並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 32 件 / 32件

新着順 人気順

構造的暴力とはの検索結果1 - 32 件 / 32件

  • 【翻訳】パレスチナ人の命も守れ:ユダヤ人の学者ジュディス・バトラーがイスラエルの「ジェノサイド」を非難|カフェ・フスタート

    本稿はデモクラシー・ナウによるジュディス・バトラーのインタビュー(Palestinian Lives Matter Too: Jewish Scholar Judith Butler Condemns Israel’s “Genocide” in Gaza)の日本語訳です。 バトラーはクィア理論の大成者として有名ですが、ユダヤ人としてイスラエルの占領や暴力を一貫して非難してきました。このインタビューでバトラーの表情は終始険しく、ジェノサイドという言葉を繰り返し口にします。また、バトラーはイスラエルによる暴力は75年前から組織的かつ継続的に行われてきたと指摘し、パレスチナ人がその死を悼むに値しない人間以下の存在として扱われる状況に警鐘をならしています。イスラエルを植民地主義国家・アパルトヘイト国家として明確に非難している点も重要です(これまでのイスラエルの所業をみれば明白のことなのですが、な

      【翻訳】パレスチナ人の命も守れ:ユダヤ人の学者ジュディス・バトラーがイスラエルの「ジェノサイド」を非難|カフェ・フスタート
    • 紀伊國屋じんぶん大賞2024 読者と選ぶ2023年の人文書ベスト30

      読者と選ぶ2023年の人文書ベスト30「紀伊國屋じんぶん大賞2024」 (2022年11月~2023年11月/第14回) 「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」――との思いから立ち上げた「紀伊國屋じんぶん大賞」。おかげさまで、毎年たくさんのご応募と推薦コメントをお寄せいただいております。一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定いたしました。 大賞『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』特別寄稿 小野寺拓也さん 「歴史研究者の仕事は、事実があったかなかったかを見極めて社会に提示すること。それ以降は人びとが各自で判断すればよい」。そう考える方は少なくないのではないでしょうか。確かに事実の確定は重要です。でもそれ以上に歴史研究者にとって重要な仕事は、その事実を「文脈の中

      • 反社とは誰を指すのか。静かなる暴力「反社チェック」を問い直す | Q by Livesense

        「反社会的勢力」という言葉がある。いつのまにか広く知れ渡ったこの言葉は、少し前に芸人の闇営業に関連してワイドショーを騒がせもした。反社が社会的によろしくない存在であることはみながなんとなくわかっており、つながりを持ってはいけないことも知られている。しかし、反社の正体についてはどうだろうか。暴力団、特殊詐欺、組織犯罪。そういったイメージの断片はある。でも、反社の定義について、あなたは答えられるだろうか。 本記事では「反社チェック」を取り上げる。反社チェックとは、企業が取引先に対して反社会的勢力でないかを確認するプロセスのことを指す。多くの人は反社チェックに深い興味を持っていないだろうし、そもそも何を行っているか知らない人も多いと思う。ずいぶん退屈なネタだと感じるかもしれない。 しかし、わたしにとってはようやく書けるテーマとなった。このブログも十五記事を重ねて、思慮深い読者にも恵まれ、こうした

          反社とは誰を指すのか。静かなる暴力「反社チェック」を問い直す | Q by Livesense
        • なぜ"暴力反対"は間違っているのか? 思想と歴史に学ぶ「暴力」の必須教養 - 社会 - ニュース

          「前提にあるのは『どんな人も暴力を発現させる力を持っている』ということです。暴力的な出来事が発生したときには、自分はどんな立場にあるのかを考えなくてはいけません」と語る森 元斎氏 ハラスメントから性加害、紛争まで、「暴力」的な事象が続く昨今。「いかなる暴力も許されない」という言葉もよく聞く。しかし、そんな思考停止の暴力反対論に待ったをかけるのが『死なないための暴力論』だ。 暴力にまみれたこの世界で力強く生き抜くために、暴力とどう向き合えばいいのか。著者の森 元斎(もとなお)氏に話を聞いた。 * * * ――なぜ今、「暴力論」なのでしょうか? 本書執筆のきっかけを教えてください。 森 2022年の安倍晋三暗殺事件がきっかけのひとつです。誰も正攻法では安倍晋三の悪事を断罪できなかったけれど、事件後には統一教会の問題も裏金問題も次々と明るみに出ました。「暴力では何も変わらない」という人もいますが

            なぜ"暴力反対"は間違っているのか? 思想と歴史に学ぶ「暴力」の必須教養 - 社会 - ニュース
          • 『アニマル・スタディーズ 29の基本概念』の翻訳問題

            先ごろ、平凡社からローリー・グルーエンの編著『アニマル・スタディーズ 29の基本概念』が出版された。海外に比べて非常に遅まきではあったが、ようやく日本でも動物倫理や動物研究の関連書が増えてきたため、そろそろこの分野の基本用語を整理・解説した事典的なものが出版されたらよい時期でもあった。そんな矢先に本訳書(以下、本書)が登場した。私もこの原書を数年前に入手して以来、折に触れ参照している。寄稿者の顔ぶれもよく、論考の内容も(やや不満なものはあるが)総じて水準が高く、日本で知られていない文献も多数紹介されているので、邦訳されるにふさわしい一冊であったことは間違いない。また、このように複数の執筆者が手掛けた大部の論集ないしアンソロジーは、在野の人間である私の力では翻訳をしようにも出版企画を通すのが難しいので(それができるなら翻訳したい文献はいくらでもある)、その意味からしても本書が邦訳されたことに

              『アニマル・スタディーズ 29の基本概念』の翻訳問題
            • “加害”した兵士をどう見るか

              なぜ兵士は慰安所に並んだのか、なぜ男性は「慰安婦」問題に過剰反応をするのか――戦前から現代まで男性を縛る“有害な男らしさ” “加害”した兵士をどう見るか ――実は私の祖父も、兵士として中国に送られています。戦後、年に1回は孫たちに戦争の悲惨さを伝えようと機会を設けていましたが、戦友の話や彼らとの交流、どう食べ物を確保したかといった話にとどまり、彼自身どうしても核心に触れられないまま亡くなりました。南京事件や「慰安婦」問題の実情を知ると、祖父や日本兵をどういったまなざしで見ればいいのか悩んでいます。これは長年の個人的な煩悶であるとともに、戦争を知らない世代の普遍的な問題でもあると思います。 平井氏 個人を断罪することは、歴史をやる者はやってはいけないと思っています。ただ、お気持ちはよくわかります。 大学の授業でも、戦時性暴力を兵士の個人的なセクシュアリティ問題だけとして受け止められないように

                “加害”した兵士をどう見るか
              • TUP速報1026号 「人権の彼岸」から世界を観る――二重基準に抗してTUP - Translators United for Peace

                写真:Hosnysalah, Palestinian photographer currently living in Palestine Gaza Strip. 表題の論考を配信する準備をしていた昨日(2023年10月7日)、ガザがまた世界の注目を集める事案が発生した。背景に横たわる不都合な真実、二重基準を考察する一助にしていただけると幸いだ。 去年(2022年)のカンヌ映画祭での記者会見のクリップ(切り抜き動画)が最近ソーシャルメディアに出回った。それは、ルッキズムや現代の階級制を風刺し、最高賞パルムドールを受賞したブラックコメディ『Traiangle of Sadness (邦題『逆転のトライアングル』)の監督と出演者の記者会見のひとコマで、演じた役柄についての質問にベテラン米国人俳優ウディ・ハレルソンが回答するクリップだ。様々な反権威主義的社会活動で知られるハレルソンは、演じた役は

                  TUP速報1026号 「人権の彼岸」から世界を観る――二重基準に抗してTUP - Translators United for Peace
                • 「男は性欲を抑えられない生き物」という性欲自然主義の捏造。暴力は「仕方ない」ものじゃない - wezzy|ウェジー

                  「男の性欲は女とは違う」「男は浮気する生き物」「レイプされそうになった? 夜中に男の家にひとりで行った方が悪い」……こういった言説を聞いたことがない人はいますか。 なぜ男性の性欲は「抑えられないもの」とされ、浮気や性犯罪は甘く見られるのでしょうか? 答えは簡単。一般的に、男性の方が女性よりも権力を持っているからです。権力者の比率は、圧倒的に男性のほうが多い、ということです。 もし日本の政治家や法律家の女性比率が9割を超えていたら、痴漢は「迷惑防止条例違反」で済まないかもしれません。 テレビ局の上層部を女性が占めていたら、お笑い芸人たちが「合コンでセックスできそうな女を捕まえたけど、逃げられそうになったので凍った鶏肉を投げつけた話」に手を叩いて笑う場面が全国放送で流れることはなかったのではないでしょうか。 では「男が悪い」のか? そういうことではありません。暴力的な性のありかたが許容される“

                    「男は性欲を抑えられない生き物」という性欲自然主義の捏造。暴力は「仕方ない」ものじゃない - wezzy|ウェジー
                  • 家父長制権力構造を温存する「ジェンダー平等な」解決策を拒否し、東京オリンピック・パラリンピックの即時中止を求める声明

                    家父長制権力構造を温存する「ジェンダー平等な」解決策を拒否し、東京オリンピック・パラリンピックの即時中止を求める声明 アジア女性資料センターは、2021年2月、森喜朗氏による性差別発言およびその後の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、日本政府、IOCによる対応を受け、『家父長制権力構造を温存する「ジェンダー平等な」解決策を拒否し、東京オリンピック・パラリンピックの即時中止を求める声明』を発表しました。 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は2月18日、性差別発言を批判され辞任した森喜朗氏の後任に、橋本聖子氏を選出した。日本政府および国際オリンピック委員会(IOC)も即座に歓迎を表明し、あたかもこれでオリンピック開催に向けた障害はすべて解決されたかのように急いで幕引きを図ろうとしている。 「女性は話が長い」という森発言の本質は、女性を一般化する差別的偏見という以上に、「組織委の

                      家父長制権力構造を温存する「ジェンダー平等な」解決策を拒否し、東京オリンピック・パラリンピックの即時中止を求める声明
                    • 特集「労働組合はなぜ平和運動に取り組むのか 歴史を読み解き今に生かす」

                      労働組合は戦後の平和運動の中心的な担い手だった。その背景に働く人たちのどのような思いがあったのか。現代の労働運動にどう反映すべきなのか。 労働組合にとっての平和運動 75年前、すべての日本人にとって戦争と生活は切り離せないものでした。誰もが戦争を意識せざるを得ない時代。そこから免れる人は誰一人いませんでした。 終戦直後も同じです。あらゆる人が戦争の経験と記憶、傷痕を背負いながら暮らしていました。家族や友人、財産などを失い、その記憶は人々の中に残り続けました。 1955年にいわゆる「55年体制」が生まれます。与党が3分の2の議席を占め、野党が3分の1を占める。これは憲法改正を阻止できる勢力でした。戦争を経験した人たちにとって日本国憲法は、二度と戦争をさせない、そのために軍事力を持たないことを意味していました。 こうした体制構築のために最も活発に活動し、影響力を持っていたのが労働運動です。当時

                        特集「労働組合はなぜ平和運動に取り組むのか 歴史を読み解き今に生かす」
                      • 続・風評対策の機能不全、発信を弱体化するレトリック

                        震災から13年経ち、福島の復興は進んだ。無論、全てが元に戻ることなど有り得ず課題も山積するが、事故直後の被災地を目の当たりにした身にすれば、あの頃に感じた絶望からは程遠い未来の姿だった。復興に関わった全ての尽力に、改めて心からの感謝と敬意を表する。 その一方、地元では今でも「風評・偏見差別」が強く問題視されている。行政は対策の主軸を「正確な情報発信」にしてきたが、効果は不透明だ。現に、昨年海洋放出が本格化したALPS処理水を未だ「汚染水」と呼び続ける勢力は少なくない。これまでの「風評対策」は有効だったのか。 2022年、独立系シンクタンクアジア・パシフィック・イニシアティブ(API)事故調報告書は、行政の対策を「風評被害の概念が曖昧」「有効性への視点が不足」「(正確な情報発信方針は)真っ当な態度のように見えるが、実際には風評と正面から向き合うこと、差別や偏見を持ちその解消を阻害しようとする

                          続・風評対策の機能不全、発信を弱体化するレトリック
                        • 警察政策学会資料096(米国の治安と警察活動).pdf

                          警察政策学会資料 第96号 平 成 2 9 ( 2 0 1 7 ) 年 8 月 米国の治安と警察活動 警察政策学会 外国制度研究部会 警 察 政 策 学 会 資 料 第 96 号 平 成 29 ( 2 0 1 7 ) 年 8 月 米 国 の 治 安 と 警 察 活 動 警 察 政 策 学 会 外 国 制 度 研 究 部 会 第96号/表紙(424×297).indd 1 2017/08/23 11:11:36 米国の治安と警察活動 まえがき 米国の治安と警察活動は、我が国の治安と警察活動とは大きく異なっている。そ れは、 背景となる社会の在り方が、 米国と日本では大きく異なっているからである。 しかし、我が国では、その違いについての認識が必ずしも広く共有されている訳で はない。 そこで、本稿では、米国の治安や警察活動の特徴について、取りまとめて論述し た。論述に当たっては、米国の治安と警察

                          • ウィシュマ・サンダマリさん死亡事件調査報告書に関する声明

                            2021年8月10日、出入国在留管理庁(以下「入管庁」)は、同年3月6日に名古屋出入国在留管理局の収容施設で死亡したスリランカ女性ウィシュマ・サンダマリさんに関する「調査報告書」を公表した。 はじめに この「報告書」は、入管庁が任命した5名の有識者からの意見や指摘をふまえつつ、ヒアリングを含め「身内」で検討資料等を用意し、事実関係を都合よく並べた内部調査に過ぎない。入管庁が編集した監視カメラ映像を実際に見たウィシュマさんのご遺族の指摘にあるように、「報告書」に記載された事実関係は少なからず歪曲されていると推測される。「報告書」は死因の解明には至らず、調査から導き出された検討結果も、対応の改善点を指摘しつつも、「現場は現場なりにがんばっている」との入管庁の説明にもあるように、職員の対応を擁護するなど、真相解明を目指す真摯な態度や反省を欠き、死亡事件を発生させた制度的・構造的問題に切り込むもの

                              ウィシュマ・サンダマリさん死亡事件調査報告書に関する声明
                            • 90年代サブカル帝国の逆襲

                              "We were young, we were foolish, we were arrogant, but we were right."   「我々は若く愚かで傲慢だったが、しかし正しかった。」 -Abbie Hoffman小山田圭吾は四半世紀前に行った「いじめ加害の回顧」を元に糾弾され遂にステートメントを公表し、また五輪開会式作曲担当を辞任した。かつて若く愚かで傲慢だった男は中年になり、五輪という国家主義で粉飾した薄汚い資本主義の欺瞞に満ちた祭典に魂を売り堕したが、ポストフリッパーズギター、コーネリアスこと26歳の反逆児 小山田圭吾によって無事それは阻止されたのである。 結果的に90年代の(露)悪趣味ブーム、鬼畜系と呼ばれるような虚無主義による静的反体制ムーブメントは時空を超えて虚ろな態度で大量消費文化に迎合する邪悪な中年男性の台頭を抑えたが、同時に現代に生きる人々はそのショッキング

                                90年代サブカル帝国の逆襲
                              • 『はだしのゲン』削除から考える平和教育――軍拡・安全保障教育にしないために(高橋博子さんインタビュー) - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

                                広島市教育委員会が2023年度、平和教育の小学生向け教材から、漫画『はだしのゲン』を削除する方針を決めたと報じられました。広島市の小学校、中学校、高校では、2013年度に平和教育プログラムがはじまり、それぞれの学年に応じて作られた教材を使用しています。『はだしのゲン』は小学3年生の教材に6ページに渡って掲載されています。関連文書では、削除の理由として《漫画の一部を教材としているため、被爆の実相に迫りにくい》、《ゲンの気持ちを考えることに留まり、教材を通して、自分が平和について考えたことを伝える学習となっていない》などを挙げています。さらに、中学3年生の教材にあった「第五福竜丸」の記述がなくなることも分かりました。 戦争の記憶の継承にはどのような課題があるのか、歴史家の高橋博子さんに伺いました。 ――『はだしのゲン』が広島市の平和教育の教材から削除されると聞いて、高橋さんは率直にどう感じられ

                                  『はだしのゲン』削除から考える平和教育――軍拡・安全保障教育にしないために(高橋博子さんインタビュー) - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
                                • 「体に悪いとわかっていても、汚染された水を飲むしかない」“世界最大の野外監獄”と呼ばれる、ガザが直面する本当の問題 | 文春オンライン

                                  2023年10月7日、ハマス主導の越境奇襲攻撃に端を発し、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃が激化した。今月7日には、イスラエル・ネタニヤフ首相がハマスが提案した休戦案を拒否。攻撃はまだ続いている。 ここでは、長年パレスチナ問題に関わって来た、早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授の岡真理さんが、攻撃激化の直後、10月20日と23日に行った講義の内容をまとめた『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房)より一部を抜粋して紹介。 10月7日の攻撃以降の話ばかりがメディアで取り上げられる中、それ以前のガザで起きていた、イスラエルによる“完全封鎖”とはどのようなもので、住民たちにどんな影響を与えてきたのか。現在進行形で続いている“人道危機”の実態を明らかにする。(全3回の2回目/最初から読む) ガザ地区の衛星画像 ©AFLO ◆◆◆ 「封鎖」とはどういうことか ガザ

                                    「体に悪いとわかっていても、汚染された水を飲むしかない」“世界最大の野外監獄”と呼ばれる、ガザが直面する本当の問題 | 文春オンライン
                                  • 「在日コリアンの存在は、日本の植民地支配と何の関係もない、普通の移民と同じだ」と述べるあなたへ、あるいはそう考える誰かへ|sooja

                                    「在日コリアンの存在は、日本の植民地支配と何の関係もない、普通の移民と同じだ」と述べるあなたへ、あるいはそう考える誰かへ 当該記事に関して、至る所に事実と異なる点がある為、取り上げご指摘させて頂きます。 ― 取り急ぎの回答・歴史の初歩的な説明に替えて ― 最初に述べておきますが、あなたの記事は事実情報として書かれていない不足点も多く間違いが多い事に加え、導き出したタイトルの結論の間違いぶりはあまりにも酷いのと、また私の記事から端を発している事から放置・看過する事もできず、勝手に私からの「回答」としてお伝えさせて頂きます。 述べられた内容について私は多々否定する事になりますが、あなた自身を否定しているわけではないのでくれぐれも攻撃されているなんて誤解せず、出来るだけ素直にまっさらな気持ちで読んでほしいです。でないと時間をかけて丁寧に書いている意味がないので。 私は本当の歴史を知ってもらうため

                                      「在日コリアンの存在は、日本の植民地支配と何の関係もない、普通の移民と同じだ」と述べるあなたへ、あるいはそう考える誰かへ|sooja
                                    • 非理想的被害者再考 - 忘却からの帰還〜Others〜

                                      忘却からの帰還〜Others〜 Intelligential トップページページ一覧メンバー編集 非理想的被害者再考 最終更新: transact 2021年04月25日(日) 17:23:12履歴 Tweet 理想的被害者 非理想的被害者再考 (2018) Stephanie Fohring: "Revisiting the Non-ideal Victim", in "Revisiting the Ideal Victim", pp.195-209, 2018 概要 理想的被害者(The Ideal Victim)で、Christieは自然に、理想的被害者と現象の社会学を特徴づけることにフォーカスしている。これに代えて、本章では非理想的被害者と、この被害者の部分集団における個人の反応と被害者化の関連にフォーカスする。非理想的被害者についてのChristieの検討は、「魔女と労働者」すな

                                        非理想的被害者再考 - 忘却からの帰還〜Others〜
                                      • コロナ・パンデミックのただ中で、介護職員らはいのちによりそっている(上) - 白崎朝子|論座アーカイブ

                                        コロナ・パンデミックのただ中で、介護職員らはいのちによりそっている(上) 35年間、ケアという「しごと」をしてきた私の目に映る仲間たちの姿 白崎朝子 介護福祉士・ライター 介護職員という真摯な存在 17歳でハンセン病の当事者の人たちと衝撃的な出逢いがあった私は、哲学を学ぶため大学に入った。だが、女性解放運動や反原発運動に走り回り、授業にはほとんどでなかった。中退して、鍼灸学校にはいった私は、24歳のとき、友人の紹介で産後女性の生活を支えるアルバイトをした。数人の女性から、「あなたは、人をケアする仕事が向いている」と勧められた。 気がつくと足掛け35年、主に高齢者を中心に、産後の女性、シングルマザー、ホームレス、身体・知的障害がある人々と関わる「しごと」をしながら、いのちに向き合う市民運動をしてきた。また、この10年はヘルパーの養成講師や、医大の看護学生など大学生にむけてゲストスピーカーなど

                                          コロナ・パンデミックのただ中で、介護職員らはいのちによりそっている(上) - 白崎朝子|論座アーカイブ
                                        • 構造的暴力とは?: 医療人類学による社会構造の批判 | Anthro JP みんなの人類学

                                          医療人類学は人々がもつ健康や病に対する理解の仕方、信念、価値観やそれに伴う健康や病の経験などを描いてきました。 一方で、医療人類学は医療や健康をめぐる不公正な社会の仕組みについて積極的な批判を避けてきたのではないか、と指摘することもできます。 構造的暴力の視点は、選択の自由と自己責任や、ライフスタイル、文化的習慣などに基づいた理解にとって代わり、社会の仕組みに対する批判と社会正義の観点を与えます。 Photo by THE COLLAB. on Pexels.com 構造的暴力は、医療人類学の主要な概念の一つで、医者で医療人類学者のポール・ファーマー (Paul Farmer)によって導入されました。この視点から、医療をめぐる不公正さに批判的な医療人類学者たちは、「構造的に不利な立場にある人々の健康がどのように脅かされているか?」を問います。(Farmer 2004b)「どのような不公正が

                                            構造的暴力とは?: 医療人類学による社会構造の批判 | Anthro JP みんなの人類学
                                          • 二松学舎大学『學』vol.65 特集:ロシア・ウクライナ問題から考える—世界の中にいる私 国境とアイデンティティ

                                            ロシアによるウクライナ侵攻から1年以上がたちました。終わりの見えない戦いは、日本にも無関係ではありません。二松学舎大学では、国際政治経済学部において国際関係や歴史を学びますが、これからの時代は学部を問わず、だれにとっても重要なテーマになりそうです。そこで、本学国際政治経済学部の合六強先生と、ヨーロッパの国際政治が専門の東野篤子先生、ロシアの軍事情勢に詳しい小泉悠先生に、「国際関係を学ぶ意義」について語り合っていただきました。 「疑問」や「観察」から 国際関係を学ぶ道へ ―先生方が国際政治や国際関係論を学ぼうと思われたきっかけから教えてください。 合六 2001年、高校2年生の夏にアメリカにホームステイしていたんです。帰国した直後に同時多発テロ事件が起きて、訪問した場所が攻撃を受けた衝撃と、「何でこんなことになっているの?」と疑問を抱きました。それが、国際政治に関心を持ったきっかけです。 そ

                                              二松学舎大学『學』vol.65 特集:ロシア・ウクライナ問題から考える—世界の中にいる私 国境とアイデンティティ
                                            • 第2回◆『この世界の片隅に』と広島の「加害/被害」|リレーコラム 波の音をきく

                                              植松 青児(編集者) 読み直して気づいた大事なこと 大ヒットした漫画/映画『この世界の片隅に』はアジア太平洋戦争末期の広島・呉市を舞台に、ある一家の人びとを描いた作品だ。その序盤に、次のようなシーンがある。 広島市の南部、太田川河口にある集落・江波(えば)で海苔(ノリ)養殖を営んでいた主人公の父・浦野十郎が、呉から来た北條円太郎・周作親子に次のように語る。 「うちも海苔を作りよりましたが、三年前の埋め立てでやめましてのう/今はそこへ出来た工場に勤めよりますわ」(漫画『この世界の片隅に』上巻61頁、映画にも同じシーンあり) 同作品のアニメ映画が公開された2016年、原作漫画を読み直したとき、このシーンのところで手が止まった。やがて全身が震えだした。原作のこのシーンを初めて読んでから約10年、私はなんて大事なことを読み過ごしていたのだろう……。 この広島市江波という場所は、漫画『はだしのゲン』

                                                第2回◆『この世界の片隅に』と広島の「加害/被害」|リレーコラム 波の音をきく
                                              • ヴァルター・ベンヤミン ――危機のなかの世界史 小川幸司|〈リレー連載〉人物から見た世界歴史|『岩波講座 世界歴史』(全24巻)完結!

                                                高校世界史の授業でベンヤミンを読む 私の高校世界史の授業は、いつも1枚の資料プリントを読みながら、テーマとする歴史をめぐって解釈や意義づけの考察を行うことを常としてきた。大学入試に備えるために必要な教科書の「通史」の解説はなるべく簡潔に済ませ、授業の力点を資料プリントの読解や批評、そして互いの対話に置いてきた。プリントの内容は「人権宣言」とかオランプ・ド・グージュの「女性の人権宣言」のような一次史料もあれば、李沢厚の『中国の伝統美学』のような研究書もある。そして3年生の最後の授業で、「この文章を皆さんと読むことを目指してボクは世界史の授業をしてきたのかもしれません」と前置きしてから、ヴァルター・ベンヤミン(一八九二―一九四〇)の『歴史の概念について』を読んできた。 ヴァルター・ベンヤミン『ボードレール 他五篇』(『歴史の概念について』収録), 野村修編訳,岩波文庫,1994年 西洋史学科で

                                                  ヴァルター・ベンヤミン ――危機のなかの世界史 小川幸司|〈リレー連載〉人物から見た世界歴史|『岩波講座 世界歴史』(全24巻)完結!
                                                • 『「やさしさ」の免罪符』 脚注・参考資料集

                                                  『「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」』(林智裕)の脚注・参考資料集です。 ※参考資料については、お待ちください。 ※「事実を整える」の Nathanさんと共同作業で作りました はじめに*1 【北海道・大千軒岳】「友だちでした。何も言えない」クマに襲われたとみられる遺体北大生と判明…水産学部長「志半ばの若い命が失われたことに深い悲しみ」 | みんなの掲示板 Talk (トーク) *2 北秋田市でクマに襲われ 高校生含む5人けが 1人は重傷|NHK 秋田県のニュース *3 クマ類による人身被害について [速報値] *3 クマによる人的被害 統計開始以降最多に 今年度17道府県160人 | NHK | クマ被害 *4 ファラオ田中【冷めた】 on X: "人間は碌な生き物じゃないのは間違いないが、熊社会の為にも人の味を覚えた熊は排除しなきゃいけないんだな。 人間を食う、人間の

                                                    『「やさしさ」の免罪符』 脚注・参考資料集
                                                  • 「引きこもり」はなぜ這い上がれないのか? - 生きるための自由研究

                                                    「引きこもり」を事例に、社会的に低い立場に置かれたり周縁化された人(=サバルタン)がなぜ社会の中で這い上がれなくなるのかを文章化したい。「引きこもり」の問題だけでなく、マイノリティ全般のエンパワーの課題についても多くカバーできると考える。マイノリティは力をもっていないから弱い立場にいるのではなくて、マイノリティを弱い立場に追いやる構造によってマイノリティのもつ力が上手くエンパワーされないのだ。能力主義による人の序列づけが正当化され、金を稼げない引きこもりなどは差別されても仕方がないと意識が高めのリベラル層にも思われている。このような能力主義による抑圧が正当化される社会では、抑圧される側も抑圧されるのは仕方ないと受け入れてしまい抑圧的な関係性や社会構造を問えない。これは「象徴的暴力」(ブルドュー)と呼ばれる(詳しくは文末のネット引用記事)。このような抑圧を生む構造が「引きこもり」を社会に浮上

                                                      「引きこもり」はなぜ這い上がれないのか? - 生きるための自由研究
                                                    • 無自覚が暴力を加速する「構造的暴力」とは?社会的弱者に無関心でいることは悪なのか

                                                      本記事では、構造的暴力について解説しています。無自覚な暴力が加速しつつある現代において、構造的暴力とはなにを指すのか、事例を用いて解説しています。 2021年8月、ネットやテレビなどでも活躍するメンタリストのDaiGo氏が自身のYouTubeにおいて、ホームレスの人への差別発言をし、炎上しました。 動画の中で、DaiGo氏は「自分にとって必要の無い命は僕にとって軽いんで。だからホームレスの命はどうでもいい。いない方が良くない? 邪魔だしさ。プラスになんないしさ、臭いしさ。治安悪くなるしさ。もともと人間は自分たちの群れにそぐわない、群れ全体の利益にそぐわない人間を処刑して生きている。犯罪者を殺すのだって同じ」と発言したそうです。 この発言にはSNSで「優生思想である」、「非人道的」、「差別を助長する」など、さまざまな批判が寄せられ、生活困窮者支援4団体が緊急声明を出すなど大きな話題になりまし

                                                        無自覚が暴力を加速する「構造的暴力」とは?社会的弱者に無関心でいることは悪なのか
                                                      • tn54.(訂)「平和を知らない子供たち」でいいですか? 平和と沈黙(2021) - tn198403s 高校時代blog

                                                        1951年、14歳で母に会う 誕生日の度、生まれた1965年から時代を逆に生きていたらと考えるようになって、ある時、母や父に会えないだろうかと思いました。同じ年齢になった時にだけ会えるというルールを決めてイメージしました。ちなみに母は1937年(昭和12年)生まれです。盧溝橋事件から日中戦争が中国全土に広がっていく頃でした。 計算してみると、1951年に母が14歳、私も時代を逆に進んで14歳で会えるようです。14歳と言えば、中学の卒業を控えその後の進路を考える頃。もちろん、実際に会えるわけではなく、イメージを深めるための手段です。 この記事は前回の続きです。 tn53.「終戦直後を知らない子供たち」でいいですか? 平和と沈黙(2021) 1951年、14歳で母に会う 記事の大きな訂正(2021.8.28追記) 母の中学時代の話(訂正分) 母の中学時代の話(訂正前) 「平和を知らない子供たち

                                                          tn54.(訂)「平和を知らない子供たち」でいいですか? 平和と沈黙(2021) - tn198403s 高校時代blog
                                                        • 「とどまることを知らない暴力―私たちが今ガザで目にしていること」明治学院大学国際平和研究所と赤十字国際委員会駐日代表部が緊急シンポ | 長周新聞

                                                          イスラエルによる爆撃が1カ月以上続いているパレスチナ自治区ガザ地区(5日) ハマスによる攻撃を契機に始まったイスラエルのパレスチナ・ガザ地区への侵攻は、1カ月が経ち、イスラエルが連日の大規模な空爆と軍事包囲に加えて地上戦を開始したことで、ガザ地区の犠牲者は1万人をこえ、その4割が子どもだといわれる。また、イスラエルから連れ去られた人質は、その大多数がいまだ解放されないままだ。こうした事態を受けて7 日、明治学院大学国際平和研究所と赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表部は共同で緊急シンポジウム「とどまることを知らない暴力~私たちが今ガザで目にしていること~」を開催した。シンポジウムは東京都港区の同大白金キャンパスとZoomで同時開催され、会場・オンライン含めて約500人が参加した。 初めに主催者を代表して、明治学院大学国際平和研究所所長の阿部浩己氏(同大教授)が、「パレスチナのガザ地区で現在

                                                            「とどまることを知らない暴力―私たちが今ガザで目にしていること」明治学院大学国際平和研究所と赤十字国際委員会駐日代表部が緊急シンポ | 長周新聞
                                                          • 黒人差別抗議デモで起きた「銅像狩り」が悲劇を掻き消してしまう可能性(真鍋 厚) @gendai_biz

                                                            相次ぐ銅像の破壊・撤去… ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)運動から派生する形で、欧米各国で人種差別や植民地支配に関連する銅像の破壊、撤去が相次いでいます。一時的な熱狂に終わるかに見えましたが、どうやらこの傾向は今後も続きそうです。 これは、特定の集団を排除する既存の社会システムによる「構造的暴力」を踏まえれば、単純にヴァンダリズム(文化破壊)に過ぎないと型通りの批判を行うだけでは足りないでしょう。この騒動をきっかけにして忘却の彼方に追いやられていた歴史の暗部にスポットライトを当てた面もあるからです。 しかしながら、他方で、銅像に落書きをし、引きずり倒すことで政治的正しさ(ポリティカル・コレクトネス)を声高に主張する側は、実のところ「表層的なモニュメント」への攻撃によって程良く"ガス抜き"され、「言葉狩り」ならぬ「銅像狩り」に陥っている可能性が否めません。それによって、さらに階層

                                                              黒人差別抗議デモで起きた「銅像狩り」が悲劇を掻き消してしまう可能性(真鍋 厚) @gendai_biz
                                                            • ハンス・ヨナスの暴力性について|戸谷洋志|note

                                                              2019年11月24日(日)に学習院大学で「『現代思想』11月号にまつわるシンポジウム」が行われました。当日の発表原稿を以下にお示しします。シンポジウムに参加したかったけどできなかった方、『現代思想』11月号を読んでヨナスに関心を持たれた方、是非ご覧ください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ ハンス・ヨナスの暴力性について はじめに 本日は発表の機会を賜りましたことに心からお礼を申し上げます。私は『現代思想』第11月号で二つの発表をしております。一つは、森岡正博氏との討議であり、もう一つは、「ハンス・ヨナスと反出生主義」と題した論考です。今回の発表では、この二つの内容を踏まえながら、参加者の皆さまとの議論に資する問題提起をすることを目指します。基本的に私は皆さまが『現代思想』第11月号をすでに読んでおられることを前提とし、その内容について詳細に解説することはいたしません。むしろ本日の主催

                                                                ハンス・ヨナスの暴力性について|戸谷洋志|note
                                                              • 【2021年再掲】近代日本に於ける思想と文学の社会性の起源についての考察――人生相渉論争を基準にした思想と文藝の存在意義について―― - 夢現抄

                                                                以下は、2013年に友人のラッコ君(twitterID: @rakkoannex)の『概念迷路』という雑誌に寄稿した「近代日本に於ける思想と文学の社会性の起源についての考察――人生相渉論争を基準にした思想と文藝の存在意義について――」の再掲となります。 「近代日本に於ける思想と文学の社会性の起源についての考察」再掲に当たっての弁明 - 夢現抄 上述の弁明の通り、アナキストとなった現在では当時とは考えが異なる部分や、ぎこちない文体など修正したい箇所が多々あるのですが、最小限の修正に止めてあります。「文科の学(純文学のみならず、歴史学、哲学、社会科学を含む明治時代までの「文学」が指していた意味です)の社会的意義存在意義とは何なのか?」というテーマについて、何かしらの考える材料となってくれれば望外の喜びです。 一.序言 元来本稿は、論文として書く構想を持っていたものであった。しかし、書き進める内

                                                                  【2021年再掲】近代日本に於ける思想と文学の社会性の起源についての考察――人生相渉論争を基準にした思想と文藝の存在意義について―― - 夢現抄
                                                                • 「五輪とナショナリズム――「国家間の競争」を排せよ」帯広畜産大学名誉教授 杉田 聡 | 特集/コロナに暴かれる人間の愚かさ

                                                                  東京五輪を含む五輪がもつ問題点を論ずる。 五輪史を振り返れば、「五輪憲章」(この問題性については後述する)からはずれた、あるいはそれが明確に禁じた異常が、常態化してきた。 ◎強められる国家間競争 ◎国家的宣伝・国威発揚の場としての五輪大会の利用 ◎勝敗・メダル獲得を至上とするエリートスポーツ観 ◎不透明かつ常軌を逸する商業主義 ◎米TV局の放送権料との関係で決まる真夏の開催・異常な時間帯の競技 ◎五輪大会の巨大化 ◎そのために開催国・開催都市に課される膨大な財政支出 ◎その結果生ずるハード/ソフト面での負の遺産・市民生活への直接/間接のしわ寄せ、等 「国家間の競争」――あおられるナショナリズム ここで私が何より問題にしたいのは、五輪によって国家間競争が強められてきたという事実である。 まず問われるのは、IOC委員による本国への五輪大会の誘致である。この際、国と国とのし烈な招致合戦がくり広げ

                                                                  1