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reviewと学校と教育に関するsizukanayoruのブックマーク (20)

  • 【読書感想】いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識 (PHP新書) 作者: 荻上チキ出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2018/07/15メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識 (PHP新書) 作者: 荻上チキ出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2018/08/03メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 「いじめ問題」を解決するために必要な知識とは何か。連日のように悲惨なニュースが報じられ、そのたびに多くの議論が交わされるが、その中には具体的な根拠に欠ける当てずっぽうな「俗流いじめ論」も少なくないと著者はいう。一方で、メディアには取り上げられずとも、いじめが社会問題化して以来30年以上にわたり、日でも世界でも数々の研

  • 読解力を鍛えるもの ~『AI vs 教科書が読めない子どもたち』~ - 本で死ぬ ver2.0

    AIをめぐる論説は大きく2つにわけられる。 もくじ いまの子どもたちは思った以上にばかだった 読解力の6つの分野 AIと同じ読み間違いをする子どもたち を読めば読解力が高まるんですか? それでもやっぱり「国語」が大事? もしかしたら読解力を高めるのに効果的かもしれない方法について 今日の一首 後記 「AI脅威論」と「AI待望論」だ。現在話題で、売れているこのの場合はどうだろう。 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者: 新井紀子 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2018/02/02 メディア: 単行 この商品を含むブログ (9件) を見る 私の未来予想図はこうです。 企業は人手不足で頭を抱えているのに、社会には失業者が溢れている――。 折角、新しい産業が興っても、その担い手となる、AIにはできない仕事ができる人材が不足するため、新しい産業は経済成長のエンジンとは

    読解力を鍛えるもの ~『AI vs 教科書が読めない子どもたち』~ - 本で死ぬ ver2.0
  • 「学歴と仕事の能力の相関関係」について - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp kabumatome.doorblog.jp 就職説明会での「学歴差別」が話題になっています。 僕自身は就職活動というものをしたことがずっとなくて、通っていた大学の医局に入局し、行けと言われた場所に行くのを20年くらい続けてきました(正確には、3年間ほど、研究生としてその枠外にいたこともあるのですが)。 だから、就活生の苦労とか苦悩とかを実感したことはないので、こんな話を訳知り顔で書くことに申し訳なさもあるのだが、僕が知り得た範囲での「学歴仕事」について書いておきます。 僕自身も、医者の世界では、けっして高学歴ではないんですよね。 fujipon.hatenablog.com 冒頭の「学歴仕事の能力に相関関係があるのか」という話なのですが、「学歴」というラベルそのものが人間の価値ではないとしても、長年培われてきた「勉強や入試というシステム」というのは

    「学歴と仕事の能力の相関関係」について - いつか電池がきれるまで
  • 【読書感想】AI vs. 教科書が読めない子どもたち ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者: 新井紀子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2018/02/02メディア: 単行この商品を含むブログ (31件) を見る Kindle版もあります。 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者: 新井紀子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2018/02/02メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る 内容紹介 東ロボくんは東大には入れなかった。AIの限界ーー。しかし、”彼”はMARCHクラスには楽勝で合格していた!これが意味することとはなにか? AIは何を得意とし、何を苦手とするのか? AI楽観論者は、人間とAIが補完し合い共存するシナリオを描く。しかし、東ロボくんの実験と同時に行なわれた全国2万5000人を対象にした読解力調査では恐るべき実態が判明する。AIの限界が示される一方で、これからの危

    【読書感想】AI vs. 教科書が読めない子どもたち ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書) 作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/08/18メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る Kindle版もあります。 競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには (中公新書) 作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/11/10メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 怒った人は、リスクを過小に評価し、悲しんでいる人は利益を重視して他者と協力しなくなる。感情が経済行動にどう影響するかを理解すれば、競争社会を有利に生き抜けるかもしれない。競争社会というと、日では否定的にとられることが多い。しかし、「競争が少ないと、自分の当の長所を知ることができない。競争のおかげで私たちは自分の長所を見つけることができる。私たちは、下手に自分探し

    【読書感想】競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • [書評] 超一極集中社会アメリカの暴走 (小林由美): 極東ブログ

    昨日の書評カテゴリーの記事で、僕は日の産業や技術を少し悲観的に見ていると書き、その理由は別の書評カテゴリーの記事で書くつもりでいることを書いた。これがそれになる。『超一極集中社会アメリカの暴走』(参照)という3月に出たである。 表題は内容をよく表しているといっていい。現在の米国では、富が超一極集中しているという事実について、この分野にいる著者らしいデータを元にした議論が進められている。私たち日人の多くは、米国社会で富の一極集中が起こり、その暴走の派生として、サンダース候補ブームやトランプ政権支持のような異常とも言える事態が起きたことは知っている。しかし、その内実の仕組みについては、識者はある程度知っているが、日社会としてはあまり知られているとは言えないだろう。書は、その仕組みが広範囲にわたって示されている。 扱われる分野は多岐になり、そのぶん、個々の技術についての考察については、

    [書評] 超一極集中社会アメリカの暴走 (小林由美): 極東ブログ
  • 【読書感想】ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて (コミックス単行) 作者: 西原理恵子,高須克弥出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/04/26メディア: 単行この商品を含むブログ (4件) を見る 内容紹介 誰も高須克弥院長を止められない!! 熟年バカップル恋愛を赤裸々に描いた「ダーリンは71歳」のスピンオフです。「尿漏れ」「ツイ廃老人」「やわらかメンマ」などなど、描かれたい放題だった高須院長が、思いっきり反論に転じたロングインタビューなんです。彼女・西原理恵子さんの描き下ろしマンガも多数収録。感涙名作シリーズとなった「りえくまちゃんとぼく」の新作も!! うーむ、世の中には、とんでもない人がいるなあ! と思いつつ読みました。 けっこう大きめの字で、分量が多いわけではなく、マンガも少なめ。 西原理恵子さんとのことは、西原さんのマンガに「エンターテインメント」として書き尽くされてい

    【読書感想】ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    sizukanayoru
    sizukanayoru 2017/05/28
    高須院長の教育論と伯楽説
  • 【読書感想】下り坂をそろそろと下る ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書) 作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/04/13メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る Kindle版もあります。 下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書) 作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/04/13メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 成長社会に戻ることのないいま、私たちは、そろそろ価値観を転換しなければならないのではないか。あたらしい「この国のかたち」を模索し、私たち日人のあり方を考察した、これからの日論!/絶賛の声、続々! 内田樹氏:背筋のきりっと通った「弱国」への軟着陸を提案する“超リアリスト”平田オリザの「立国宣言」。/藻谷浩介氏:避けてきた質論を突きつけられた。経済や人口に先立つのは、やはり「文化」なのだ。 少子化

    【読書感想】下り坂をそろそろと下る ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い 作者: 福田ますみ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/02/18メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 内容紹介 第22回 編集者が選ぶ 雑誌ジャーナリズム賞作品賞 受賞! たった一人の母親が学校を崩壊させた。 不登校の高一男子が、久々の登校を目前に自殺した。 かねてから学校の責任を追及していた母親は、校長を殺人罪で刑事告訴する。 人権派弁護士、県会議員、マスコミも加勢しての執拗な追及に崩壊寸前まで追い込まれる高校。 だが教師たちは真実を求め、ついに反撃に転じた――。 果たしてほんとうの加害者は誰だったのか? どの学校にも起こり得る悪夢を描ききった戦慄のノンフィクション。 とはいえ、この母親は、自分の息子が自殺してしまったショックで「異常」になってしまったのではないか…… 僕は半信

    【読書感想】モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ルポ塾歴社会 日のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書) 作者: おおたとしまさ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/01/29メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見る Kindle版もあります。 ルポ塾歴社会 日のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書) 作者: おおたとしまさ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/02/26メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 開成、筑波大学附属駒場、灘、麻布など進学校の中学受験塾として圧倒的なシェアを誇る「サピックス小学部」。そして、それら名門校の合格者だけが入塾を許される、秘密結社のような塾「鉄緑会」。なんと東大理3の合格者の6割以上が鉄緑会出身だという。いまや、この2つの塾が日の“頭脳”を育

    【読書感想】ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか (光文社新書) 作者: 佐藤優出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/10/15メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る Kindle版もあります。 同志社大学神学部?私はいかに学び、考え、議論したか? (光文社新書) 作者: 佐藤優出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/11/20メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 【内容紹介】 虚学である神学を学ぶことによって、人間は自らの限界を知る。そして、その限界の外部に、目には見えないが、確実に存在する事柄があることに気づく。このような外部に存在する超越性のおかげで、人間は自らの狭い経験や知識の限界を突破し、自由になることができる。わたしは神学の勉強を通じて自由になることができた。この自由が、外交官になり、ソ連崩壊や新生ロシアの混乱を観察す

    【読書感想】同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 「ボーダー児」と親の孤独を描いたマンガを読んで - 泣きやむまで 泣くといい

    はざまのコドモ 息子は知的ボーダーで発達障害児 作者: 沖田×華,君影草出版社/メーカー: ぶんか社発売日: 2015/12/15メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 偶然に書店で見つけた沖田×華の新作。ノンフィクションコミックエッセイ。原作者である君影草さんが、作に登場する子どもの母親である。ちなみに、原作は『はざまのセイカツ』というタイトルで、ウェブ上に公開されているマンガ。メジャーなマンガ家が描き直す「ワンパンマン方式」とでも言おうか。 障害児の子育てについて親の目線で描いたマンガはこれまでにもいくつかあったと思うが、いわゆる「ボーダー」の子ども(と親)の苦難を描いたものは読んだことがなかった。医学的な診断としては「障害」とみなされないが、学校生活や社会生活上でうまくやっていけない人はたくさんいて、その人たちは境界線上にいるという意味でしばしば「ボーダー」などと

    「ボーダー児」と親の孤独を描いたマンガを読んで - 泣きやむまで 泣くといい
  • 【読書感想】「学力」の経済学 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    「学力」の経済学 作者: 中室牧子出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2015/06/18メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (33件) を見る Kindle版もあります。 「学力」の経済学 作者: 中室牧子出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2015/06/17メディア: Kindle版この商品を含むブログ (6件) を見る 内容紹介 「ゲームは子どもに悪影響?」 「子どもはほめて育てるべき?」 「勉強させるためにご褒美で釣るのっていけない?」 個人の経験で語られてきた教育に、科学的根拠が決着をつける! 「データ」に基づき教育経済学的な手法で分析する教育経済学は、 「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。 そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主

    【読書感想】「学力」の経済学 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫) 作者: 坪田信貴出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2015/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 一人の教師との出会いが、金髪ギャルとその家族の運命を変えた―投稿サイトSTORYS.JPで60万人が感動した、笑いと涙の実話を全面書き下ろしで、完全版として書籍化。子どもや部下を伸ばしたい親御さんや管理職に役立つノウハウも満載。 まず注意点を。 僕が読んだのは「文庫版」なのですが、これ、表紙をよく見ると「ストーリーにしぼった文庫特別版」と書いてあります。 単行は2013年12月に出ており、映画の公開にあわせて文庫化された、ということではあるのですが、単行と文庫では、内容に違いがあるのです。

    【読書感想】学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【映画感想】ビリギャル ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    あらすじ 名古屋の女子高に通うお気楽女子高生のさやか(有村架純)は全く勉強せず、毎日友人たちと遊んで暮らしていた。今の状態では大学への内部進学すらままならないと案じた母は、さやかに塾に通うよう言いつける。彼女は金髪パーマにピアス、厚化粧にミニスカートのへそ出しルックで渋々入塾面接に行き、教師の坪田と出会う。 参考リンク:映画『ビリギャル』公式サイト 2015年12作目。 金曜日のレイトショーで観ました。 観客は老若男女15人くらい。中年女性が4人で来ていて、ものすごく楽しそうに観ていたのが印象的でした。 映画館で予告編を観た時点では、「なんかチャラチャラした『感動ストーリー』に、有村架純さんを「金髪女子高生」に起用して話題づくりを狙ったあざとい映画」だと思っていました。 「絶対に映画館では観ない映画」に頭の中で分類していたのだけれど、あまりにもネットでの評判が良くて、気になってしょうがなか

    【映画感想】ビリギャル ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • “生きた教育”を実践――デンマークの『生のための学校』

    デンマークでは、サラリーマンは夕方4時に帰宅し、自分や家族の充実を重視する。教育費・医療費は無料で、年金も手厚い。確かに税金は重いが人々に納得感があり、「幸福度世界一」と評価される。そうした独特の社会観には、思想家グルントヴィと彼が構想した「生のための学校」(フォルケホイスコーレ)が影響したという。デンマーク独特のこの教育機関について日人による目線で編集されたのが『生のための学校』だ。 「生のための学校」とは何か 17歳半以上であれば誰でも入学できる。期間も2~3週間と短期から、半年までとさまざま。教師も含めて共同生活を送るのが特徴であり、物価の高いデンマークにも関わらず(街中ならサンドイッチとコーヒーで1000円近くかかる)、3・宿泊費込みで月10万円の学費だけで入学できる。 というのも、学校運営費の約75%は国が負担するからだ。日含めた世界の学生が集い英語で授業を行う「インターナ

    “生きた教育”を実践――デンマークの『生のための学校』
  • ヘヴン - 情報考学 Passion For The Future

    ・ヘヴン 第138回芥川賞の川上未映子が、壮絶ないじめを受ける少年と少女の心の葛藤を描いた衝撃的な作品。 「ねえ、でもね、これにはちゃんとした意味があるのよ。これを耐えたさきにはね、きっといつかこれを耐えなきゃたどりつけなかったような場所やできごとが待ってるのよ。そう思わない?」と少女は、同じようにいじめられている少年に言う。 なぜ人は誰かをいじめるのか? なぜ人をいじめてはいけないのか? この作品は問いかける。 いじめにかかわる双方の張りつめた対話が続く。登場人物はいじめる側も、いじめられる側も雄弁に自分の立場を語る。現実にはこれだけ気持ちを整理して話せる少年少女はいないだろうが、その超現実的につきつめたやりとりが、いじめ問題の質を白日のもと晒す。朝まで生テレビで一晩議論するより、この作品を読んだ方が、いじめとは何かがよくわかるはず。その根の深さにやりきれなくもなるのだが。 社会問題の

  • いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと - 情報考学 Passion For The Future

    ・いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと アメリカ一流大学卒業生の人気就職先ベスト10にランク入りした非営利団体Teach for America(TFA)のファウンダー ウェンディ・コップの自伝。21歳の女子大生がアメリカ教育に大きな一石を投じることになった最初の10年間のサクセスストーリー。 ・TFA http://www.teachforamerica.org/ アメリカでは所得の格差は教育の格差となり、貧困を次の世代に遺伝させてしまうことが大きな問題になっている。 「生徒は通常、非常に不利な状況を抱えて、彼らのもとにやって来る。多くの生徒は、小学校一年生になったその日から遅れている。よい入学前プログラムに通っていなかったり、十分な栄養を取っていなかったりするからだ。子供が成長するにつれ、貧困から生じる問題により、優れた学業成績をあげるこ

    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/04/08
    『従来の先生には、教師という仕事が「生計を得るためのジョブ」となっている人たちが多い(略)TFA教師たちを突き動かしているのは「使命感」(略)夢を実現するために必要な金も同時に追いかける。』( ..)φメモメモ
  • アメリカ下層教育現場 - 情報考学 Passion For The Future

    アメリカ下層教育現場 タイトルをみて興味位な格差問題のかなあと思ったら、まったく違う内容で驚いた。熱血教師の体当たりドキュメンタリとして面白いなのである。 著者は1969年生まれ。大学在学時にプロボクサーになるが怪我で挫折。週刊誌の記者を経てフリーライターになり96年に渡米。ネヴァダ州立大学でジャーナリズムを学んだ後、米国の著名なスポーツ選手にインタビューを重ねてドキュメンタリ書籍を出したという経歴の人物。バイタリティたっぷり。 大学の恩師の依頼で、著者は米国の高校で代理教員の仕事を引き受ける。着任先は市内で最も学力の低い学生が集まる最底辺校。進学率は1%に満たず、あまりの学生の質の低さに教員が次々に去っていく学校なのであった。科目は「日文化」。 赴任第一日目。初回の授業では日アメリカの関係を説明する30分間のビデオ教材をみせることにした。だがそこには、ビデオを見るだけの授業

  • asahi.com(朝日新聞社):街場の教育論/昭和のエートス [著]内田樹 - 書評 - BOOK

    街場の教育論/昭和のエートス [著]内田樹[掲載]2009年2月1日[評者]香山リカ(精神科医、立教大学現代心理学部教授)■あたりまえの話できる稀代の言論人 内田樹は、不思議な人だ。フランス思想研究が専門の大学教授だが、いわゆる“象牙の塔”の人ではない。武道や映画にも詳しく、いま起きている社会問題について一般の人たちにわかりやすく解説するも多数あるしブログも超人気。かと言って(私のような)タレント文化人とも違い、全体としてはリベラル派だが特定の政治思想を主張するわけでもない。つまり、専門的な知識や経験に基づいて言うべきことはしっかり言うが、決して声高ではなく、その姿勢に計算や私欲もないのだ。こんな人、いまの日にはまずいない。 だから、多くの読者や編集者が「内田さん、この問題についてどう思います?」と意見をききたくなる。今回は、教育論だ。 『街場の教育論』での著者の主張は、はっきりしてい

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