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ブックマーク / okachimachiorz.hatenablog.com (15)

  • SQLServer 2014 “Hekaton”再考 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    SQLServer2014「Hekaton」 MSの主要DB。論文がでているので、それをベースに自分の理解を書く。当然実装は公開されていないので、合ってるかどうかは知らない。また実際に製品にテストベンチを走らせたわけではないので、あくまで公表された論文ベースでの理解になる。まぁもう普通に使われているDBで、細かい機能云々についてはいろいろ資料がでているはず。そのあたりを見ればいいと思う。論文が公表されて、だいぶいろいろ手がはいっているとは思うので「アーキテクチャの設計」として読んでる。 ■論文の構成 基的に三つの構成になっている。全体の枠組み・Txの処理を詳細に記述したもの・およびその厳密な証明。このうち、全体の枠組みは、Tx処理詳細のあとで書かれているので、若干の不整合がある。これはIndex実装の追加の話なので、多分パフォーマンス向上のためにRange Indexを追加したようだ。ト

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    shibacow 2017/09/19
  • クラウドのためのクラウド〜VMware Cloud on AWSの意味 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    記事とか詳細とかはこっち http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1708/28/news097.html https://cloud.vmware.com/vmc-aws http://www.publickey1.jp/blog/17/vmwarevcloud_air.html まぁ概ねこんな感じ 単純に見れば、AWS上でVMWareが使えるので、VMで動いているシステムがそのままAWSで使えるようになりました。便利ですね。はい、おしまいの話ではある。が、それは二重の意味で「表層的」な見方だ。そもそもVMWareがクラウドから撤退し、AWSの軍門に降ったというエポックメイキングなものとして見るべきだと思う。 ・ハード調達の争いの決着 結局のところ、DCを含めたハードウェアの調達という点で、競争に決着がつきつつあるということかと。VMWareの規模を

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    shibacow 2017/09/11
  • 「ソフトウェアの時代」について - 急がば回れ、選ぶなら近道

    まぁなんか適当に思うことを。 ■ハードの限界の露呈 ムーアの法則の限界はITのあり方を根から変えると思う。この四半世紀、ITの現場レベルでは「困ったらハード増強」が一つの基政策であったことは間違いない。ハードウェアの進歩は結果として、IT全体のパフォーマンスを上げ、結果として社会における有用性を増した。その一方でハードウェアの高進はソフトウェアの進化を止めていた側面は確かにある。 ソフトウェアのレイヤー、とくにミドルレイヤー〜アプリケーションのレイヤーでは、通信にしろ、分散処理にしろ、DBにしろ、OSにしろ、「業界全体としてトコトンできるレベルまでやったのか?」という意味では、実際はやっていないと思う。もちろん、各セグメントではそれなりに追求はしたけど、ドカドカ、金突っ込んで全部ひっくり返すというまでには至っていない。これはIT全体に言えることだけど、ソフトウェアにコストをかけるよりも

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    shibacow 2016/12/09
  • ITは必要悪か?その2 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    大規模会社、特に社会インフラ系の会社で売上も兆に届くところでのITのあり方は、中小規模の会社とは全く違います。システム構築、とくにSI的な観点からは、実際のプロジェクト単位で見たときに大規模システムと中小規模システムを便宜的に一緒にして考察することが多いのですが、俯瞰したときのあり方は、まったくの別ものです。 大規模な会社では情報システムは、大きな組織のバックエンドの一部であると同時に、企業を動かす歯車として欠くことできない存在になっています。「ITがない」という選択肢は企業活動としてありえません。システムのあり方が大企業と中小企業では異なるため、中小企業でITの必要性という点と、大企業でのITの必要性では意味が大きく違います。明確に区別する必要があります。 ■あり方 大規模企業の内部において、情報システムはその企業が存続するための重要な機能を担っており、それなしでは企業は成立しません。大

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    shibacow 2016/02/24
  • ITは必要悪か?その1 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    もともとは2016年の年の初めに書こうかと思っていたことですが、時間も経ってしまっていたところ、アリエルの井上さんとの対談  IT屋はバズワードを使ってはいけない……のか? (1/5):EnterpriseZine(エンタープライズジン) も あって、ちょうどいいので記録的に思うところを書いておきます。 ・前提 ここではITと言う漠然とした言い方になっていますが、日で最もマーケットの大きい、いわゆる業務システムを対象にしています。いわゆるSIの対象になるところです。と言っても一概に言えないので、売上2000億円程度の大規模企業の、下の方から、中小企業までの話にしています。売上が兆円単位の規模の社会インフラ系のシステムは、その2 ITは必要悪か?その2 - 急がば回れ、選ぶなら近道 で考えます。業務システムなのでコンシューマーものは考えてません。 ・ITは必要悪という認識 基的にユーザ企

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  • Asakusaでの設計・実装の方法についてのドキュメント - 急がば回れ、選ぶなら近道

    Asakusaのドキュメントを大幅に見直し+追加しました。自分の担当は設計関連の部分だったので、その辺の“あとがき”的なものを以下。自分で書いて気になったところもまとめて置く感じで。 http://www.asakusafw.com/techinfo/methodology.html 1.設計手法について 理論的な背景はともかく、業務バッチ処理をどのように設計するか、ということについての一つの「やり方」を書きました。これは完全に経験則と過去の方法論の掘り起こしによるものです。基幹バッチ処理をデータフローで、ゼロから設計するという手法は、周りを見るところ、ほぼ完全なロスト・テクノロジーになってしまっていて、ちょっと見当たらないです。(調査が足りないという話もありますが) データフローベースの、(有り体にいうとCOBOLライクな環境での)バッチの作成は、現状では、メンテナンスで既存に手をいれる

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    shibacow 2016/02/23
  • Storage Class Memory - 急がば回れ、選ぶなら近道

    ACMの2016 Jan.の会報の記事に上がっていたので、面白かったのでちょっとまとめておきます。 http://cacm.acm.org/magazines/2016/1/195724-non-volatile-storage/abstract 前提として、SCM(Storage Class Memory)について書いておくと、いわゆる不揮発性メモリー(Non-Volatile memory)で、次世代の主流になるだろうとは言われています。DRAMまでのレイテンシーは出ていないので、DRAMのリプレースにはならないと思われる(のが今の常識)ですが、ストレージとしては最速で、一般にDiskの1000倍(3桁)は速い。が、値段は30倍と言われていますね。 ・ハイライトハイライトは以下 ・The aged-old assumption that I/O is slow and computat

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  • いわゆる仕様と業務例外について - 急がば回れ、選ぶなら近道

    最近とにかく、移動が多いので、その中でちょいちょい考えたことをまとめておきます。まずは仕様の理解の仕方とか、業務例外とか、押さえておきましょうという視点から。別にこれが正解で必須というわけではないので、あくまで個人の経験をまとめただけです。 モデリングとか、なんというかそういう高尚な話ではなくて、実際に仕様をまとめるときに、現実的に落ちる穴を、経験的に書きます。大抵のプロジェクトでは、仕様が固まらずに、または手戻りが発生して酷くコストが膨らむということがやはり多いわけで。理屈はともかく自分の経験的な対策案です。 (なんというか、開発方法論や手法・ドキュメントのまとめ方は、なんとかBOKから始まって、アジャイルや押しくらまんじゅうやらでいくらでもであるのですが、その一方で丁寧な要求定義や設計それ自体ができる人材は、むしろ急激に減っているような印象すら受けます。海外からの翻訳や輸入はやたらと多

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    shibacow 2015/05/22
    例外の話
  • ノーチラス二年目終了して三年目へ - 急がば回れ、選ぶなら近道

    二年経過したので記録として置いておく感じで。 ということで気がついたら設立から二年経過していました。正直、まだ二年しか経過していないのか、という感じがします。この一年は二年分ぐらいの時間感覚でした。まじで時間経過が速すぎて死ぬかと思った。去年の今頃はAsakusaの立ち上げで、特にSI屋向けのサポートに力を入れていた時分で、今と状況がまるで違う状況でした。この一年では大きな試行錯誤を二回ほどやった感じになっていて、現在ではAsakusaの向こう側の違う方向性の模索し始めているところです。 大きな方向性としては、この一年で以下が大きく違ってきていると思います。 1.クラウド・コミットが普通になってきた、とはいえ、一方でまだまだというところも実情。元々クラウド上で構築や作業や環境の獲得は普通にやってきましたが、やはり、春先の西鉄ストアさんの基幹業務系をAWSで動かしたというのは、それなりのイン

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    shibacow 2014/06/23
    ビックデータはマインドセットを変えるのが一番難しい。
  • システムの「価値」をどう考えるのか?〜なんで人月換算基準がなくならないか、について - 急がば回れ、選ぶなら近道

    「なんで人月換算基準がなくならないか」については、これは作る側での議論が非常に多いのですが、逆側から見た議論があまりにも少ないので、自分の考えを記録しておきます。そもそも、発注した側ではシステムの価値をどう見るのか?という議論があまりにもなさ過ぎの印象があります。いくら作る側が頑張っても、発注サイドで「いやだから、結局いくらかかったか内訳見せろ」という話になった途端に、残念ながら人月単価が登場するわけで、話は振り出しに戻ります。 まず一義的にはユーザーから見たシステム開発は投資になります。確かに、毎年作っているでしょう、という話もありますが、普通は数年に一回作っては動かして、メンテナンスにモードに移行させる、という形になります。投資として、通常はキャッシュ・アウトに相当するコストで資産を認識します。リースにすれば、定常的でしょうという話もありますが、オン・ブックになった途端に普通に取得原価

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  • Making Snapshot Isolation Serializable 再考 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    Making Snapshot Isolation Serializable 再考 ■2013年的な位置付け まずちょうど年度の開始なので、今年は自分的にはRDBMS関連の位置付けとか整理しておきます。去年の後半あたりからの匂いですが、NoSQL的な発展と合わせて、格的なDB回帰が始まっている感じです。NoSQL系のほぼ致命的な弱点の一つがtransaction処理であることは指摘も多いところです。要するにデータが書き込めても不整合が発生しますね、ということになってしまいます。これではなかなか使えない、というのが現状でしょう。 なので、RDBMの最良のノウハウであるtransaction処理とNoSQL的な分散処理をちゃんと整合性とれるようにしましょう、という自然な流れは従前よりもより強い要請が働くでしょう。(できるかどうかは別ですが。) それで、そろそろなんかその手のものがRDBMS

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  • 情報システム部はどうであると得するのか? - 急がば回れ、選ぶなら近道

    いまさらの感もあるのですが、特にいろいろと日全国を飛び回るようになって、いろいろなお客さんにお世話になっています。ということで、その辺りで感じたことで、特にエンドユーザーの情報システム部はどうあると、「有利」なのか、ということを書いてみます。 対象は、お金を湯水のように使えないエンドユーザーさんです。とにかくリスクヘッジのためなら何百億円使おうと問題ではない、というユーザーさんはフルリスクを取れという要求以外であれば、SI屋さんの方から「無理なので、ご遠慮します」ということはありません。そのようなユーザーさんは、例外だとは思いますので、ちょっと対象外です。(なんか最近そうでもない説はありますが) 以下、あくまで自分の経験なので、不快な気分の方は、完全スルーでご容赦をお願いします。ベンダー風情が生意気な事を書きやがって、という方もいらっしゃると思いますので、そういう方には事前に、謝罪してお

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  • Hadoop Conference Japan 2013で話したことと思ったこと - 急がば回れ、選ぶなら近道

    Hadoop Conference Japan 2013 http://hcj2013w.eventbrite.com/ 先週終了。かなりの盛況で終わった感じです。まずは開催をサポートして頂き、相当の負担まで頂いたリクルート・テクノロジー様に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。 さて、えっと、前回がそもそもいつだったのか、良く覚えてないわけで。2011 Fallだったような。 http://hadoop-conference-japan-2011-fall.eventbrite.com/ 2011年の9月なので、1年4ヶ月ぶりという感じですね。Track数が増えて2から3で、会場もベルサールからビッグサイトになっていました。人数も1000人超になっております。 以下、感想文です。記録としておいておく感じで。 ・内容で印象に残ったもの ・HBase~LINEのバックボーンで使って

    Hadoop Conference Japan 2013で話したことと思ったこと - 急がば回れ、選ぶなら近道
  • 技術革新は何のためにあるのか? - 急がば回れ、選ぶなら近道

    技術革新は須く斬新的なものであるべし、という肩に力の入った信念の人は流してください。ちょっと、力の抜いた小ネタなので。 最近というかここ10年来、いわゆる業務系のシステムに関わっていてよく思うことではあります。特に最近、NoSQLやHadoopといった「新技術」が登場するにつけて強く感ることではあるのですが、なんというか、「こんな感じ」のことができます、というようなプロダクトアウト的でありながら、かつ、漠然とした抽象的な話が多すぎる気がします。要は、全般的に問題の設定が苦手だよなということです。 特定の技術の各論はともかく、まず、大上段に構えると、実はITでは一般の人が想像する以上にユーザーとベンダーで期待ギャップがあります。ユーザーから見ると、大抵は「こんなこともできないのか?」ということがごく普通にできません。一方、一般のTVとか報道とかは、スパコンや遺伝子やビッグデータや、なんやらか

    技術革新は何のためにあるのか? - 急がば回れ、選ぶなら近道
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    shibacow 2012/07/22
    (僕は、この「当たり前」の感覚が共有化できることが技術屋の本質だと思います。 <-いい言葉だ。
  • システムはどこまで内製化できるか - 急がば回れ、選ぶなら近道

    どこでも何回も何十回も言われているが、システムを経営の変化に対応させるにはある程度のシステムの開発を内製化すべきである、という論調が強い。この問題は、古くて新しい問題であり、と同時におそらく、いままでとは違うコンテクストで語られることになるような気がしている。ここ10数年の流れを見れば、内製化の議論はアウトソーシングの流れとそのより戻りの反復運動の繰り返しだといっていても過言ではなかったと思う。近年はむしろ、SI屋さんの全体的な弱体(特に技能として)化とクラウド等によるインフラの導入しやすさと相まって別の背景で語られることが多くなってきている。また、見逃せない背景としては、そもそもの就労可能若年層の減少と、若年層の総体数減少による能力のばらつきの顕在化も強くあげられる。特にシステム開発の供給サイドの問題は、エンドユーザーの内製化の議論においては、今までのコンテクストでは語られることがなかっ

    システムはどこまで内製化できるか - 急がば回れ、選ぶなら近道
    shibacow
    shibacow 2011/10/31
    良い言葉が一杯。
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