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フォトジャーナリストの検索結果1 - 37 件 / 37件

  • 80年代のUK音楽シーン最先端を目撃した、日本人フォトジャーナリストの知られざる物語 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ニュー・エイジ・ステッパーズ、エイドリアン・シャーウッドとアリ・アップ(Photo by Kishi Yamamoto) 2021年3月、ジャイルス・ピーターソンとブルーイのプロジェクト「STR4TA」(ストラータ)がアルバム『Aspects』を発表したのをきっかけに、イギリスで70年代末〜80年代初頭に起こったブリットファンクの再評価が進んだ。そのタイミングで僕が行った両者へのインタビューにも多くの反響があった。個人的にも数年前からUK音楽史のリサーチを進めており、その流れでブリットファンクやその周辺の音楽への関心を深めていたので、ジャイルスとブルーイにいろんな疑問をぶつけることができたのは大きな収穫だった。 【画像を見る】日本人フォトジャーナリスト、キシ・ヤマモトが捉えた80年代UKの貴重写真 それらの対話を経て、僕は二人から得た情報も踏まえつつ、UKの音楽について引き続き調べていた。

      80年代のUK音楽シーン最先端を目撃した、日本人フォトジャーナリストの知られざる物語 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
    • 「在留資格がない方が悪いでしょ」という声に|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

      なぜこれほど、「真相解明」から遠のいていくのだろうか。 3月6日、スリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入管の収容施設で亡くなってから、半年が経とうとしている。 8月10日に入管庁が公表した、ウィシュマさんの死についての「最終報告書」は、「最終」というにはほど遠いものだった。施設の医療の制約の問題など、表面的な問題をなぞるに留まり、そもそもの収容のあり方や制度の見直しには切り込んでいない。 さらに、ウィシュマさんの居室の監視カメラのビデオ映像2週間分を、入管庁は2時間に切り縮め、代理人である弁護士の同席を認めない状況で遺族のみに開示した。妹さんたちは耐えきれず、最初のビデオ”開示”の日は1時間強ほどの映像しか見ることができていない。 また、ウィシュマさんに関わる医療関係・処遇関係の書類等を遺族代理人が求めるも、入管側「法にのっとって、行政文書開示請求するように」と言われ、その通

        「在留資格がない方が悪いでしょ」という声に|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
      • ナイキのCMに向けられる「日本を貶めるな」の声に|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

        ナイキのCMが話題を呼んでいる。いじめや差別の問題に直面した10代のアスリート3人が、サッカーを通してつながり合う、2分の動画だ。 もちろん、この動画をもって、ナイキというい企業を手放しに称賛はできない。労働者への搾取など、様々な人権問題を指摘されてきた企業でもあるからだ。ただ、世界的な影響力のある企業が、いじめや差別の問題に正面から切り込んだことの意味は大きいように思う。 このCMに共感の声が集まる一方で、「日本人の多数が差別してるかのようで不快」「日本人が人をいじめると決めつけている」という書込みも散見される。 誰しもの心に何かしらの「加害性」があると思う。私自身も中学時代、隣国を蔑むようなテレビ番組の論調にどこか同調してしまっていたことがあった。セクシャルマイノリティーである人々のことを、友人同士の会話で「笑いのネタ」としてしまっていたこともあった。 被害者と加害者、どちらにも自分は

          ナイキのCMに向けられる「日本を貶めるな」の声に|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
        • 「外国人」というレッテルが独り歩きしてしまうとき|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

          新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。 ※この記事には、差別的な言葉も記述されています。そうした差別があってはならない、という内容ではありますが、読まれる方はご注意下さい。 ラジオやテレビの報道番組では、政治の不祥事、政策の不備に対して批判的にコメントすることが多々あります。その度にSNS経由で、発言への「批判」というよりも、「罵詈雑言」の言葉が寄せられます。 「こんな反日分子は排除しなければ」 「外国人が日本の政治に口出すな」 中には「どう見ても”朝鮮耳”、日本人じゃない」と身体的な特徴を、侮蔑的な文脈で揶揄するものもありま

            「外国人」というレッテルが独り歩きしてしまうとき|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
          • 「こっちだって辛いんだ」という言葉と「特権」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

            女性差別に声をあげると、こんな言葉が跳ね返ってくることが少なくない。 「男性だって辛いんだ」 「男性の辛さをまず理解ようとするべきだ」 私は男性の生きづらさをなきものにしたくて声をあげているのではない。むしろその生きづらさが、男性中心主義的な社会の中から生み出されてしまうものなのであれば、共に声をあげてほしいと思っている。 そしてそもそも差別の問題は、力の不均衡の中で起きる。「その不平等を変えたい」と声をあげているのに、構造的に権力を持っている側が「まず、自分たちのことを理解しろ」というのは、それ自体が暴力的な言動でもある。 SNSでは「フェミニストは感情的だ」という偏見が飛び交い続けているが、自分の中の権力性や加害性に目を背けようとする態度こそ、私は否定的な意味での「感情的」だと思う。 権力性、加害性を認めることには勇気がいるし、後ろめたいし、時には居心地が悪い。感情の上で撥ねつけたくな

              「こっちだって辛いんだ」という言葉と「特権」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
            • 「完璧な被害者」であることを求められるこの社会で|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

              広河隆一氏が、性暴力やパワーハラスメントを告発された問題について、昨年12月26日に公表された「デイズジャパン検証委員会」報告書に対し、私たちの団体、Dialogue for Peopleでも声明を発表しました。 まずは被害に遭われた関係者の皆さんが、少しでも心身ともに回復されることを願います。報告書では広河氏やデイズジャパンといった個人、個別の問題を越え、性暴力やパワハラの問題に対しての根強い「偏見」を浮き彫りにしたように思います。 ▼なぜ被害後も加害者に接触するのか検証報告書では、被害に遭った後もボランティアを続けた女性の証言が掲載されていました。「被害に遭ったなら加害者と一切接触しないはずだ」。被害者の振る舞いにはこれまで、そういった声があがりがちでした。 先日の伊藤詩織さんの民事裁判でも、事件後に伊藤さんから「無事にワシントンに戻られたでしょうか?」と山口氏を気遣うような内容のメー

                「完璧な被害者」であることを求められるこの社会で|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
              • cakesのホームレス「取材」記事で考えた、「消費」する目線|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                先日、「cakesクリエイターコンテスト2020」の優秀賞を受賞した作品、「ホームレスを3年間取材し続けたら、意外な一面にびっくりした」に、批判や違和感を訴える多くの声が向けられました。 ホームレスを3年間取材し続けたら、意外な一面にびっくりした | ”作る”ホームレスたち | ばぃちぃ | cakes(ケイクス) 河川敷に暮らすホームレスの人々を3年間、支援し続けている、ばぃちぃさんご夫妻。彼らと時間をかけてコミュニケーションをとり、 cakes.mu 大西さんの記事で指摘されている通り、ばぃちぃさんのcakesの記事には、ホームレスの方々を会いに行ける「興味の対象」としてとらえ、”自分とは違う生き方”をしている人々として「覗きに行く」ことを楽しんでいる印象を私自身も受けました。 例えば「私たちが日常生活をしているなかでは触れる機会が少ない体験をおじさんたちを通してできるという刺激」とい

                  cakesのホームレス「取材」記事で考えた、「消費」する目線|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                • 「ブログで説明」は説明責任を果たしているのか -杉田水脈氏の発言に思うこと|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                  杉田水脈衆議院議員が9月25日、自民党の部会の合同会議で、女性への性暴力などに関して「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言したことが報じられました。 この報道後、本人はブログや事務所を通し発言を否定していましたが、発言時に笑いが起きたというその場の具体的な様子がTBSラジオ「Session-22」でも報じられました。 この発言は、性被害についての構造的問題を理解していないと言わざるをえません。性被害に遭った人が、「自分に落ち度があったのでは」と自身を責めてしまったり、「本当なの?」と疑われて二次被害に見舞われたり、ということが、「助けて」という声を誰かに伝える前の分厚い壁になってしまうことがあります。「相談をする」ということ自体に、高いハードルがあるのです。 そして、警察に行っても十分に対応してもらえないどころか、無理解な言葉にさらに尊厳を傷つけられた、という声に私も度々触れてきまし

                    「ブログで説明」は説明責任を果たしているのか -杉田水脈氏の発言に思うこと|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                  • 9月1日、悼む人々と「日本語分かっていただけましたか」という言葉|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                    9月1日、毎年、墨田区横網町公園で行われている「関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典」に伺った。 朝鮮半島や中国にルーツを持つ方々が当時、命を奪われたのは「自然災害」による死と大きく異なる。市井の人々だけではなく、警察などの公権力も「朝鮮人が暴動を起こしている」「井戸に毒を入れた」「放火した」などのデマに流されたことで、虐殺が起きたことが指摘されている。だからこそ公人が、繰り返さないための意思を示す必要がある。小池都知事が追悼文を送っていない問題については、以前にもnoteにも書いている。 (韓国伝統舞踏家 石香 金順子さんによる鎮魂の舞) この追悼集会と同じ敷地で、今年も「そよ風」が集会を開いた。昨年9月に開いた同団体の集会での発言が、東京都の人権尊重条例に基づく「ヘイトスピーチ」に認定されたものの、今年も公園の使用は許可された。 このことについては、また後日しっかり掘り下げ

                      9月1日、悼む人々と「日本語分かっていただけましたか」という言葉|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                    • 「ひろしまタイムライン」と、「剥き出しの言葉」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                      【1945年8月20日】 「俺たちは戦勝国民だ!敗戦国は出て行け!」 圧倒的な威力と迫力。 怒鳴りながら超満員の列車の窓という窓を叩き割っていく そして、なんと座っていた先客を放り出し、割れた窓から仲間の全員がなだれ込んできた!#ひろしまタイムライン#もし75年前にSNSがあったら — シュン@ひろしまタイムライン (@nhk_1945shun) August 19, 2020 もちろん当時、朝鮮半島出身の人々に対してどんな差別があったかを知ること自体は、必要なことだと思う。なぜならそうした差別の構造は、残念ながら現代に引き継がれてしまっているからだ。現に、「朝鮮人」という大きな主語でくくられたこのツイートが独り歩きし、「朝鮮人は当時から野蛮だ」「だから排除しなければならない」というような言葉も波紋のように広がっているのが散見される。 だからこそ、ここで必要なのは「剥き出しの言葉」をそのま

                        「ひろしまタイムライン」と、「剥き出しの言葉」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                      • 安倍政権が残したもの:難民・移民に「命の選別」 日本社会の排他性に影響? フォトジャーナリスト・安田菜津紀さん | 毎日新聞

                        安倍晋三首相が政権の座にあった約7年8カ月間は、日本とつながりを持つ外国ルーツの人々と日本社会の摩擦がクローズアップされた時期でもあった。技能実習生など日本で働く外国人の非人道的な扱い、極端に低い難民認定率、社会的問題に声を上げる外国系の人々に集中するネット上での批判--。社会で強まる非寛容な姿勢や排他的傾向と、政権の姿勢は関連しているのだろうか。難民や移民の問題に詳しいフォトジャーナリスト、安田菜津紀さん(33)の見方を聞いた。【和田浩明/統合デジタル取材センター】 議論避けた外国人労働者受け入れ政策 ――安倍政権の移民・難民政策をどう受け止めていますか? ◆適切な議論を回避し、自らの方針を押し進めようとする傾向があったと思います。その一例が、外国人労働者の受け入れ拡大を巡る対応です。 出入国管理及び難民認定法などの改正を巡る議論が国会で進んでいた2018年後半、外国人技能実習生の人権侵

                          安倍政権が残したもの:難民・移民に「命の選別」 日本社会の排他性に影響? フォトジャーナリスト・安田菜津紀さん | 毎日新聞
                        • cakesの人生相談連載に思うこと。|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                          「cakes」での写真家、幡野広志氏による相談連載「幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。」で、4月26日に公開された記事に多くの批判の声が寄せられました。 記事は、14歳の中学生から寄せられた相談への回答で、幼馴染が家庭内暴力や金銭搾取を受けているなどといった悩みに対するものでした。 これに対して幡野氏は「キミの友達が悪いとはまったくおもいません。ただ若いだけ。そして環境に恵まれなかったというだけ。友達が自分で解決できる環境でもないし、解決する力も知識も行動力もまだ持っていない。そして、その力がないのはキミも同じなの」などと回答していました。 子どもは生まれた家庭を選ぶことはできません。「環境に恵まれなかった」と切り捨て、子どもたちの間に理不尽な格差を生み出さないために、相談機関や児童福祉は存在するはずです 「その力がないのはキミも同じなの」 そう、だからこそ、周囲の大人が先回りをして、し

                            cakesの人生相談連載に思うこと。|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                          • 「番組の監視」報道を受け、官邸に情報開示請求をしてみた結果|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                            週刊ポストが今年5月、官邸の内閣広報室がテレビ番組を監視し、番組の構成やコメンテーターの発言を記録していたことを報じました。同誌によると、開示文書は2月1日から3月9日付までの約1ヵ月分だけでA4判922枚、分析チームの職員3人ほどが専従となり、番組を視聴して出演者のコメントなどを書き起こす作業を行なっているといいます。 この開示請求を行ったWADAさんが、その全ての資料を共有してくれていたため目を通してみたところ、私が出演していた番組と、私のコメントもそこに掲載されていました。 そこで、さらなる資料が存在するかどうか、内閣広報室、内閣情報調査室に対し、下記のような形で保有個人情報の開示請求を行ってみました。 安田菜津紀に関して収集あるいは作成された個人情報あるいはプロファイルなどの一切。あるいは、あらゆる目的で調査・収集・作成された「安田菜津紀」についての記述が含まれる資料の一切。例えば

                              「番組の監視」報道を受け、官邸に情報開示請求をしてみた結果|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                            • 置き去りにされた五輪の「そもそも」を問う|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                              五輪開催が目前に迫ってきている。いつの間にか「開催するか否か」から、「観客を入れるか否か」に議論がシフトし、「開催」が前提で物事が推し進められている。 7月8日、菅首相は記者会見の中で、「オリンピック・パラリンピックには世界の人々の心をひとつにする力があります」と語っていたが、「ひとつ」とは何だろうか。朝令暮改の場当たり的な方針が、どれほど多くのしわ寄せとなり、振り回された人々をずたずたにしてきただろう。 6月に開かれた党首討論で、首相が突如として「たとえば東洋の魔女…」と57年前の五輪の思い出を語り始める場面もあったが、あの場で求められている役割は当時の五輪の「語り部」ではない。 五輪開催に対する批判を「感情的だ」とする声があるが、緊急事態宣言でもやる、とにかく何が何でもやる、精神論ばかりを並べてきたのはどちらだろうか。昨年3月、JOC理事の山口香氏が五輪延期について発言した際、山下泰裕

                                置き去りにされた五輪の「そもそも」を問う|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                              • 投票へ行く、という大人の背中|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                「日本には表現の自由、投票の自由があるけれど、特に若い人たちの投票率が低い」。そんな話をシリアの友人にした時、彼は絶句してしまい、それ以上、何も言えなかったのを覚えている。2011年から戦乱と迫害が続くシリアでは、その「自由」のために8年以上、あまりに多くの人々が犠牲になってきた。その「自由」は「当たり前」ではないのだと、取材の度に実感する。 ただこれをもって、投票率の低い「若い世代」を責めたいのではない。むしろ、その逆だと思う。問われるのは私たち、大人の背中だ。 振り返れば私自身も高校時代、ただテストのために、国会の仕組みや数字、憲法の穴埋め問題が解けるように暗記した。 いざ有権者の年齢になってみても、実感は殆どわかなかった。骨組みだけ教わっても、その「中身」にどう手を伸べていいのかが分からない。なぜ投票に行かなければならないのか、なぜ政治と生活はつながっているのか、その「なぜ」を問うこ

                                  投票へ行く、という大人の背中|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                • 「ヒーロー」の出現を待望しないこと|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                  アフガニスタンで活動を続ける中村哲さんが亡くなられたニュースに触れ、言葉を失い、しばらく茫然とテレビ画面を見つめていました。中村さん、そして共に亡くなられた運転手さん、護衛の方々のご冥福を祈ります。 私自身は直接面識があったわけではありません。けれども著書やインタビューで中村さんの言葉に触れ、その度に背中を押されたような気持になっていました。 いつかお話を伺いたい、と思っていました。そしてその「いつか」は、叶いませんでした。 反政府武装勢力タリバンは事件を受けて声明を出し、「今回、ジャララバードで起きた事件について関与を否定する。日本のNGOはわれわれの土地でこれまで復興支援に取り組んできており、攻撃の対象にしたことは一切ない」として、関与を否定しています。この言葉は同時に、中村さんたちの活動が、どれほど深く根付いてきたかを表しているようにも思えました。 現地の人々への敬意を忘れず、どれほ

                                    「ヒーロー」の出現を待望しないこと|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                  • 韓国“デモ事情”激変!「反日」から「反文」へ? 「文在寅辞めろ」「日本に謝れ」日の丸掲げる参加者も…タマネギ男&南北統一が引き金か フォトジャーナリスト・山本皓一氏が徹底取材(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

                                    韓国“デモ事情”激変!「反日」から「反文」へ? 「文在寅辞めろ」「日本に謝れ」日の丸掲げる参加者も…タマネギ男&南北統一が引き金か フォトジャーナリスト・山本皓一氏が徹底取材 韓国でデモの様相が激変している。「タマネギ男」こと、チョ国(チョ・グク)法相周辺のスキャンダルや、韓国経済の危機的現状、北朝鮮主導の「赤化統一」への警戒感から、「反日」デモがなりを潜め、文在寅(ムン・ジェイン)政権への批判が高まっているのだ。「反文」デモの中には、日本への謝罪を求めて、日の丸を掲げる参加者まで出てきたという。ソウルでの抗議運動を徹底取材してきた、フォトジャーナリストの山本皓一氏が激写・激白した。 【写真でみる】法相任命式でチョ氏と記念撮影する文大統領 「1年前に取材で訪韓したときに比べて、街の雰囲気が様変わりした。韓国は『自由主義陣営に残るか』『北朝鮮、中国圏に傾くか』という、大きな意味で分水嶺(ぶん

                                      韓国“デモ事情”激変!「反日」から「反文」へ? 「文在寅辞めろ」「日本に謝れ」日の丸掲げる参加者も…タマネギ男&南北統一が引き金か フォトジャーナリスト・山本皓一氏が徹底取材(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
                                    • 多様な社会を「愕然」という言葉で覆わないために|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                      これまで取材を通し、労働者として、難民として、様々な形で日本に暮らす外国から来た方々と出会ってきました。その出会いごとに得てきた実感と共に、11月24日の日経新聞に掲載された、沢木耕太郎さんの下記の文章について感じたことを書きたいと思います。 全文を読んだ上で考えることをお勧めします。読める環境にない方々にも届くよう、一部ですが引用させて頂きます。 (田園調布駅に向かうバスで)私は残った乗客を見回し、あらためてその外国人率の高さに茫然(ぼうぜん)としてしまった。 (夜のパリの車両で)非白人に対する警戒心と防御本能のようなものが発動されているように感じられるのだ。そしてそれを敏感に感受して、非白人の側にも微(かす)かな緊張が生まれる。 去年、十分な論議も尽くされないまま「出入国管理法改正案」という名の実質的な「移民法」が閣議決定されてしまったが、それは、ドイツにおけるトルコ移民のように何世代

                                        多様な社会を「愕然」という言葉で覆わないために|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                      • 明日に絶望する前に 衆院選とこれから|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                        10月31日、衆院選の投開票日に、TBSラジオの総選挙スペシャルにお邪魔し、直接各政治家に質問する機会を得ることができました。 長い番組ですが、どの政治家へ、どの時間帯に質問したのかは、概要欄のタイムスタンプを参考にして下さい。 気になった点をピックアップしていきます。 《①公明 山口那津男氏》今回、公明党の女性候補者の比率は7.5%に留まり、他党と比べて最低でした。しかも2017年の衆院選では9.4%であり、前回よりも比率が下がっています。この点についての山口氏の返答は、「地方議員の比率は高い」等々でした。 ちなみに2019年の参院選でも、同党の女性候補者比率は最下位であり、選挙特番でその点を問いましたが、山口氏は同じ答えを返しました。 考えるべきは、地方議員での女性比率がなぜ、国会議員には反映されないのか、何が壁となっているのか、という点ではないでしょうか。 《②自民 岸田文雄総裁/河

                                          明日に絶望する前に 衆院選とこれから|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                        • 「撮らずに助けるべきだ」について|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                          警官に抑え込まれるジョージ・フロイドさんを撮影したダルネラ・フレーザーさんが、ピューリッツァー賞の特別賞に選ばれました。 彼女の撮影した動画はSNSを通して拡散され、全米、そして世界で「BLACK LIVES MATTER」のスローガンの元、構造的な差別の問題に抗議活動が広がるきっかけの一つとなりました。 「権威」としてのピューリッツァー賞のあり方自体に疑問はありますが、それについては別の記事で触れています。ただ、この受賞によってふたたび、フロイドさんの事件に光が当てられた面はあるでしょう。 一方、裁判でフレーザーさんは、フロイドさんを直接救うことができなかったことについて自責の念にかられていることを語っています。 “It’s been nights I stayed up apologizing and apologizing to George Floyd for not doing

                                            「撮らずに助けるべきだ」について|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                          • 人種差別、世界難民の日、そして日本の「今」を知るために観たい映画・ドラマ・漫画など|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                            ▼「BlackLivesMatter」に向き合うアメリカ、ミネソタ州ミネアポリスで、黒人男性のジョージ・フロイドさんが警察官に膝で首を抑え付けられ、その後亡くなりました。この事件を発端に、抗議デモ「Black Lives Matter」が各地に広がり、日本でも連帯した抗議活動が行われました。これまでも繰り返されてきた差別に、私たちはどう向き合うべきなのでしょうか。 ①ドラマ:「ボクらを見る目」(Netflix) 1989年、当時14〜16才の黒人とラティーノの少年5人が性暴力事件の冤罪で起訴され、6~13年の刑期が言い渡されます。真犯人が自白したのは2002年になってからでした。当時「死刑復活」の新聞広告まで出し、彼らの罪がいかに重いかを煽っていたのが、トランプ氏です。その時と大きく違うのは、彼が今、大統領だということ。 ドラマシリーズに加え、実際に冤罪で実刑判決を受けた5人がインタビュー

                                              人種差別、世界難民の日、そして日本の「今」を知るために観たい映画・ドラマ・漫画など|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                            • 皇室と結婚の「報道」に感じる理不尽さ|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                              「両性の合意に基いてのみ」婚姻が成立するはずのこの社会で、生まれながらにして「国民」扱いされず、寄ってたかって自身の結婚を「認める」「認めない」と言われ続けなければならない立場に置かれてしまう不条理…報道に触れる度、そんな違和感を抱いていた。 「こっちは税金払ってるんだから」という乱暴な声さえ耳にする。自ら立候補した国会議員と違って、彼女は生まれながらにして今の立場にある。「お金が絡むんだから結婚にも口を出されて仕方がない」かのような立場に誰かを追いやっていること自体が、非常に理不尽ではないだろうか。 そして今日、「小室圭さん帰国」とわざわざ速報が流れ、空港の模様を生中継される社会で生きていることの意味を考えていた。この間、報じる側の姿勢の問題が何度となく浮き彫りになってきたように思う。 例えば「小室圭さんをニューヨークで直撃 一時帰国直前に”長髪姿” 婚姻届提出へ」という見出しの記事があ

                                                皇室と結婚の「報道」に感じる理不尽さ|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                              • 「スカートめくり?なんだそれだけのことか」のすりこみ|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                「Stop it at the Start」…そんなタイトルのTVCMがオーストラリアで反響を呼んだ。 セリフはこうだ。 Father: C’mon then, what happened? (父:さあ、何があったんだ?) Son: I got detention just for flicking up a girl’s skirt. (息子:居残りさせられた。女の子のスカートをめくっただけで。) Fahter: What? That’s it? (父:なんだ、それだけでか?) Brother: Doesn’t she know that’s just boys being boys? (弟:彼女、男の子ってそういうものだって分かってないのかな?) Sister: Yeah, I mean, I’ve already accepted that as I grow up I’ll pro

                                                  「スカートめくり?なんだそれだけのことか」のすりこみ|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                • 「ヘイト本」を置かない、という選択|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                  今の仕事を始めた頃、昔は出版社が取材費を出してくれたらしいこと、発表先にあまり困らなかったらしいことを、写真家、ジャーナリストの先輩たちから度々耳にしたことがあった。「らしい」と書いたのは、私が今の仕事を始めた時点ですでに、発表先の選択肢は限られ、取材費をどこかに出してもらえることもほとんどなくなっていたからだ。 街の書店が次々閉じていってしまうのも、紙媒体が売れなくなっていく「流れ」に抗えなかったからなのだと単純に考えてしまっていた。けれど小規模な書店を取り巻く苦境が、出版不況の波によってだけ語れるものではないことを知った。『13坪の本屋の奇跡』を読んで。 この本はジャーナリストの木村元彦さんが、創業70周年を迎えた大阪・谷六のわずか13坪の本屋「隆祥館書店」の”軌跡”をたどった一冊だ。創業者である故・二村善明さんは、地域の人々に本を勧め、読書による地域づくりに力を尽くしてきた人だという

                                                    「ヘイト本」を置かない、という選択|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                  • 日本人フォトジャーナリストが見た「ウクライナ戦争の最前線」 | 日時:2月27日(月)19:30 オンライン開催

                                                    ロシアによるウクライナ侵攻から早1年が経とうとしています。ウクライナ側は領土を回復しつつありますが、この長引く戦争がいつ終わるのかはいまだに不透明なままです。日本では報道の機会も少なくなり、人々の関心も徐々に薄れていっているように感じます。 2月24日で戦争から1年が経過することを踏まえ、クーリエ・ジャポンは、同じくグローバルな視点を提供している「フォーブス・ジャパン」との共催企画として、トークイベントを開催することにいたしました。 昨年11月にウクライナが南部の都市ヘルソンを奪還するまでの戦いをカメラに収めてきたフォトジャーナリストの佐々木康さんに、現地で撮影した写真を見せていただきながら、リアルな戦場の様子を語っていただきます。 ※ 佐々木康さんはウクライナの人々の撮影を続けるためにクラウドファンディングを立ち上げています。詳細はこちら。 【スピーカー紹介】 佐々木康 1972年生まれ

                                                      日本人フォトジャーナリストが見た「ウクライナ戦争の最前線」 | 日時:2月27日(月)19:30 オンライン開催
                                                    • 「身近ではない」から報じないのかー「JAM THE WORLD」終了に寄せて|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                      6年間、お世話になってきたJ-WAVE「JAM THE WORLD」が、3月31日で幕を閉じることとなりました。番組自体が積み上げてきた歴史は20年近く。リスナーさん、出演者さんには大きな感謝を抱いています。 私が担当している水曜日は、スタッフさんたちと相談をしながら、社会的マイノリティーの方々のこと、福祉の問題に重点的に取り組んできました。 それは、芸能ニュースやスポーツの話題のように、必ずしも数多くの人が「身近」に感じる話題ではないかもしれません。 以前、あるテレビ関係者の方が講師を務める大学での講義に参加したことがありました。講義で話題となっていたのは、ニュースの「身近さ」と「信頼」でした。 「確かに、一週間のニュースを振り返ってみると、藤井聡太さんと将棋の話題がより”身近”かもしれません。そして、その日だけのことを考えれば、ある程度『話題』で視聴率をとれるでしょう。でも、イラクでの

                                                        「身近ではない」から報じないのかー「JAM THE WORLD」終了に寄せて|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                      • 「自助」と「自己責任」と「自業自得」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                        今年の元日、イグナチオ教会で新型コロナ災害緊急アクションが主催していた「年越し大人食堂2021」にお邪魔してきました。 20~70代までの方々が訪れ、小さなお子様連れ、命の危険から日本に逃れてきた海外出身の方の姿もありました。「とにかくすべてに困っているから、何から相談して何をしていいのか分からなかった」と、アフリカのある国から逃れてきた女性は語ります。 (次の日の配布に向けて準備を進める支援者さんたち) 年明け前後はコロナ禍でなくても、日雇い仕事がなくなったり、役所が閉まったり、不安定な状況にある方々が路上に押し出されてしまいがちな時期です。東京都豊島区の窓口は年末年始も開いていたとのことですが、本来こうした活動はもっと、「公助」でカバーされるべきものではないでしょうか。 (海外出身者の方の相談を受ける支援者さんたち) 1月27日の参院予算委員会で、菅義偉首相は定額給付金の給付について「

                                                          「自助」と「自己責任」と「自業自得」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                        • 溢れる「デマ」と、関東大震災後の虐殺|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                          こうして今、アメリカで起きていることを、海の向こうの遠い国のことだ、と楽観視できないと私は思っている。例えば日本国内のヘイト街宣では、なぜかトランプ氏や支持者の「Make America Great Again」帽子をかぶる参加者たちを目にする。大国の大統領が堂々と差別発言をすることは、海をこえ、ヘイトスピーチを繰り返す人々にとって、ある種の「お墨付き」を与えてしまうことになるのだ。 実際に、トランプ氏のTwitterが凍結されたことを「妥当な判断」とする書き込みをしたところ、「トランプ氏に立てつくなんて、後で覚えておけ」と凄んでくるユーザーもいた。「俺たちの”親分”に立てつくなんて、覚えておけよ」といわんばかりの書込みは滑稽にも思える一方で、深刻にとらえなければならないとも思っている。 私たちは関東大震災後の虐殺から、何を学んできたのだろうか、と。 この記事にも書いたように、1923年に

                                                            溢れる「デマ」と、関東大震災後の虐殺|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                          • 外国人の人権問題は「票」にならない?(フォトジャーナリスト・安田菜津紀)

                                                            国連人権理事会の「恣意的拘禁国連部会」が、トルコ国籍のクルド人であるデニズさん、イラン国籍のサファリ・ディマン・ヘイダーさんの訴えを受けて、日本の入管当局の対応を「国際人権規約に反する」とした見解をまとめました。2人とも難民申請中であり、精神疾患や著しい体調不良を訴えてきたにも関わらず、入管は長期にわたって繰り返し2人を収容してきました。在留資格がないなどの理由で外国人を無期限に収容する日本の方針は、これまでも国連から再三「拷問にあたる」等の指摘を受けてきましたが、今回の見解はさらに踏み込んだものといえるでしょう。 今年7月、映像プロジェクト「ChooseLifeProject」の企画で、デニズさんにお話を伺ったことがあります。収容を解かれても、デニズさんに強いられている状況は過酷なものでした。難民認定が受けられず、日本人の女性と結婚しても在留資格は得られていません。仮放免では労働すること

                                                              外国人の人権問題は「票」にならない?(フォトジャーナリスト・安田菜津紀)
                                                            • 「震災からの10年は、メディアのあり方が問われ続けてきた月日でもあった」 フォトジャーナリスト・安田菜津紀の思い

                                                              震災から5年が経とうとしていたある時、テレビ関係者からこんな電話がかかってきたことがあった。その場ですぐに、お断りをした。自分がお世話になった人たちを、この「型」ありきの報道にはめこむことに、どうしても抵抗があったからだ。聞けば電話をかけてきた担当者は、被災地取材に携わったことがない人だった。現地の状況が分からないからこそ、最初から「筋書き」を立て、それに見合った言葉や映像を切り取ろうとしてしまっていたのかもしれない。 震災から10年が経とうとしている時にも、「部署が異動になって、急に震災の企画を1つやれって言われて困っているんですよ……」という電話を知人から受けたことがあった。被災した方の中にも、「新しい記者さんが来てくれるのは、その分、現地を知る人が増えることでもある」と、前向きにとらえる人もいる。一方、「またすべてをイチから説明しなければならないのか」という困惑したような声も耳にする

                                                                「震災からの10年は、メディアのあり方が問われ続けてきた月日でもあった」 フォトジャーナリスト・安田菜津紀の思い
                                                              • 広島で被爆、留学先では「日本に帰れ」、それでも|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                                2017年12月、私はインド滞在中にお世話になっていた村の家で夕食を終え、ソファでくつろいでいた。リビングのテレビではたまたま、ノーベル平和賞の授賞式の中継が映し出されていた。そして、一人の女性の姿に釘付けになった。この年の平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のスピーチとして、被爆者であるサーロー節子さんが演台に立っていた。 会場の一人一人の顔を覗き込むように、ゆっくりと、けれども力強く語りかけるサーロウさんの姿に、さっきまでにぎやかだったリビングの中が、いつの間にかしんとなっていた。隣で見ていたお家のお父さんに「彼女はもう85歳よ」というと、「ええ!?」と目を丸くして驚いていた。「Humanity and nuclear weapons cannot coexist.(人類と核兵器は共存できないのです)」。彼女の実体験が、その言葉に一層の重みを与えていた。 スピーチ前、

                                                                  広島で被爆、留学先では「日本に帰れ」、それでも|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                                • 診察室の扉を開けたら、予想外の出会いが待っていた話|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                                  新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。 6年ほど前のこと。鬱で夫が倒れてしまったことがあった。 家から出ることもままならない彼に、今自分がかけている言葉が、やっていることが正しいことなのか、私自身も日に日に分からなくなってしまっていた。 悩みを抱えている本人はもちろん、それを支えようとする人もまた、孤独になりやすいと聞いたことがある。 悩んだ末に、義父が知っている精神科に伺うことになった。 といっても、「精神科に行こう」と声をかけること自体にためらいがあった。精神医療や精神障害に対する世間の目は、まだ偏見も根深い。それがそのま

                                                                    診察室の扉を開けたら、予想外の出会いが待っていた話|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                                  • 森喜朗氏の「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」発言を「下支え」しているものは何か|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                                    東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が2月3日、JOC(日本オリンピック委員会)の臨時評議員会で下記のような発言をしたことが報じられました。 「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分もいわなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」 「女性の理事を増やしていく場合は、発言時間をある程度、規制をしないとなかなか終わらないので困ると言っておられた。だれが言ったとは言わないが」 全文はこちらの記事に記載されています。 過去、森喜朗氏は「子どもを一人もつくらない女性が、年とって税金で面倒みなさいというのはおかしい」など、女性蔑視の発言を繰り返してきました。この時にあがった批判の声から何も学んでいないことが浮き彫りとなりました。 これに加えて気になったのは「私どもの組織委員会に女性は7人くらいか。7人くらいおりますが、みなさん、わきまえてお

                                                                      森喜朗氏の「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」発言を「下支え」しているものは何か|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                                    • メディアが「再生産」していくいびつな「ジェンダーバランス」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                                      新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。 8月28日夕方、安倍首相が辞任を表明する会見を、私は食い入るように見ていた。 「在任中に成し遂げたレガシーは何ですか?」 会見が始まって間もなく、こんな質問が投げかけられた。けれども私が聴きたかったのはむしろ何を「成し遂げられなかった」と考えているのか、だった。 2020年までに指導的地位の女性を3割にすることを政府が先送りにし、具体的な期限のないふわりとした「目標」になってしまったのは先月のことだ。 これまで”女性の活躍”という言葉に、そもそも違和感を抱いてきた。そして政権下ではそれと

                                                                        メディアが「再生産」していくいびつな「ジェンダーバランス」|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                                      • (フロントランナー)フォトジャーナリスト・安田菜津紀さん ルーツを巡る旅、その先に:朝日新聞デジタル

                                                                        ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                          (フロントランナー)フォトジャーナリスト・安田菜津紀さん ルーツを巡る旅、その先に:朝日新聞デジタル
                                                                        • 週末に迫る都知事選、この街を「ヘイト」で覆わないために|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

                                                                          わたしの一票、誰に入れる?#東京都知事選#都知事選候補討論会 で聞いた10の質問に対する各候補者のアンサーです。番組のアーカイブ:https://t.co/ZUsbjvFVBQ pic.twitter.com/9f9uFje5iV — Choose Life Project (@ChooselifePj) June 27, 2020 この中で私が注目したのは、「ヘイトスピーチ禁止条例」の制定に「×」をつけた小池氏、小野氏、両者のコメントです。 ヘイトや差別に対する二人のスタンスが垣間見える場面が番組中にもありました。 毎年9月1日に墨田区横網町公園で行われる「関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典」には、歴代の知事が追悼文を寄せていました。ところが小池氏は、2017年からそれを取りやめています。 その上、横網町公園の占有使用許可申請の受理を、都は3度に渡って拒否しています。これに

                                                                            週末に迫る都知事選、この街を「ヘイト」で覆わないために|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
                                                                          • ウクライナのフォトジャーナリスト “ロシア軍が殺害”報告書 | NHK

                                                                            ウクライナで取材中に行方不明になり、その後遺体で見つかった現地のフォトジャーナリストが、ロシア軍に殺害されていたとする調査報告書を、国際的な団体が公表しました。 ウクライナ人のフォトジャーナリスト、マクシム・レビン氏(40)は、ことし3月、取材中に行方不明となり、4月1日に首都キーウ近郊の森の中で遺体で見つかっていました。 フランスに本部を置く「国境なき記者団」は、5月から6月にかけて現地で調査を行い、6月22日、報告書を公表しました。 それによりますと、遺体の状況などから、レビン氏が至近距離から頭部を撃たれていたほか、一緒に遺体で見つかった友人のウクライナ軍兵士は、生きたまま焼かれた可能性があることが分かったということです。 「国境なき記者団」のクリストフ・ドロワール事務局長は「集められた証拠は、レビン氏と友人の兵士がロシア軍に処刑されたことを示していて、拷問された可能性もある。2人を処

                                                                              ウクライナのフォトジャーナリスト “ロシア軍が殺害”報告書 | NHK
                                                                            1