沖縄で世界にも例がない新しい大学づくりの挑戦が始まっている。本島中部の恩納村に昨年11月に開学した沖縄科学技術大学院大学だ。学生や教員の半数以上は外国人で、学内の公用語は英語。学部や学科の壁もない。国際的にも学際的にも開かれた体制を目指す。「政府の官僚的な予算配分で、新しい研究テーマに資金がつかずいらだっていた」。ノーベル生理学・医学賞の選考委員会があることでも知られるスウェーデンのカロリンス
専修大学北海道短期大学は、美唄にある短大で、その名の通り、東京の有名私大の系列である。 昭和43年開学というから、新設校というわけではない。しかし、一昨年4月に募集停止を決定し、その時の新入生が卒業を迎えるこの春、閉学する予定であった。→専修大学北海道短期大学 学生募集停止のお知らせ しかしどうもそう順調には行かないようである。 一つには、教員の雇用問題で、地位保全の仮処分を申請している。→道新記事の転載:専修道短大教員が仮処分申請、校舎・学生どうなる 地元困惑 専修大学道短大の教員8人は昨年12月、法人を相手取り、地位保全を求める仮処分を札幌地裁に申請、今月7日に1回審尋の後、地位保全を認めるかを裁判所が決定する。これまで法人は希望退職に応じない教員に3月末で解雇する考えを示しており、配置転換を求める教員側に歩み寄る姿勢を見せていない。教員側代理弁護士は「最終的には訴訟になるだろう」と説
国立大の3割超が秋入学検討 2月1日 14時2分 全国の国立大学のうち、3割を超える大学が東京大学と同じく秋入学の実施を検討する考えがあることがNHKのアンケート調査で明らかになりました。 東京大学が、先月、5年後をめどにすべての学部で秋入学を実施すると発表したことを受けて、NHKは、東京大学を除く全国81の国立大学に秋入学についてアンケート調査を行い、4つの大学を除く77の大学から回答を得ました。このなかで「秋入学の実施を検討する考えがある」としたのは合わせて28の大学で、回答を寄せた大学の36%に上りました。検討を表明したのは、京都大学や東北大学、それに九州大学などいわゆる旧帝大をはじめ、一橋大学や東京工業大学、さらに北海道から九州までの地方の国立大学など幅広い範囲にわたります。このうち、東京工業大学や千葉大学など6つの大学は、すでに学内に検討組織を設置するなど、秋入学に向けた動きを本
第9回全国大学生環境活動コンテスト(実行委主催、読売新聞社など後援)で、長崎大と佐賀大の学生で構成する「肥前自転車再生同盟」が、グランプリの環境大臣賞を受賞した。 メンバーは「活動の輪をさらに広げたい」と気持ちを新たにしている。 コンテストは昨年12月26、27の両日、東京で開催された。各地の大学生や専門学校生の団体・グループが、実践中のエコ活動などを発表。同盟は、大学内の放置自転車を減らす取り組みや両大の連携が評価された。 昨年9月、長崎大の「ちゃり再生法研究会」と佐賀大の「チャリさがさいせい」が、活動を全国に広めようと同盟を結成。現在のメンバーは約50人で、定期報告会や意見交換会を開き、修理技術の向上などに励む。 同盟によると、年間に回収される放置自転車は、長崎大で約550台、佐賀大で約800台。同研究会は、自転車が廃棄されないよう、修理を請け負う一方、卒業生から不用となった自転
三重大(津市)は新年度から、唯一の忍術継承者とされる川上仁一さん(62)(福井県若狭町)の知識や忍者の技を生かし、「忍術学」の研究を始める。 川上さんは6歳頃から滋賀県甲賀市出身の師匠に手裏剣や武術などを習い、18歳で甲賀流忍術を継承する21代目の師範となった。流派の違いがほとんどないことから、伊賀市の「伊賀流忍者博物館」の名誉館長も務めており、昨年12月には、三重大社会連携研究センターの特任教授に就任した。 暗殺やスパイの役割を担った忍者の技は門外不出で、大半が口伝で残されたとされ、史料も少ない。三重大では「忍術学」の研究を通じ、忍者が体得していた技や武術を映像化して記録したり、スパイ活動のための変装のテクニックを分析したりする。 研究内容は講演で発表するほか、伊賀市や観光協会などと連携し、観光施策に取り込むことも予定している。サークル活動などで、学生に忍術そのものを学んでもらう構想もあ
他の有力国立大も18日、続々と秋入学の検討入りを表明した。大学の人材育成力に不満を抱く財界からは歓迎の声も上がるが、課題も山積している。 「国際的には秋入学が主流。留学生には秋入学の方が都合がいい」。九州大の有川節夫学長は18日の定例記者会見で、そう語った。 東京大が打ち上げた秋入学全面移行案に、「同調できるなら同調したい」とも述べ、入学が遅れることで生まれる「ギャップターム」(ずれる期間)の活用についても、「学生たちの学問に対する取り組みが劇的に変わる可能性を秘めている」と持ち上げた。 東北大の井上明久学長は、読売新聞の取材に、「以前に『時期尚早』と結論づけたことがあったが、世界に伍(ご)する大学となるためにも、東大の議論を踏まえ、再度議論していく」と述べた。 京都大は、18日午前、「入学の時期、試験のあり方を今後検討する」とのコメントを発表。このほか「秋入学に関する作業部会を設ける」(
警察官を熱中症から守るため…新潟県警が対策に本腰!職務中の飲料購入や冷感アイテム使用を促進 街頭活動の能率維持へ、県民に理解呼びかけ
入学時期の見直しを検討していた東京大学(浜田純一学長)の懇談会が、学部の春入学を廃止し、国際標準である秋入学への全面移行を求める中間報告をまとめたことが17日わかった。入学試験は現行通り春に行う。国際化の推進と、入学前の学生に多様な経験を積ませることなどが狙い。中間報告は早期実現を求めており、東大は学内論議を活発化させ最終方針を決める。中間報告(まとめ)が、他大学の入学時期や企業の採用活動、国
司法解剖を担う法医学医が全国的に不足する中、筑波大は4月、法医学医を養成する全国初の「法医学レジデント(専門研修医)コース」を新設する。臨床研修のある体系的な養成プログラムを初めて用意。有給制で生活費の心配を解消し、志ある法医学医の卵を呼び込む。 法医学医を目指す場合、専門的な知識や技術を身につける体系的なプログラムがなく、2年間の初期研修修了後、大学院で法医学の専門領域を学ぶしかない。レジデントコースは、法医学の専門研修や実習を含む4年間のプログラムで病理学、放射線学、画像診断などを幅広く学ぶことができ、疾患のない外因死などをした遺体の解剖にも立ち会う。付属病院で法医学医を手伝った場合、業務とみなして給与も支払われる。 日本法医学会が認めた「法医認定医」は全国で113人。茨城県内では筑波大が司法解剖の大半を引き受けているが、筑波大の法医学医は本田克也教授しかおらず、昨年1年間で235体を
青森市の学校法人青森山田学園(木村雅大理事長代行)は、2012年度の青森大学大学院(青森市幸畑)の学生募集を停止することを決めた。 現在の1年生が卒業する13年3月に大学院を閉鎖する予定。学生数の減少に歯止めがかからないことが原因という。 同大によると、大学院は環境科学研究科のみ。定員は40人だが、在籍数は1年生が4人、2年生7人にとどまっている。 大学院は1999年に設立したが、他大学でも「環境」を看板に掲げる大学院が増加し、経済状況の悪化で学生が集まらなかった。 系列の青森短期大学も昨年、定員割れなどから来年度の学生募集の停止を決めている。
龍谷大を雇い止めになった元教員助手の嶋田ミカさん(48)=大阪市東住吉区=が地位確認などを求めた訴訟で、大学が1年間だけ嶋田さんを再雇用するとした和解が、京都地裁(大島眞一裁判官)で成立したことが分かった。嶋田さんらが26日に記者会見して明らかにし、代理人の畑地雅之弁護士は「雇い止めされた非正規雇用労働者が職場復帰を果たす和解が成立したのは画期的」と話している。 嶋田さんは07年4月から、同大学経済学部サービスラーニングセンターの特別任用教員助手として3年契約で勤務。「通例1回は更新される」と説明されていたのに更新されずに雇い止めとなり、10年7月に「解雇権の乱用」として提訴した。 嶋田さん側によると、同大学の研究機関で研究補助者として来年4月から1年契約で採用される▽更新はされない--などの内容で和解した。嶋田さんは「1年間に限定され不十分だが、声を上げたことで成果を得られた」と話した。
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