側面に「A」のロゴが入った新型車両N700A=静岡県浜松市のJR東海浜松工場大きな「A」のロゴが入った新型車両N700A=浜松市のJR東海浜松工場 東海道新幹線の新型車両「N700A」1編成(16両)が完成し、JR東海が21日、浜松市の浜松工場で報道機関に公開した。来年2月から運行予定で、3月中に6編成が登場する。 N700Aは、主力のN700系の改良型。「Advanced(進んだ)」の頭文字を取った大きな「A」のマークが車体の側面に描かれているが、車内はシートの形状などが変更されたほかは、ほぼ変わらない。ただ、線路の勾配やカーブをコンピューターに記録しておくことで、最高速度で一定に保つように自動で制御したり、より安定した速度でカーブを曲がったりする機能を備えた。1編成あたりの製造費は約47億円。 運転士は通常、この「自動運転」の機能を使わずに運転するが、新機能を使えば列車の遅れを取