神奈川県藤沢市の市庁舎1階にある食堂で8月、市が一時的に火災報知機を取り外してバーベキュー方式の懇親会を開き、煙で別の火災報知機が作動して、防火扉が閉まる騒ぎを起こしていたことがわかった。 市消防本部は「防火管理上問題がある」として庁舎を管理する市財務部を指導した。 市によると、懇親会は8月1日午後5時半頃から、職員会館1階の食堂で行われ、海老根靖典市長ら幹部や職員約50人が参加。厨房前に炭火コンロが置かれ、ホルモンや焼きそばなどが焼かれたが、煙が激しく、近くの階段の2階付近の火災報知機が反応したという。 事前に市経営企画課が管財課に対し、「(火災報知機について)特段の配慮をしてほしい」との依頼書を提出。管財課は、業者に依頼して食堂の天井3か所に設置された火災報知機を取り外していた。 火災報知機の取り外しは、設備更新や点検などの特別なケースに限られており、海老根市長は「今後このようなことが