敷地からフェンス超えて水路越しに、 その景色はあった。 自転車で、駅前から帰る道を変えて川べりを 走っていた。 附近のは初夏の花々が咲いているのを、見ながら 通り過ぎていく。 ある曲がり角では、梅のさかりで、 その青さが季節の初夏を知らせていた。 でも、私のうらの梅と違い、 見事な実り具合ではあったが中に一つだけ、 早熟していた梅が有った。 思わず、昔みた風景だと、 気が付いた。 自転車を走らせながら初夏から夏に 代わる季節を感じた。 走りながら、顔に当たる風を感じながら、 季節の匂いをすいこんだ。 ありがとうございました。 完。