FRB(米連邦準備制度理事会)は11、12の両日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、米国債購入のペースを鈍化させ、10月末までに3000億ドル(約29兆円)の当初計画額を使い切る方針を決定した。従来は9月に終了する予定だった。 FOMCは声明で「米国債購入の完了に伴う市場の変化を円滑にするため、委員会はこうした買い取りのペースを徐々に緩め、10月末までに全額を買い取るものと想定している」と指摘した。 ◆「ゼロ金利」は維持 FOMCは政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標について、ゼロから0.25%の範囲に維持すると決定。経済状況から判断すると、政策金利は「長期にわたり異例な低水準」にとどまるとの見通しを示した。決定は全会一致。 バーナンキ議長の下、FRBはバランスシートを1兆ドル拡大し、銀行だけでなく、コマーシャルペーパー(CP)や資産担保証券(A
3月2日、米保険大手AIGが発表した第4・四半期決算は米企業史上最大の赤字。写真は同社ロゴ。08年ニューヨークの本社で撮影(2009年 ロイター/Mike Segar ) [ニューヨーク 2日 ロイター] 米政府による救済策を受けている保険大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)AIG.Nは2日、第4・四半期の純損失が617億ドルに達したと発表した。 これは米国の企業史上過去最大の赤字。 AIGが赤字を計上するのは5・四半期連続で、この期間の赤字は累計で1000億ドルを上回った。 第4・四半期の1株損失は22.95ドルだった。 保険部門の営業損益は黒字だったものの、投資損失や評価損、リストラ費用がかさんだ。
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