旧統一教会と自民党の議員との接点が相次ぎ浮上している問題をめぐり、二階元幹事長は「自民党はビクともしない」と述べました。自民党 二階俊博 元幹事長「電報を打ってくれって言われりゃ打つんですよ。『応援…
「今回の裏金の問題に関して、収支報告書の訂正が当然相次いでおるということでございますが、本当に信じられないような訂正もいくつもあるわけですね」 2月8日の衆議院予算委員会で、こう指摘したのは立憲民主党の藤岡隆雄衆議院議員(46)。 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件や政策活動費問題について追求するなかで、二階俊博元幹事長(84)の“衝撃的な使途”を明かしたのだ。 二階元幹事長をめぐっては、幹事長時代の’16年から5年間にわたって約50億円の政策活動費を自民党から受け取っていたとされている。 しかし岸田文雄首相(66)は5日の衆議院予算委員会で、野党議員から使途を確認するよう迫られるも「確認するまでもなく、適切に使用されているものだと認識している」などと消極的な姿勢を見せていた。 そうしたなか、冒頭の指摘に続けて「その中で1つ疑問に思ったことについて、官房長官にお伺いをしたいと思
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、東京地検特捜部が二階派の会長を務める二階俊博 元幹事長から任意で事情を聴いたことが関係者への取材で新たにわかりました。二階派では複数の所属議員側が、販売ノルマを超えて集めた分のパーティー収入を、そもそも派閥側に納入していないケースがあり、二階元幹事長の事務所もパーティー収入の一部を納入していなかったとみられるということで、特捜部は詳しい経緯を確認したものとみられます。 自民党の安倍派「清和政策研究会」や二階派「志帥会」では、所属議員がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、その分を派閥の政治資金収支報告書にパーティーの収入として記載していなかった疑いがあり、東京地検特捜部は先月19日、政治資金規正法違反の疑いで安倍派と二階派の事務所を捜索するなど、捜査を進めています。 この問題で特捜部が、二階派の会長を務める二
自民党の二階元幹事長は25日午前、党本部で記者会見を開きました。 冒頭、二階氏は派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について「政治不信を招く要因となったことに対し改めて国民と地元の皆さまに深くおわび申し上げる。派閥の会計責任者と私の秘書が刑事処分を受けているが、政治責任は当然、すべて監督責任者の私自身にある」と述べました。 その上で、みずからの政治的な責任を明確にするため、次の衆議院選挙に立候補しない考えを明らかにしました。 岸田総理大臣には25日朝、電話で意向を伝えたとしています。 そして、自身が政界を引退するかどうかや後継者選びについては、地元の県連などに委ねる考えを示しました。 一方、残りの任期については「有権者から負託された議席があり、国土強じん化や大阪・関西万博の準備などに力を尽くす考えだ」と述べました。 また、党執行部が関係議員の処分を検討していることが今回の判断に影響したのか
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて「志帥会」=二階派の会長を務める二階・元幹事長は記者会見し、派閥を解散する意向を表明しました。 自民党二階派は19日午後、東京・千代田区の派閥の事務所で緊急の議員総会をおよそ1時間開き、その後、会長を務める二階・元幹事長らが記者会見を行いました。 この中で二階氏は「『志帥会』の政治資金パーティーの収支に関して、きのう収支報告書の訂正を行い、きょう刑事処分が出た。派閥を預かる会長として責任を痛感し、心より国民とご支援頂いた多くの同志の皆さんに心からおわびを申し上げる」と陳謝しました。 そして、派閥の活動について「これまで政策集団として国土強じん化、観光立国、地方創生、平和外交などさまざまな政策提言を行い、実行し、一定の成果を上げてきた」と述べました。 その上で「政治への信頼を取り戻すため『志帥会』を解散するという結論になり、さきほど所属議員
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受け、二階俊博元幹事長が会長を務める二階派が解散することを決定しました。 二階氏は議員総会終了後に行った記者会見で「政治への信頼を取り戻すために、志帥会(二階派)を解散するという結論に至り、先ほど、所属議員の了承を得た」と話しました。 二階派の政治資金パーティーをめぐっては、おととしまでの5年間でおよそ2億円が裏金となり、政治資金収支報告書に記載されていなかった疑いがもたれています。 東京地検特捜部は二階派の元会計責任者を政治資金規正法違反の罪で在宅起訴したほか、二階氏の事務所では派閥に納めていない「中抜き」とよばれる不記載の資金が3000万円以上あったとして秘書が略式起訴されています。
旧統一教会と自民党の議員との接点が相次ぎ浮上している問題をめぐり、二階元幹事長は「自民党はビクともしない」と述べました。 自民党 二階俊博 元幹事長 「電報を打ってくれって言われりゃ打つんですよ。『応援してやろう』と言ってくれたら『よろしくお願いします』っていうのは、もうこれは合言葉ですよ。モノ買いに来てくれたら『毎度ありがとうございます』って商売人が言うのと同じなんですよね。究明し修正をしてやっていくべきだと思いますが、自民党はビクともしないよ」 二階氏は講演で自身と旧統一教会との関係を否定したうえで、「応援してくれる人たちをこっちが選択する権利はほとんどない」、支援者が旧統一教会関係者かどうか「すぐ瞬時にわかるわけがない」と述べました。 また、政府が決定した安倍元総理の国葬の実施については「当たり前のことで、やらなかったら馬鹿だ」と述べました。
岸田総理大臣は31日夜、内閣支持率が低迷する中、自民党の二階元幹事長らと会談し結束を確認しました。 岸田総理大臣と二階元幹事長の会談は東京都内の中国料理店で行われ、岸田派の事務総長を務める根本元厚生労働大臣と二階派の会長代行を務める林元幹事長代理らも同席しました。 会談では、旧統一教会と自民党の関係などをめぐって内閣支持率が低迷する中、政権運営などをめぐって意見が交わされました。 出席者によりますと、二階氏は「しっかり支える。支持率に振り回される必要はない」などと述べ、結束を確認したということです。 岸田総理大臣と二階氏の会談は、両派の幹部が同席して行われたことし4月以来です。 一方、二階氏は岸田総理大臣との会談のあと、同じ中国料理店で、森山選挙対策委員長と会談しました。
二階派(志帥会)事務総長経験者の平沢勝栄元復興相自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で、東京地検特捜部が二階派(志帥会)会長の二階俊博元幹事長らから任意で事情聴取していたことが6日、関係者への取材で分かった。二階派はパーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載していなかった疑いが持たれており、特捜部は一連の経緯を確認したとみられる。 関係者によると、特捜部は他に二階派で議員側の実務を仕切る事務総長経験がある平沢勝栄元復興相からも任意で事情を聴いたという。 二階派は所属議員に課したパーティー券の販売ノルマを超えた分を議員にキックバック(還流)。還流分については収支報告書に記載していたが、パーティー収入の一部は記載していなかった。不記載額は平成30年~令和4年分で1億数千万円に上る恐れがある。 関係者によると、二階派の一部議員はパーティー券の販売額の一部だけを二階派に納入し、一部は納入せず
自民党の裏金問題をめぐり、衆参両院で開かれた政治倫理審査会。しかしそこでは何ひとつ真相が明らかになることはなく、岸田首相が狙いとしていた裏金問題の幕引きは失敗に終わった形となりました。そんな首相サイドが次なる手として画策する「大物議員の処分」に異を唱えるのは、毎日新聞で政治部副部長などを務めたジャーナリストの尾中 香尚里さん。尾中さんは今回、この処分を「いかさま」と判断する理由を詳細に解説するとともに、国民に対して自民党の「やってる感」に振り回されぬよう警戒を呼びかけています。 ※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:裏金問題と自民党の処分 プロフィール:尾中 香尚里(おなか・かおり) ジャーナリスト。1965年、福岡県生まれ。1988年毎日新聞に入社し、政治部で主に野党や国会を中心に取材。政治部副部長、川崎支局長、オピニオングループ編集委員などを経て、20
次期衆院選への不出馬を表明した自民党の二階俊博元幹事長(85)の記者会見での態度に、ネット上では「放送事故」「老害」などと非難する声が相次いだ。 二階氏は25日の記者会見で、政治資金パーティー裏金事件で、二階派の事務局長や秘書が立件されたことに「政治責任は全て監督責任者である私自身にある」と述べた。一方で、記者との質疑応答は林幹雄元幹事長代理が代わりに回答する場面も目立った。 さらに、不出馬の理由が裏金問題か、それとも年齢なのかを尋ねた記者に「年齢の制限があるか? おまえもその歳が来るんだよ」と答えた後、小声で「バカ野郎」と吐き捨てた。 この態度にX(旧ツイッター)では「反省してねぇ~w」「放送事故やんけこれ…これが政治権力持ってたんかよ」「責任とって政界引退なのに、なんでこんなに偉そうにできる??」「まさに老害の中の老害」とあきれた声が広がっている。「逃亡犯とならないように、50億円もの
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、二階派の会長を務める二階俊博元幹事長の事務所がおととしまでの5年間で3000万円を超えるパーティー収入を派閥側に納入せず、元幹事長側の政治団体の政治資金収支報告書に収入として記載していなかったとして、東京地検特捜部が、二階元幹事長の秘書を政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で立件する方向で検討していることが関係者への取材でわかりました。 自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐっては、おととしまでの5年間で、安倍派「清和政策研究会」が6億円超、二階派「志帥会」が2億円超、2020年までの3年間で岸田派「宏池政策研究会」がおよそ3000万円の収入を派閥の政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあり、東京地検特捜部は、安倍派と二階派の会計責任者を政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で在宅起訴し、岸田派の当時の会計責任者も立件する方向で捜査を進めています
支持率下落が止まらず、ますます弱りつつあると言われる岸田総理。まるでその精気を吸い取っているのかのように見えるのが、近ごろ活気を取り戻してきている二階俊博元幹事長だ。【前編】『83歳・二階元幹事長がまた暗躍…「世耕なんぞ舎弟にしてやったわ」剛腕ぶりが圧巻』に引き続き、復活しつつある彼の動向についてレポートしよう。 警察関係者との太いパイプ 岸田政権で幹事長を離れ、鳴りを潜めた二階を「このまま引退するのではないか」「もはや終わった老人だ」などと、願望混じりに評する議員は自民党にもいる。だが今、二階は完全復活を遂げた。そして、間違いなく近年で最も高揚している。 それは、吹き始めた政局の生臭い風を嗅ぎとっているからに他ならない。 二階は10月31日の夜、総理・岸田文雄の希望を容れ、行きつけの麻布の高級中華「富麗華」で面会した。が、岸田は二階を主流派から外した張本人であり、二階はほとんど口もきかず
政治家にとって都合の良い本ならたくさん購入してくれる素晴らしいシステムである。二階氏は「選挙区外の行政や議会関係者、その他、関連する政策を進める関係者」らに配布したという(毎日新聞2月14日より)。 ではあらためて購入本のリストを見てみよう。目を引いたのが『ナンバー2の美学 二階俊博の本心』(大仲吉一 著)だ。この本をなんと5000冊、1045万円分も購入していた。突出している。どんな内容なのか興味を覚えた方もいるだろう。実は私の本棚にもあったのだが二階氏から配布されたのではなく「1冊、1900円」で自分で購入していた。なんだか悔しい。 というわけで噂の二階本『ナンバー2の美学 二階俊博の本心』をあらためて読んでみた。第4章「二階俊博、その生い立ち」がすごい。冒頭に「二階みかん」について書かれている。 まるで「笠地蔵」 《二階俊博と親交のある人間は、「二階みかん」をよく知っている。挨拶回り
自民党の裏金事件を受けた政治改革で、使途を公表する必要のない「政策活動費」の禁止が焦点のひとつになってきた。 政策活動費は政党から政治家個人への寄付として支出される。お金の流れを透明化して国民監視を促す「政治資金規正法」の“抜け穴”だ。すでに、立憲民主党が「全面禁止」を改革案に盛り込み、29日、日本維新の会も「廃止」とする案を発表した。 【写真】この記事の関連写真を見る(17枚) 29日の衆参予算委員会でも、野党から政策活動費の禁止を求める質問が集中。そこで問題視されたのが、自民党の二階元幹事長へのベラボーな支出だった。ナント、幹事長在任中の5年間に50億円近い政策活動費を受け取っていたというのだ。 「50億を1人の政治家に渡し、使い道を明らかにしないでいいというのは常識外れだ。国民は納得できない」 「こんな金額をどうやって使うのか。やましいことがないなら速やかに使途を公開すべきだ」 立憲
自民党の二階元幹事長は、各種の世論調査で岸田内閣の支持率が低下していることについて「安全運転だけでは国民はもの足りない」と指摘し、思い切った政策を打ち出していくべきだという考えを示しました。 自民党の二階元幹事長は、TBSのCS番組「国会トークフロントライン」の収録で「岸田内閣の支持率が低下していることは、緊張感を持って政権運営にあたれという天の声だ。初歩の段階は支持されたと思うが、安全運転だけでは国民はもの足りない」と述べ、岸田内閣は思い切った政策を打ち出していくべきだという考えを示しました。 一方、安倍元総理大臣の「国葬」の実施をめぐって世論の賛否が分かれていることについて「『国葬にしましょう』という声が上がってくるのを待つというテクニックがあってもよかったが、長年務めた総理大臣が亡くなったのだから、国葬がどうだこうだという議論はすべきではない」と述べました。 そのうえで、立憲民主党の
記者が二階氏を「先生」と呼んでいたことが気持ち悪かった。 先生……? あえて嫌味で呼んでいるなら面白いがそういう感じではなさそうだ。 さらに驚いた場面 政治家は私たちの代表、つまり代理人である。なぜわざわざ先生と呼ぶのだろう。百歩譲って二階氏に何らかの世話になった熱烈な支援者がそう呼ぶならともかく、マスコミの人間が公の場でも先生と呼んでへりくだっている。なるほど政治家側も勘違いする土壌があるわけだ。 さらに驚いたのは二階氏の「ばかやろう」発言の直前、「お前もその年、くるんだよ」と言った際に笑い声が聞こえたことだ。記者なのか関係者なのか。動画で何回も確認したがやはり聞こえた。ゲラゲラという爆笑ではなく「二階さんらしいわ、ヒヒ」というニュアンスの笑い方だったが、あそこで笑う?
総理の顔面が青ざめるにつれ、二階の血色は良くなっていく……ように見える。政局という舞台の上では、他の役者はただ呑まれるのみ。睨まれ、竦み上がっている間に、この男が全てかっさらうのだ。 妖怪が流した涙 和歌山県知事選の選挙戦が大詰めとなった11月20日、17時58分。自民党支持者でごった返す、ホテルグランヴィア和歌山の大宴会場は一気に張り詰め、そして万雷の拍手に包まれた。 二階俊博が姿を現したのである。 二階は83歳とは思えぬ確かな足どりで演壇の手前を横切っていく。最前列に座っていた県議らが立ち上がり、笑みを浮かべて歩み寄ろうとした。だが二階は「シッシッ」とばかり手で払いのけるような仕草をすると、議員らの作り笑いには目もくれず、その後ろに座る一般の支持者を見回し、深々と頭を下げた。 「圧倒的な存在感と貫禄でした。それでいて、何よりまず地元の有権者を大事にする。木っ端議員とは完全に格が違う」(
7月20日の投開票に向け、参院選が激しさを増している。選挙の最大の焦点は自公が参院で過半数を維持できるか否かであるが、全国で自民党候補の苦戦が報じられているのは周知の通り。そして、二階VS世耕の「紀州戦争」第二幕となった注目選挙区のひとつ、和歌山選挙区でもその傾向は同じだ。自民党公認にして、二階俊博・元幹事長の三男、伸康候補(47)も大接戦の渦中にあるが、そんなジュニアの主要政策のひとつは、何と「再び和歌山にパンダを!」だという。 【写真を見る】「もう一度パンダを」…HPやInstagramでもパンダ返還を訴える二階候補 *** がっぷり四つ 和歌山選挙区は、定数1。そこに7名が名乗りを上げている。和歌山県は保守王国として知られ、参議院では、一期6年を除き、自民党が議席を獲得し続けている。俊博氏は衆議院で連続当選すること13回。幹事長を歴代最長の5年2カ月に亘って務めた党の超大物である。そ
自民党派閥の裏金事件をめぐり、党総裁である岸田文雄首相は、自身と二階派会長の二階俊博元幹事長を処分対象とする検討に入った。安倍派幹部を含む、政治資金収支報告書への不記載があったことが判明している約80人と併せ4月上旬にも処分する方針。複数の政権幹部が明らかにした。 首相は岸田派会長を務めていた際の不記載で派閥の会計責任者が立件されたことから、自身の責任は免れないと判断。 二階氏は二階派の会計責任者や、二階氏の秘書が政治資金収支報告書への不記載で立件されている。直近5年の不記載額は自民の現職議員で最多の3526万円。派閥会長のみならず、議員個人としての責任が問われている。 組織的に裏金を作っていた安倍派の幹部を含め、「党の歴史上にない大量の処分」(政権幹部)となる。
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、東京地検特捜部が二階派(志帥会)会長を務める二階俊博元幹事長と、事務総長経験者の平沢勝栄元復興相を任意で事情聴取したことが6日、関係者への取材で分かった。両氏を含む二階派の複数議員の事務所が安倍派(清和政策研究会)と同様、パーティー券の販売ノルマ超過分を派閥に納めず、手元にプールしていたことも判明。特捜部は両氏に経緯を確認したとみられる。 二階派も安倍派も、販売ノルマ超過分を、政治資金収支報告書の収入に記載せず議員側に還流。安倍派では支出にも記載せず、受領した議員側も収入として書いていなかった。 二階派の収入の不記載額は2018年以降の5年間で億単位に上るとみられ、特捜部は事務方を任意聴取するなどして捜査を進めてきた。一方、還流分は派閥側に支出として、議員側は収入として、それぞれ記載されていたという。 安倍派では所属議員の大半が還流を受け、5
こう話すのは、自民党の元幹事長、二階俊博氏の地元和歌山3区の町議だ。10月31日に行われた衆院選の投開票では午後8時に「当確」が報じられた二階氏。 選挙戦の直前まで「引退するのでは」とうわさが流れるなど地元は揺れていた。それを吹っ飛ばすような圧勝劇だった。 だが、二階氏の13回目の当選直後から地元では「誰が後継者となるのか」という話題で持ち切りだという。 二階氏が次の衆院選にも出馬するのか、それとも二階氏の後継者が立候補するのか。もしくは参院和歌山県選挙区の選出で自民党の参院幹事長という「大物」、世耕弘成氏が和歌山3区に鞍替えするのか…。話題が持ちきりだ。 二階氏は当選が決まった後、支援者にこう頭を下げた。 「大変お世話になりました。温かい心のこもるご支援で当選をさせていただきました。ひとえに故郷の皆様のおかげです」 自民党の幹事長を5年以上務め、歴代最長記録を打ち立てた二階氏だが、岸田政
支持率下落が止まらず、ますます弱りつつあると言われる岸田総理。まるでその精気を吸い取っているのかのように見えるのが、近ごろ活気を取り戻してきている二階俊博元幹事長だ。【前編】『83歳・二階元幹事長がまた暗躍…「世耕なんぞ舎弟にしてやったわ」剛腕ぶりが圧巻』に引き続き、復活しつつある彼の動向についてレポートしよう。 【写真】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか 岸田政権で幹事長を離れ、鳴りを潜めた二階を「このまま引退するのではないか」「もはや終わった老人だ」などと、願望混じりに評する議員は自民党にもいる。だが今、二階は完全復活を遂げた。そして、間違いなく近年で最も高揚している。 それは、吹き始めた政局の生臭い風を嗅ぎとっているからに他ならない。 二階は10月31日の夜、総理・岸田文雄の希望を容れ、行きつけの麻布の高級中華「富麗華」で面会した。が、岸田は二階を主
自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、二階派の会長を務める二階俊博・元幹事長の事務所が3000万円以上の収入を中抜きするなどして裏金化し、政治資金収支報告書にも記載していなかったことがわかった。東京地検特捜部は19日にも、二階元幹事長の秘書を立件する方向で検討しているという。 二階派ではおととしまでの5年間で、2億円を超える政治資金パーティーの収入を派閥の収支報告書に記載していなかった疑いがもたれている。 その後の関係者への取材で、二階元幹事長の事務所が、ノルマを超えるパーティー収入3000万円以上を派閥に納めず、中抜きするなどして裏金化し、収支報告書にも記載していなかったことが分かり、特捜部は二階元幹事長の秘書を19日にも立件する方向で検討しているという。 特捜部は、二階派の元会計責任者については、在宅のまま起訴する方針を固めている。
まさに「裏金・脱税追及」国会だ。衆院予算委員会は8日の理事会で、政治資金問題に関する集中審議を14日に行うことで合意。自民党の裏金事件に端を発し、先月29日にも同じ議題で集中審議を実施しており、短期間に同一の個別案件をテーマに開催するのは異例だ。目下の焦点は、政党が国会議員に支出する「政策活動費」。過去に50億円もの「掴み金」を手にした二階俊博元幹事長の脱税疑惑もくすぶる中、日刊ゲンダイの調べでさらに怪しい支出が判明した。 ◇ ◇ ◇ 「5年間、365日24時間、雨の日も晴れの日も寝てるときも起きてるときも、1時間ごとに10万円。ひたすら政治のためにお金を支出し続けた。あり得ますか、あり得ないですよ」(立憲民主党の米山隆一衆院議員) 野党は衆院予算委で連日、「脱税疑惑」を追及。主なターゲットは巨額の政策活動費を受け取ってきた二階元幹事長だ。政策活動費はいったん支給されたら、使途公開の義
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