Magic Mouseは大きく五つの部品で構成される。左上からタッチ・センサ電極のついた上カバー,回路基板,下カバー,下段左から上フレーム,下フレーム,電池ボックスふたと樹脂製の“脚” 日経エレクトロニクス分解班が行った米Apple Inc.のタッチ・センサ内蔵マウス「Magic Mouse」の分解レポートを続ける。Magic Mouseは筐体の上面に組み込んだタッチ・センサで指の動きを検知して,iPhoneなどで使われる「ジェスチャ操作」に対応する新発想のマウスである。今回はおもに回路基板を検討する。 Magic Mouseは大きく五つの部品で構成される。上カバー,上フレーム,回路基板,下フレーム,下カバーである。ポリカーボネートと思われる白い樹脂製の上カバーは,厚さが2.45mm。裏側にはフレキシブル基板製のタッチ・センサ電極が張り付けられている。その面積は全体の約80%にあたる。 上