エッジAIの可能性を広げる「MST」、なぜCortex-M0+マイコンでも動くのか:組み込み開発 インタビュー(1/2 ページ) エッジAIスタートアップのエイシングは、マイコンを使って、AIによる推論実行だけでなく学習も行えるアルゴリズム「MST」を開発した。ローエンドの「Cortex-M0+」を搭載するマイコンでも動作するMSTだが、より多くのメモリ容量が求められるランダムフォレストと同等の精度が得られるという。開発の背景を同社 社長の出澤純一氏に聞いた。 ディープラーニング(深層学習)の進化をきっかけに2015年ごろから盛り上がりを見せている第3次AI(人工知能)ブームだが、もはやAIはブームというよりは基盤技術として定着を見せつつある。製造業でも進展しているDX(デジタルトランスフォーメーション)における代表的な技術となっているのもAIやIoT(モノのインターネット)になるだろう。