金曜日の夜。Macに向かい、タブレットにペンを走らせる。朝までずっと、眠らずに。描き始めると止まらない。 平日は会社でシステムを開発し、週末には家で絵を描く。「生活として、違いはない。仕事も絵も、必死だから」。仕事と趣味という切り分けも特にないと、“絵描き兼開発者”のゆきさん(24)は言う。 ゆきさんは男性だが、「ゆき」というハンドルネームと優しいタッチの絵、中性的な外見で、女性だと思っている人も多い。「男とか女とか、どうでもいい。ネットでものを作っていると、性別関係なく作品を見てもらえる。フィルターがなくていい」 自分のために描き続け、HDDにため込んできた。それで満足だった。だが最近、ちょっと変わった。絵を描いた様子の動画を「ニコニコ動画」にアップするようになったのだ。 「すげぇ」「うまい」「最高絵師」――ニコニコ動画でそんなコメントが寄せられ、「絵本を作らないか」という依頼が舞い込む
2007年、ネット上に1つのムーブメントを起こした「VOCALOID2(ボーカロイド)」シリーズ。突然わき上がった盛り上がりに対し、その真ん中にいた製作者の人達はどういう思いでいたのでしょうか。初音ミク生みの親であるクリプトン・フューチャー・メディア 佐々木渉氏に聞いてみました。
[OGC2008#03]「2ちゃんねる」と「ニコニコ動画」のひろゆき氏が語る,ゲーム・コミュニティ・文化 編集部:Guevarista 「2ちゃんねる」の管理人にして,ニワンゴの設立メンバーでもある,ひろゆき氏 「2ちゃんねる」の管理人ひろゆき氏といえば,ここでくどくどと説明を並べ立てるまでもない有名人だろう。彼は「ニコニコ動画」のサービスを提供するニワンゴの,設立メンバーの一人であり,サービス運営に独自の役割を果たしている。 そんな関係もあって,OGC 2008にはなんと,彼が登壇するセッションが設けられている。第8講「コミュニティが生み出す想像事例と,CGMの可能性」と題したフリートークセッションがそれで,話題の中心となるのはおそらく,ニコニコ動画のサービスとアップロード作品,そして「ニコニコ映画祭」の応募作品といったことになるだろう。 このセッション自体,ある意味たいへん時宜を得たも
今年の流行語にも選ばれた「炎上」。毎日どこかのブログが炎上したという話を聞かない日はない。インターネットを使わない人も「ネット社会」に生きていくほかないのかもしれない我々の社会。今年10月にちくま新書から発行され、絶賛された『ウェブ炎上』(ちくま新書)の著者であり、今最も注目される新進気鋭の論客荻上チキさんに「炎上もある社会」を生きる知恵と「教養」についてうかがった。 企業、政治家、芸能人、有名ブロガー……毎日どこかのブログやサイトが「炎上」したというニュースは後を絶たない。我々の生きるこの社会で、今日も誰かが標的になっているかもしれない。メディア論、流言飛語研究、テクスト論に取り組んでいる荻上チキさんに、あらためて「炎上もある社会」で生きることについておたずねした。 ――荻上さんは、もともと「成城トランスカレッジ!」という人文系では有数のニュースサイトを運営されていたわけですが、本書を書
Effective October 1, 2023, the organization name has been changed from Keio Information Technology Center (ITC) to Keio Information Technology Center (KIC). Please click here for details. [Emergent] keiomobile2/eduroam Certificate Renewal (Mar 7, 2024) [Notice] Continuous Use Application of ITC Account for Academic Year 2024 (Mar 1, 2024) [Important] Termination of Integrated Printing System (Ma
「戦う大学教授」の異名をとる中島義道さんは、日々戦っている。 例えば、バスや電車のけたたましいアナウンス。それに抗議し、徹底して議論する。 言葉が人を人たらしめる限り、人が形つくる世の中は議論すれば変わる。 と思いきや、それは建前で、日本では言葉よりも「慣例」や「その場の空気」が優先される。 以心伝心といった語らないことを特徴とする日本文化の問題点をお聞きした。 騒音をはじめ納得できないことについて、徹底的な議論を挑まれますが、それが真・善・美を求める哲学的な態度に由来するものとすると、竿竹屋に殴られそうになったり駅員と喧嘩したりと、心の平穏を求める哲学のイメージとはずいぶん違いますね。 哲学は確かに真・善・美を求めますが、現世の幸福とは必ずしもつながらないものです。「真理を求めることが大切だ」と、きれいごとを言っても、本当の意味でそれを求めると社会から外れ、権力には嫌がられ、迫害されます
Paul Auster インタビュー (『GQ Japan』1996 年春) 山形浩生 (その時の録音カセットが出てきたので mp3 にした。wmp版 と RealAudio。全部で 50 分くらい(あと wmp版が firefox ではうまくいかん)。) ポール・オースターの仕事場は、ニューヨークはブルックリンのパーク・スロープと呼ばれる一帯にある。落ち着いた静かな近隣で、煉瓦造のアパート群がならぶ感じはちょっとスノッブなボストンを思わせる。実際、文化的にも非常に由緒正しい場所で、レズビアン・コミュニティが独自の文化圏を形成しているのがこのあたり。かつてグリニッジ・ビレッジにゲイ・コミュニティが成立し、新しい文化を華開かせたように 有名どころではアンドレア・「すべて男が悪いんじゃ!」・ドウォーキンもこの近辺の住人だし、あまり有名でないところでは、拙訳『ニグロフォビア』が最近刊行されたダリ
土屋アンナ主演、蜷川実花監督の映画『さくらん』(2月24日公開)の映画音楽を担当し、そのエンディングテーマとして、また椎名林檎名義としては『りんごのうた』以来約3年ぶり、そして斎藤ネコ、椎名純平とのコラボレーションとしても注目を集めるシングル『この世の限り』をリリース、そして2月21日には4年ぶりのオリジナルアルバム『平成風俗』をリリースする椎名林檎さん。 “りんご”という重要なキーワードでつながった椎名林檎さんとMacの“蜜月の関係”とは。 7台目のノートはMacBook ─椎名林檎さんがMacを使い始めたのはいつごろからですか? 99年ぐらいです。その時も今と同じように録音用のソフトを入れていて。当時はインターネット接続もかなり浸透していたと思うんですけど、繋ぎ方が解らなかったので殆ど音楽の為だけに使っていました。 ─これまでMacを使って作られた作品で、印象的に残っているものはありま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く