2004年に、旧猿虎日記でもとりあげたのですがhttp://www.geocities.co.jp/CollegeLife/6142/0401.html#22、文藝春秋が出している『日本の論点』という本があります。この本は、毎年出ている、自称「文藝春秋が誇る日本で唯一の年刊論争誌」なのですが、リンク先でも書いたように、前からなんとも気持ちの悪い本でした。 この本は、学校のディベートの授業か何かのテーマ選び、参考資料などとして使われたりしているようですが、どういう本かというと、さまざまな「論点」について、対立する複数の立場の論者による論文(たまに1本しか載っていない場合もある)を集めている、というものです(後述するように、正確には「でした」)。対立する立場、っていうのは、だいたい「右」対「左」みたいになっているのですが、まあ文藝春秋が明らかに「右」なわけなので、「左」の論文は、ぶっちゃけ「か