兵庫県南あわじ市出身のギタリスト藤岡幹大さんが5日に亡くなっていたことが分かった。36歳だった。昨年12月30日に天体観測中、高所から落ち、1月5日夜に容体が急変した-として、家族が藤岡さんのツイッターで報告した。人気メタルユニット「BABYMETAL(ベビーメタル)」の公演など国内外のステージで“超絶テク”を披露してきた天才ギタリストの突然の訃報に、親交のあった淡路島内の関係者らも深い悲しみに包まれた。 「とにかく純粋にギターが好きな人」。藤岡さんが10代の頃から成長を見守ってきた洲本市本町5の楽器店「マトヤ楽器」の山本真人さん(63)、悦子さん(63)夫婦は、その純朴な人柄を振り返る。 ギターを始めたのは中学生の時。当時、南あわじ市内にあった店舗に日々訪れては、楽器をじっと眺めていたという。「これ、買うわ」。藤岡さんがこつこつとためた小遣いでギターを購入した日のことを、悦子さんは今も覚