GMOインターネット証券は5月14日,インターネット証券取引用システムを稼働した。(1)先行するインターネット証券会社よりも低い利用料(株式取引の手数料)でサービスを提供する,(2)証券取引だけでなくほかのサービスも合わせて提供できるようにする,という二つの経営目標を達成するために,オープンソースを採用し,ユーザー認証サーバーを分離するという工夫をした。 システム投資が利用料に跳ね返るインターネット証券では,投資額を抑えることが不可欠。そこで,他のインターネット証券会社で広く採用されているUNIXサーバーではなく,Linuxを搭載したPCサーバーを採用。また,Webアプリケーション・サーバー用ソフトとしてTomcat/JBoss,フレームワークにはSpringとStrutsと,オープンソース・ソフトを採用した。ただし,データベース管理ソフトは,信頼性を確保するためにOracleを採用した。