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2011年5月28日のブックマーク (3件)

  • ペルソナ/シナリオ法をいかにデザインに活用するか: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ペルソナ/シナリオをどうやって使えばいいかわからないという声を耳にします。 ペルソナ/シナリオ法が何かということがわかっていれば、「どうやって使えばいいかわからない」ということはないはずなんですけどね。 そういう意味では、そもそもペルソナ/シナリオ法が何かを理解できていないんでしょうね。 ということで、あらためてペルソナ/シナリオ法とは何かをもうすこし実践的なレベルで紹介してみましょう。 どうやって作るかは今回は書きません。 ただ、誤解してはいけないポイントとして、ペルソナはデザイン・チームが勝手に想像した仮想のユーザー像ではなくて、適切な調査データを元にユーザーのプロフィールや行動に見られるパターンを統合した架空のユーザー像であるということは書いておきます。 ペルソナをつ

  • 人間中心設計(HCD)は顧客中心設計

    先月、人間中心設計機構主催の研究発表会が開催された。研究内容もさることながら、質疑応答やパネルディスカッションも大変興味深い内容であった。今回は研究発表会の内容を交えながら人間中心設計(HCD: Human Centered Design)の導入について考えたい。HCDは顧客を創造するのである。 技術者には慣れない「人間中心」思考 人間中心設計とはその名のとおり、利用者(人間)の立場に立って機器やサービスを設計することである。誰でも使える製品を設計するユニバーサルデザイン、人間の身体特性に合った製品を設計する人間工学、製品の使い勝手を考慮するユーザビリティ、製品の印象全体を含めたユーザエクスペリエンス、高齢者・障碍者等への配慮を加えたアクセシビリティ等、幅広い概念を含んでいる。 「利用者の立場に立って開発することは当たり前ではないか」と思われる諸氏も多いだろうが、「新しい機能を開発したから

  • もっとネガティブな経験に注目を

    UX来、長期間のユーザの経験を重視する活動だった筈だ。質的な問題点を確認し、それをどのようにして無くして行くかという努力を忘れてはならない。 黒須教授 2011年5月27日 Nielsenのsmall usabilityの考え方は、ISO 9241-11のbig usabilityの考え方よりも狭いものだった。そして、機能や性能というポジティブな側面に対する検討はユーザビリティの範囲から除外され、ユーティリティとされていた。その意味で、ユーザビリティという概念を前向きに、そしてポジティブにとらえるためにISO 9241-11は有効性があったといえる。 ただ、だからといってsmall usabilityはもう古い、いまさら重視する必要がない、と言うわけではない。単純に、もっとポジティブな側面に注力しよう、ということにもならない。問題があるなら、それはつぶさねばならない。改良しなければな

    もっとネガティブな経験に注目を