米自動車最大手GM(ゼネラル・モーターズ)のプラグイン方式の電気自動車「ボルト」は、トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」と比べ、コストパフォーマンスの面で劣っている。本体価格だけでなく、燃費も悪い。 ≪充電式は非効率≫ 米カーネギー・メロン大が出した研究結果は、GMにとって厳しいものとなった。研究を主導したジェレミー・ミカレク教授(工学)は、ボルトのように400ポンド(約181キログラム)のバッテリーを搭載し、1回の充電で64キロの走行を実現する充電式自動車は「どう考えても効率が悪い」と指摘した。 価格や充電時間などを考慮すると、より軽量で安価なバッテリーを搭載し、充電1回当たりの走行距離が11キロ〜16キロのモデル、つまり従来型ハイブリッド車のほうが、より燃費効率が優れていると同教授は分析する。 これに対しGMの報道官ロバート・ピーターソン氏は、あらゆる調査の結果64