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ブックマーク / horikawad.hatenadiary.com (9)

  • 研究者が沈黙する理由 - クマムシ博士のむしブロ

    公開された研究論文のデータについて議論をするのは科学研究の営みの一部です。科学研究における発見は、論文として発表されればその発見の妥当性が完全に保証されたことになる、というわけではありません。吟味されながら、その研究結果の妥当性が評価されていきます。これまでにも、有名雑誌に掲載された後に撤回された研究論文は数多くあります。 ある研究者が大きな発見の報告をし、国民の多くがその人を称賛するようになると、その研究者による研究報告の内容について議論すること自体が難しくなります。少しでも研究結果の疑義について論じれば、人々から非国民扱いを受けて個人攻撃を受けることがあります。そのような人々は、科学研究の作法について知らないのです。10年ほど前に、韓国ではこのような状況が起こりました。 ほとんどの研究者が疑念を持つようなデータがそこにあったとしても、世間にこのような雰囲気が形成されてくると、ブログなど

    研究者が沈黙する理由 - クマムシ博士のむしブロ
    shoG3
    shoG3 2014/02/17
    研究者含め日本は科学に対して未成熟なのは否めないが、諦めずにこういうことを言い続けないと脱しないんだろうなぁ。言うのはリスキーだけど。
  • 基礎研究における自由市場からの研究資金集めは経済の論理により捏造を生じやすくするか - クマムシ博士のむしブロ

    研究者が独自に自由市場から研究資金を集めることについて書いた前回の記事には、予想以上に大きな反響があった。公的な資金に頼らずに研究者自らが動くとうこのアイディアについて、賛同するコメントが多く寄せられた。私の活動に触発されて下の科学ブログを始めたというメッセージもいただいた。 600文字で解説する世界で1番わかりやすい最新科学ニュース こうして少しでも多くの研究者の意識が変わり、新しい研究文化が育ってくれれば、私としては大変嬉しいことである。 その一方で、研究者が独自に資金を集めることについて、一部から批判的な意見もいただいた。その批判内容の多くは、「自由市場から研究資金を集めようとすると、基礎研究が経済の論理に流されて歪みやすくなる」というものだ。つまり、「お金を儲けようとするあまり、自身の研究成果を捏造するようなインセンティブが働いてしまう」ということである。 前回の記事に書いた通り、

    基礎研究における自由市場からの研究資金集めは経済の論理により捏造を生じやすくするか - クマムシ博士のむしブロ
    shoG3
    shoG3 2013/07/12
    やらない理由を探すのは簡単だからなぁ。自分の場合、ここまで突き動かすぐらいの研究への熱意をまずは引き起こすことから始めんとなー
  • 森口氏がiPS細胞由来の心筋細胞を心筋症患者に移植したことを論文で発表 - クマムシ博士のむしブロ

    昨年の2012年、iPS細胞関連で話題となった森口尚史氏が論文を発表していた。論文内容は「iPS細胞由来の心筋細胞を心筋症患者に移植した」というもの。これは、昨年に森口氏が新聞社に語っていたのと同じ内容だ。 Moriguchi and Madson (2013) Autologous human cardiac stem cells transplantation for the treatment of ischaemic cardiomyopathy: first study of human-induced pluripotent stem (iPS) cell-derived cardiomyocytes transplantation. BMJ Case Reports 昨年の2012年、森口氏は読売新聞を通じて虚血性心筋症患者6人に患者人由来のiPS細胞から作った心筋細胞を移

    森口氏がiPS細胞由来の心筋細胞を心筋症患者に移植したことを論文で発表 - クマムシ博士のむしブロ
    shoG3
    shoG3 2013/06/01
    iPS森口でも論文アクセプトしているというのに…
  • オタクと変態はモテる - クマムシ博士のむしブロ

    オタクや変態がモテるためには、自らの歪んだ性癖を隠さずに誇りをもってアピールするべきだ。 オタクや変態だからモテないと思い込むのは、大きな間違いである。確かに、オタクや変態は異性からいぶかしげな眼で見られがちだ。嫌われることもある。だから、自分の趣味や性癖が異性にバレるのを極端に恐れ、隠そうとする。ちょっとファッションに気を使ってみたり流行りの話題についていく努力をして、「普通の人カモフラージュ」を試みる。 だが、これはモテるためには逆効果なので、今すぐやめるべきだ。このような行為は、その他多くのマジョリティ、つまり普通の集団の中に飛び込んで自らを目立たなくしてしまうことである。マニュアル通りのPRポイントをエントリーシートに書きこむ就活生のように、好かれも嫌われもしない当たり障りのない人間になってしまうことだ。 世の中にはマジョリティから逸れた尖った人間、つまり、変わった性癖を持つ人たち

    オタクと変態はモテる - クマムシ博士のむしブロ
    shoG3
    shoG3 2013/02/21
    変態、オタクと自称しているのにモテないのは、変態、オタクじゃないってことで
  • 研究者が自立して研究活動を続ける方法 - クマムシ博士のむしブロ

    日の朝日新聞朝刊で、私の活動が紹介されました。それも、尊敬してやまないバッタ博士と同じコーナーで。光栄な限りだ。 堀川大樹さん「最強」のクマムシを「ゆるキャラ」に仕立てた: 朝日新聞 研究者がキャラクターグッズの販売や有料メルマガの発行を行い、その収益を自らの研究活動の資金にしようする例は自分以外に皆無なため、興味を持っていただいたのだと思う。 クマムシさんtwitter 有料メルマガ「むしマガ」 一方で、海外では寄付によるマイクロファンディングが盛んになってきた。PETRIDISH.orgのような、研究活動に特化したウェブサイトもある。 だが、よほどのことがない限り、寄付のみで個人の研究者が生活し、研究活動を続けるのは無理があるように感じる。上記のサイトなどで寄付を募っている、2〜3人で行う規模の研究プロジェクトでも、日円でせいぜい数十万円を集めるのがやっとだからだ。 確かにプロジェ

    研究者が自立して研究活動を続ける方法 - クマムシ博士のむしブロ
    shoG3
    shoG3 2013/02/05
    週末執筆で生活費稼げるなら仕事しないw 副収入を得ることは大事だと思うがやってないのが現状
  • もう一度言う。みんな納豆菌を甘く見ない方がいい。 - クマムシ博士のむしブロ

    ・納豆菌の恐怖 納豆菌の正体は、地球の支配を目論むエイリアンである。以前、この衝撃的な事実をブログにて報告した。 納豆菌は枯草菌という細菌のグループで、学名はバチルス・サブチリス・ナットー(Bacillus subtilis var. natto)といい、芽胞とよばれる休眠状態に移行することで不死身ともいえる耐性能力を獲得する。 やつらは栄養源なしで100万年以上を生き、100ºCで煮沸しても死なず、人間にとって1万シーベルト相当の放射線を照射されても生き残る。 NASAによる宇宙実験によって納豆菌が宇宙で6年間生存できることが確認され、納豆菌のネバネバ成分の構成するγ-ポリグルタミン酸の大半が地球生物には見られないD型の光学異性体であることが判明した事実などから、納豆菌が宇宙由来の生物であることが、既に科学的に証明されている。 納豆菌は地球に飛来後、納豆というべ物に紛れることにより、

    もう一度言う。みんな納豆菌を甘く見ない方がいい。 - クマムシ博士のむしブロ
    shoG3
    shoG3 2012/04/01
    納豆菌によるアカデミック人材海外流出説ktkr
  • ヨコヅナクマムシがモデルのゆるキャラ「クマムシさん」 - クマムシ博士のむしブロ

    このたび、私がデザインしたヨコヅナクマムシのイメージキャラクター、クマムシさんがTwitterでつぶやきデビューしました。 アカウントは@kumamushisanです。 ひらがなばかりのツイートで読みづらいですが、生暖かい目で見守ってやってください。 むし系や耐える系のゆるキャラというのはレアなので、ぜひこのカテゴリーを引っ張っていってほしいと思います。 クマムシさんの生息場所は、北海道札幌市白石区の豊平川にかかる橋の上のコケです。つまり、クマムシさんは道産子で、札幌市白石区のご当地ゆるキャラでもあります。地元の関係者の方、クマムシさんで街おこしに興味がありましたら、ぜひご連絡ください。 打倒、まんべくん! 【おまけ】 クマムシさんチョコ クマムシさんべんとう 【お知らせ】このブログがになりました クマムシ博士の「最強生物」学講座ー私が愛した生きものたちー

    ヨコヅナクマムシがモデルのゆるキャラ「クマムシさん」 - クマムシ博士のむしブロ
    shoG3
    shoG3 2012/02/01
    ホワイトストーンズのご当地キャラと聞いて。
  • 人体一速い細胞は誰だ?!60兆分の1を決める戦い! - クマムシ博士のむしブロ

    コロラドのデンバーで開かれているアメリカ細胞生物学会にて、世界初となる細胞レースが開催されました。 World's first cell race no small affair - Updated - December 03, 2011 70種類の系統の細胞たち*1が、ペトリ皿の上で競走している様子が以下の動画で見ることができます。 動画では逆方向に走っている細胞も見られますが、走っているスピードがデジカメにより解析され、どの細胞が最も速いか決定されました。 それでは、結果発表! 1位:骨髄幹細胞選手 2位:胸部上皮細胞選手 3位:がん化した胸部上皮細胞選手 4位:遺伝的皮膚疾患患者由来の上皮細胞選手 おめでとうございます! 結果から分かるように、幹細胞やガン細胞がスプリンターとしての能力を持っているようです。 1位の骨髄幹細胞選手のスピードは毎分5.2マイクロメートル、すなわち0.00

    人体一速い細胞は誰だ?!60兆分の1を決める戦い! - クマムシ博士のむしブロ
    shoG3
    shoG3 2011/12/05
    動画が静かなる戦いで見た目も違いがわからないが、種類によって走る速度が違うらしい。
  • 超危険ウィルスはどのようにして作られたか - クマムシ博士のむしブロ

    Image from Wikimedia オランダ・エラスムス医学研究センターのRon Fouchier博士が、人に感染する恐れのある超危険ウィルスを作成したと話題になっています。このウィルスに感染すると、かなり高い確率で死に至ると予想されています。 Scientists Brace for Media Storm Around Controversial Flu Studies: ScienceInsider このウィルスは、A型インフルエンザウイルスのH5N1亜型、いわゆる高病原性トリインフルエンザウィルスから作成されました。この元になったトリインフルエンザウィルスのRNAに5つの変異を入れたものが、今回の超危険ウィルスです。 Fouchier博士らは、この研究成果をまとめた論文をScience誌に投稿しました。しかし、この研究内容が公表されるとバイオテロなどに利用されてしまう恐れがあ

    超危険ウィルスはどのようにして作られたか - クマムシ博士のむしブロ
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