印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 富士通研究所は、データを暗号化したまま統計計算や生体認証などを可能にする“準同型暗号”の高速化技術を開発した。世界で初めてという。8月28日に発表した。 準同型暗号は、データを暗号化したまま演算処理が可能な暗号方式として注目を集めており、機密性を保持しながら利便性を向上する技術として位置付けられている。ビット単位で暗号化するために処理時間が長いことが実用化に向けた課題となっていた。 「クラウドや携帯電話の普及に伴い、新たなサービスが次々に登場する中でプライバシーデータ保護と利活用の両立が課題となっている。そうした中で、準同型暗号は新たなクラウドサービスを提供する技術としても注目されている。今回の技術は、限定回数での加算と乗算によって、統