのが目的ですか? 柄谷 勉強しないでいいからです(笑)。当時、文科一類からは基本

                                                    試験勉強でつかんだマルクスの「本領」:私の謎 柄谷行人回想録⑤|じんぶん堂
                                                  • 多摩川から考える(1)──ビートたけし/北野武における境界性とその寓意について|壱村健太 | 週末批評

                                                    ※本記事には、関係者の名誉やプライバシーの保護等に鑑み、編集者による検閲(伏字)が一部施されています。 文:壱村健太 また多摩川はどうしても武蔵野の範囲に入れなければならぬ。六つ玉川などとわれわれの先祖が名づけたことがあるが武蔵の多摩川のような川がほかにどこにあるか。その川が平らな田と低い林とに連接する処の趣味は、あたかも首府が郊外と連接する処の趣味とともに無限の意義がある。 国木田独歩「武蔵野」1 アレゴリー的芸術作品は批評的解体を、ある意味ではすでに自身のうちで被っている。 ヴァルター・ベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』の「要旨」2 はじめに いきなりだが断言したい。 漫才師、コメディアン、テレビタレント、国民的スター、文化人、映画監督、役者、演出家、歌手、小説家……。肩書はなんでもよいが、戦後日本が輩出したもっとも偉大な表現者のひとりであるビートたけし/北野武。この「ほとんど戦後日本の神

                                                      多摩川から考える(1)──ビートたけし/北野武における境界性とその寓意について|壱村健太 | 週末批評
                                                    • 初めての論考、読み直して再発見した自分:私の謎 柄谷行人回想録⑥|じんぶん堂

                                                      記事:じんぶん堂企画室 柄谷行人さん 撮影:篠田英美 書籍情報はこちら ――1965年、東京大学経済学部を卒業し、東京大学大学院人文科学研究科英文学専攻課程へ。フォークナーの研究や翻訳で知られる大橋健三郎さんのゼミに入ります。 柄谷 学部のときに大橋さんの授業を聴講していて、フォークナーも好きだったからね。文学部に入り直すのは面倒だったから、1年留年してから、大学院に進むことにしました。英文科に入ったとはいえ、僕の専攻は実はアメリカ文学なんですよ。当時、アメリカ文学を専攻する人はまだ少なかった。大学院生では、僕1人だけだったんだから。 アメリカ文学者の大橋健三郎 ――原真佐子さん(1939~1995)と結婚したのもこの頃ですね。翻訳家としても活動し、後に「冥王まさ子」の名で文芸賞を受賞する作家でもあります。 柄谷 大学院で知り合ってすぐに結婚しました。彼女は、年が二つ上、学年で言うと一つ上

                                                        初めての論考、読み直して再発見した自分:私の謎 柄谷行人回想録⑥|じんぶん堂
                                                      • 「NHK出版新書を探せ!」第10回 日本人はなぜ気候変動問題に関心を持てないのか?――斎藤幸平さん(経済思想学者)の場合〔前編〕|本がひらく

                                                        「NHK出版新書を探せ!」第10回 日本人はなぜ気候変動問題に関心を持てないのか?――斎藤幸平さん(経済思想学者)の場合〔前編〕 突然ですが、新書と言えばどのレーベルが真っ先に思い浮かびますか? 老舗の新書レーベルにはまだ敵わなくても、もっとうちの新書を知ってほしい! というわけで、この連載では今を時めく気鋭の研究者の研究室に伺って、その本棚にある(かもしれない)当社新書の感想とともに、先生たちの研究テーマや現在考えていることなどをじっくりと伺います。コーディネーターは当社新書『試験に出る哲学』の著者・斎藤哲也さんです。 ※第1回から読む方はこちらです。 <今回はこの人!> 斎藤幸平(さいとう・こうへい) 1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialis

                                                          「NHK出版新書を探せ!」第10回 日本人はなぜ気候変動問題に関心を持てないのか?――斎藤幸平さん(経済思想学者)の場合〔前編〕|本がひらく
                                                        • 学生運動と年上の友人たち:私の謎 柄谷行人回想録④|じんぶん堂

                                                          記事:じんぶん堂企画室 1960年6月、国会前を埋め尽くすデモ隊 書籍情報はこちら ――1960年、私立甲陽学院高校を卒業し、東京大学文科一類に入学します。岸信介内閣による日米安全保障条約改定に反対の波が広がっていた60年安保闘争のさなかですね。 柄谷 受験前の59年秋、国会へのデモに参加した学生運動の幹部に逮捕状が出て、彼らが東大駒場に籠城するという事件がありました。それが連日大々的に報道された。その後、デモが広がり、入試期間中も続いていました。僕は入学式よりもそのことが気になっていたから、入学式より前に、東大生のデモに参加した。国会前です。4月7日くらいだったかな。そこで、西部邁の演説を聞いた。結局、入学式には行かなかった。 《5月19日に政府が強行採決すると、26日のデモには17万人が参加。6月15日には全学連が国会に入り、機動隊の強制排除で多数の重軽傷者、逮捕者が出た。このときに東

                                                            学生運動と年上の友人たち:私の謎 柄谷行人回想録④|じんぶん堂
                                                          • 内容箇条書き:スペース「「青春ヘラ」と「感傷マゾ」そして「低志会」──2020年代の批評ライン」 - Vの文脈

                                                            youtu.be 以下はこのYoutube動画の内容要約です。まずはこのスペースを聞き、まとめるに至った個人的な経緯について簡単に書いておきます。興味なければ飛ばしてください。 わたしはゼロ年代批評と呼ばれるものに、以前からとても興味がありました。とりわけ東浩紀と斎藤環のような、ラカン(あるいはその現代における解説者としてのジジェク)に強い影響を受けながらオタクカルチャーを語る文章が、非常に魅力的なのです。 彼らの文章がわたしにとって面白いのは、オタク文化が自分の生き方に(おそらく真っ当に作品を鑑賞しているひとからすれば作品をあまりに貧しくしていると思われかねないほどに)直結しているからなのですが、そうした語り方を2020年代でもどうにかして引き受けたい、自分のものにしたいと思っています。 そしてたまたま、そのような関心とは全く別の文脈で、最近わたしは阪大の感傷マゾ研究会に入りました。これ

                                                            • 並行世界への招待:現代日本文学の一断面|第1章 柄谷行人『探究Ⅱ』──この・・現実世界への疑念|加藤夢三 | 未草

                                                              本連載が書籍になりました。連載の内容に大幅な加筆をしての書籍化です。ぜひご覧ください。 並行世界の存在論 現代日本文学への招待 加藤夢三著 ISBN 978-4-8234-1181-6 2022年12月刊行 https://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-8234-1181-6.htm ただ端的にある並行世界 冒頭から奇妙なことを言うようですが、僕は中学生か高校生くらいの頃から、並行世界というものが実際に存在するということを強く確信していました。別に、たとえば僕に瓜ふたつの人間がそこで生活しているというような、ある特定の具体的なドラマが仕立て上げられた時空間のことを想像していたわけではないのですが、とにかく世界がこのひとつだけであるとは単純にどうしても信じられなかったのです。僕にとって、それは科学的な証明とも哲学的な思弁とも一切関係なく、ただ端

                                                                並行世界への招待:現代日本文学の一断面|第1章 柄谷行人『探究Ⅱ』──この・・現実世界への疑念|加藤夢三 | 未草
                                                              • 柄谷行人氏が明かす賞金1億円の使い途(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

                                                                昨年12月、日本を代表する思想家・哲学者である柄谷行人氏が、「哲学のノーベル賞」を目指して創設された「バーグルエン哲学・文化賞」を受賞した。 【写真】この記事の写真を見る(3枚) 柄谷氏は、「文藝春秋」の2時間に及ぶインタビューで、賞金の使い途と、哲学者「柄谷行人」ができるまでを語った。 賞金は100万ドル、日本円で1億円以上の大金だ。 「今回の受賞に際して、皆が真っ先に注目するのは、賞金の額のようです。私自身、やはり賞金に驚きました。この取材がきたのも、その力でしょう」 そう言って笑う柄谷氏に、使い途を直撃すると……。 「よく尋ねられますが、これほど大きな額のお金の使い方は、考えたことがなかったから、そんなに簡単には決められません。今回の受賞ではじめて、お金をどう使ったらいいのかを考えさせられましたね」 日本を代表する哲学者も、思わぬ「難問」を前に悩んでいるようだ。 柄谷氏が「アソシエー

                                                                  柄谷行人氏が明かす賞金1億円の使い途(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
                                                                • 鈴木涼美×山本貴光×吉川浩満 読書のコスパを考える|文化|中央公論.jp

                                                                  新刊『娼婦の本棚』を踏まえ、著者の鈴木涼美さんが、山本貴光さん、吉川浩満さんと読書体験を語り合います。意外な体験などから見えてくるものとは。 (『中央公論』2022年7月号より抜粋) 渋谷のブックファーストは貴重な場 ――鈴木涼美さんの新刊『娼婦の本棚』は、「若いオンナノコ」に向け「二〇歳になるくらいまでに本棚に加えておいて欲しい本」20冊を取り上げた読書エッセイです。本日はYouTubeなどで数々の人文書を紹介されてきた「哲学の劇場」の山本貴光さん、吉川浩満さんをお招きし、本書の感想や皆さんの読書遍歴などをお話しいただければと思っております。 山本 『娼婦の本棚』では小説、批評、漫画とバラエティ豊かな本を選んでいらっしゃいましたが、選書の基準はどのようなものでしたか。 鈴木 選んだのは、17~19歳くらいの時に手に取っていた本や、過去に読んでいてその歳の頃に思い出した本です。当時は読書や

                                                                    鈴木涼美×山本貴光×吉川浩満 読書のコスパを考える|文化|中央公論.jp
                                                                  • 柄谷行人氏が明かす賞金1億円の使い途 | 文春オンライン

                                                                    昨年12月、日本を代表する思想家・哲学者である柄谷行人氏が、「哲学のノーベル賞」を目指して創設された「バーグルエン哲学・文化賞」を受賞した。 柄谷氏は、「文藝春秋」の2時間に及ぶインタビューで、賞金の使い途と、哲学者「柄谷行人」ができるまでを語った。 賞金は100万ドル、日本円で1億円以上の大金だ。 「今回の受賞に際して、皆が真っ先に注目するのは、賞金の額のようです。私自身、やはり賞金に驚きました。この取材がきたのも、その力でしょう」 そう言って笑う柄谷氏に、使い途を直撃すると……。 「よく尋ねられますが、これほど大きな額のお金の使い方は、考えたことがなかったから、そんなに簡単には決められません。今回の受賞ではじめて、お金をどう使ったらいいのかを考えさせられましたね」 日本を代表する哲学者も、思わぬ「難問」を前に悩んでいるようだ。 柄谷氏が「アソシエーション」と呼んでいる、社会運動の組織を

                                                                      柄谷行人氏が明かす賞金1億円の使い途 | 文春オンライン
                                                                    • 高校国語教科書 出典一覧(現代文)『高等学校 現代文』[改定版]|三省堂「ことばと学びの宇宙」

                                                                       三省堂「ことばと学びの宇宙」国語教科書情報 『小学生の国語』 『小学生の書写』 『現代の国語』 『現代の書写』 高等学校国語科教科書 国語教育情報 閉じる 高校国語教科書 出典一覧 現代文 『高等学校 現代文』[改定版] 学習材名 著者・作者 書名 出版社 出版年 随想 「市民」のイメージ 日野啓三 「読売新聞」(1997.9.16夕刊) 随想 カフェの開店準備 小池昌代 屋上への誘惑 岩波書店 2001 小説 山月記 中島敦 中島敦全集第一巻 筑摩書房 1976 小説 ひよこの眼 山田詠美 晩年の子供 講談社 1991 小説 こころ 夏目漱石 漱石全集第六巻 岩波書店 1966 小説 レキシントンの幽霊 村上春樹 雑誌「群像」(1996.10) 講談社 小説 鞄 安部公房 笑う月 新潮社 1975 小説 藤野先生 魯迅/竹内好訳 魯迅文集第二巻 筑摩書房 1983 小説 舞姫 全集第

                                                                      • 屑籠の歴史 ラカン-ジジェクと読む最悪の百合作家「中里十/西在家香織派」 - ラビィたむ萌え萌えブログ

                                                                        ひとりひとり見れば、人間は、多少とも理性的外見を呈しており、食べたり、眠ったり、頭を使って悪事を企んだりする。だが総体としての人間は、変わりやすく、不可解で、気まぐれで、愛嬌がある。つまり、人間ひとりひとりはまさに人間であるとしても、人間全体は女なのである。 G・K・チェスタトン『新ナポレオン奇譚』 僕が書こうが書くまいが、どうせ何か別の意味を探そうとするに決まってる。僕の沈黙のなかにだって。そういう連中なのだ。いくら理屈を言っても無駄、啓示には盲目なのだ。マルクートがどうしたと言うんだ。マルクートはマルクート、それだけのことさ。 ウンベルト・エーコ『フーコーの振り子』下 すべてを包括するキリスト教的態度――パウロの有名な言葉、「男も女も存在しない、ユダヤ人もギリシア人も存在しない」から必然的に出てくるのは、キリスト教共同体への編入を受け入れない者たちの完全な排除である。 親愛なる読者の皆

                                                                          屑籠の歴史 ラカン-ジジェクと読む最悪の百合作家「中里十/西在家香織派」 - ラビィたむ萌え萌えブログ
                                                                        • 中上健次が選ぶ150冊 - 昼の軍隊

                                                                          中上健次の没後出版された『現代小説の方法』という本は、彼の講演をまとめたものだが、最後におまけのような形で、「中上健次氏の本棚──物語/反物語をめぐる150冊」という章があって、中上が選んだ150冊の本のリストが載っている。元々は、1984年に、「東京堂書店神田本店でのブックフェア用に配布されたパンフレット」に載っていたもののようだ。以下、そのリスト。 『古事記』(岩波文庫) 『宇津保物語』(『日本古典文学大系10~12』岩波書店) 『日本霊異記』(東洋文庫、平凡社) 『太平記一・二』(角川文庫) 『往生要集一・二』(東洋文庫、平凡社) 『神道集』(東洋文庫、平凡社) 『説教節』(東洋文庫、平凡社) 『謡曲集』(『日本古典文学大系40~41』岩波書店) 上田秋成『雨月物語』(旺文社文庫) 上田秋成「春雨物語」(『春雨物語・書初機嫌海』新潮社) 近松門左衛門「心中天網島」(『日本古典文学大系

                                                                            中上健次が選ぶ150冊 - 昼の軍隊
                                                                          • 哲学者・柄谷行人さんが新著 資本と国家を乗り越える「力」への希望:朝日新聞デジタル

                                                                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                              哲学者・柄谷行人さんが新著 資本と国家を乗り越える「力」への希望:朝日新聞デジタル
                                                                            • 「世界が尊敬する日本人100人」(ニューズウィーク)。キカイダーとか井上雄彦とか福沢諭吉とか… - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                                              世界が尊敬する日本人100人(2023年) Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2023年8/15・8/22合併号[世界が尊敬する日本人100] CCCメディアハウスAmazonSpecial Report 世界が尊敬する日本人100 ポストコロナで世界が再び近くなりつつある今 さまざまな分野で光り輝く才能豊かで愛すべき日本人たち プロフィール 世界が評価する天才・異才・鬼才 Heroes & Icons 壁に挑み続ける新時代のヒーローたち 小田凱人(プロ車いすテニス選手)/上野千鶴子(社会学者)/仲川遥香(タレント)八村塁(NBAプレーヤー)/黒柳徹子(女優)/人造人間キカイダー(特撮ヒーロー)/井上雄彦(漫画家)/福沢諭吉(啓蒙家) Artists & Entertainers 創造力とカリスマ性で世界を魅了する 道枝駿佑(なにわ男子、アイドル)/Naoto(ヨーヨーアーティ

                                                                                「世界が尊敬する日本人100人」(ニューズウィーク)。キカイダーとか井上雄彦とか福沢諭吉とか… - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                                              • 【成田悠輔】永久に語り継がれるであろう成田先生の魅了が詰まった神回【成田悠輔切り抜き/成田祐輔/GLOBIS知見録/格差/テロ/分断/貧困/若者の貧困問題/エヴァンゲリオン/綾波レイ】

                                                                                ご視聴ありがとうございます! チャンネル登録・高評価を頂けると励みになります! どうぞ宜しくお願いします! --------------------------------------------------------------------------------- 🔽動画出典元「GLOBIS知見録」 引用元URLはこちら : https://youtu.be/Os1CYGymgHM ※「この動画は、GLOBIS知見録のガイドラインを遵守し、二次創作した動画です」 --------------------------------------------------------------------------------- (@成田悠輔に聞く【切り抜き】) 【目次】 0:00 成田悠輔のオープニングトーク 3:05 ストロングゼロに動揺する 4:00 革命やテロについて 5:

                                                                                  【成田悠輔】永久に語り継がれるであろう成田先生の魅了が詰まった神回【成田悠輔切り抜き/成田祐輔/GLOBIS知見録/格差/テロ/分断/貧困/若者の貧困問題/エヴァンゲリオン/綾波レイ】
                                                                                1