デザイナーのロリー・バーンは引退し、ミハエル・シューマッハも引退し、そして今度はロス・ブラウンがスクーデリアを離れ、ジャン・トッドが交代する。このうちふたりは自ら決断したが、残るふたりはおそらく自分の望んでいた方向とは違うだろう。 ロス・ブラウンがホンダ移籍を発表した直後、フェラーリは急いでプレスリリースをまとめ、12月下旬に発表すると言っていた今後の体制をすばやく発表した。 スポーティング・ディレクターのステファノ・ドメニカリが、ジャン・トッドに代わり、フェラーリのレース・チームの責任者、つまりマラネロでいう "Gestione Sportiva" ディレクターのポストに就く。フェラーリはまた、テクニカル・ディレクターのマリオ・アルモンド(本来は人事担当で彼がテクニカル・ディレクターに昇進したため、激怒したナイジェル・ステップニーがデータをマクラーレンに流した)が、チームの運営ディレクタ