「WIRELESS JAPAN 2008」併設のコンファレンスの基調講演で、ソフトバンクモバイル取締役副社長の松本 徹三氏は、「モバイル通信情報サービスの将来像とソフトバンクの戦略」について講演した。 ソフトバンクモバイル取締役副社長の松本 徹三氏 冒頭、松本氏は、ソフトバンクの業績の資料を示し、ボーダフォン買収以降、業容が大きく変化したことを説明しながら、1兆7000億円もの資金を投資して、ホーダフォンを買収した理由として、2つの要因をあげた。 「1つは、インターネットの成長とともに、成長を遂げたきたソフトバンクが、いよいよインターネットがモバイル環境で利用されることを捉えた点。これによってインターネット市場は2倍になると予測できる。もともと、インターネットのビジネスは、利用者の時間の取り合いである。モバイルの世界は、まだ利用されていない時間帯でもあり、可処分時間の宝庫である。そして、も