プロジェクトの実質的なリーダーである整備本部整備企画室の鈴鹿靖史部長。10カ国360人で開発を進めている [画像のクリックで拡大表示] 日本航空は5月、新整備業務システム「JAL Mighty」を部分稼働させた。導入したのは、独SAP社のERP(統合基幹業務)パッケージの「R/3 4.71」。1970年代から活用している機体整備管理など約60ある主要な業務システムをR/3に入れ替える。 これまでは、各システム内にバラバラに情報を蓄積していたため、担当者は同じ情報を多重入力しなければならなかった。新システムの導入によって情報を一元管理することで、入力ミスといったヒューマンエラーをなくすなど安全の品質向上に役立てたい考えだ。 今回稼働したのは、新システム群のうち整備士資格の管理などを担う人事系である。来年11月には、同社が保有する米ボーイング社の機材に関する整備業務システムが稼働する見込み。既