松田聖子の「渚のバルコニー」や、松任谷由実の「恋人はサンタクロース」など多くの歌手のレコーディングに参加したギタリストの松原正樹さんが8日未明、亡くなった。末期がんのために治療を受けていた。61歳だった。妻で作曲家でキーボード奏者の南部昌江がフェイスブックで明らかにした。 南部はフェイスブックで「魂が宿っていた肉体にいよいよ限界が来てしまいました。治療を続けてきましたが、末期癌のため2月8日未明、夫松原正樹の魂は天に昇って行きました」と記した。 続けて、「入院してからは、激痛緩和の麻薬鎮痛剤で意識もうろう状態が続きました。そんな容態でも、夢の中でレコーディングをしている様子をずっと口にしていました」と最近の様子を記した。 松原さんは昨年5月、十二指腸がんが判明。6月に開腹手術をしたもののすでに手の施しようがなかうったという。その後、栃木県内の病院に入院し、緩和治療を受けてきたが帰らぬ