OCPIプロトコルとはOpen Charge Point Interfaceの略で電気自動車(以下EVと略す)と充電インフラとのやり取りを定義した仕様です。仕様書はGithubにホストされているので誰でも読め、間違い等があったりしたらPRを送ることができます。 OCPIが生まれた背景 EVインフラが世界中に急速に広まっています。米国ではセブンイレブンが7Chargeという充電施設を運営しています。今後も様々な企業が参入し、EVインフラを提供していくでしょう。これらEV充電施設事業者が独自のネットワークを構成して、ユーザー向けのサービスを提供していますが、これらサービスを横断してアクセスする手段がないとユーザーにとっての利便性は低いといえるでしょう。またEVメーカーや国ごとにコネクタ仕様等も異なることもガソリン車とは違いユーザーの負担になります。 OCPIはこれらの課題を解決するべく、充電イ
Amazon Web Services ブログ AWS IoT Coreを利用したOCPP対応電気自動車チャージポイントオペレーターソリューションの構築 化石燃料から電気自動車への移行は 2050 年までに排出量ゼロを達成するという政府および企業の公約の重要な要素となっています。米国では 2030 年までに、予想される電気自動車の普及台数を支えるために、少なくとも 50 万台の電気自動車 (EV) 充電器の全国ネットワークが必要になると予想されています [1] [2]。世界では政府と産業界が協力して、何百万もの公共充電および自家用充電ネットワークを構築しています [3]。 充電器(チャージポイントまたは “CP” ) は、その運用者 (チャージポイントオペレーターまたは “CPO”) により継続的に監視・管理される必要があります。 CPO は定期的なリモートメンテナンスやオンサイトメンテナ
日東工業(愛知県長久手市)とユアスタンド(神奈川県横浜市)は、マンション向けに最適化されたEV充電サービスの実現に向け、共同で技術検証を行う。 同技術検証では、日東工業が新たに発売した普通充電器「Pit-2Gシリーズ・4G通信モデル」と、ユアスタンドが提供するマンション向け充電管理サービス「Yourstand」を、EV充電器を遠隔管理・制御するための国際標準通信プロトコルである「OCPP」によって連携させる。それにより、ユアスタンドのシステムが充電器を遠隔コントロールできるようになるため、電力消費のピーク時に充電を抑制したり、予約の有無によって利用可否の制御をしたり、といったことが可能になる。 YourstandのアプリとPit-2Gによる充電の検証を行った後、今秋から順次マンションにおいてサービスの提供を開始する。
世の中はEV普及に向けて進んでいますが、EVが普及するためには必須事項として充電環境があります。充電器を管理するオープンなプロトコルのOCPP(Open Charge Point Protocol)を触る機会があり記事を書きます。 OCPPとは OCPPを触りたい Charge Point側開発に利用するPythonライブラリ SteVe (Central Systemとして使えるOSSパッケージ) 作りたい構成 環境構築(Central System側) SteVeの起動 ブラウザからSteVeにログイン Central System(SteVe)にCharge Pointの登録 環境構築(Charge Point側) 必要パッケージのインストール PythonによるCharge Pointの実装 動かしてみる 動かしてみる前に BootNotification.reqでCharge P
電力平準化や課金を意識して策定された欧州のEV用充電規格「コンボ」:EV用充電器の通信規格ISO/IEC 15118とは(前編)(1/2 ページ) 欧州や北米の自動車メーカーが中心になって規格策定を進めている、普通充電と急速充電を1つのコネクタで行える「Combined Charging System(コンボ)」。欧州向けコンボでは、電気自動車と充電器の間をつなぐ通信プロトコルとしてISO/IEC 15118を使用している。本稿では、このISO/IEC 15118について解説する。 近年、環境志向の高まりを受けて、さまざまな電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)が市場に投入されています。EV/PHEVの普及に向けた課題の1つとして、充電システムやその通信方式の標準化が挙げられます。充電システムは、全世界で統一されれば理想的ですが、各国/地域で電力の供給方式や体制、供給シス
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