仙台に拠点を置く私学の雄「東北学院大学」は、学生向け情報処理センターの設備を刷新。プロジェクトを主導した松澤教授は「学生本位のセンター運営」を掲げ、同大のノウハウを他大とも共有したいと話す。 日本最初のプロテスタント教会を組織した押川方義や、ドイツ改革派教会の宣教師であったW・E・ホーイらが、1886年に開設した私塾「仙台神学校」。そこには西洋の新しい知識を求める青年が集い、百数十年を経た現在は、東北学院大学として宮城県内に3つのキャンパス(土樋、泉、多賀城)を構える、東北の私学の雄に成長した。 大学・大学院を合わせて約12000人を超える学生を擁し、特に泉キャンパスでは常時6000人の学生が学ぶ東北学院大。同大では、これだけの規模を対象にITを活用した授業を行うために、各キャンパスの情報通信施設を横断管理する「情報処理センター」が組織されている。 大学の設備は、学生と教員に対するユーザー