一連の地震で熊本県大津町にある工場の操業を停止している光学ガラスメーカー「HOYA」は、稼働を再開する時期について、被害状況の確認に時間がかかり見通しは立っていないことを明らかにしました。 HOYAの廣岡亮CFO=最高財務責任者は、9日の決算発表の会見で工場の稼働を再開する時期について、「被害の状況を確認しているが、工場内で漏電による火災が発生したこともあり、まだ具体的に再開できるというめどは立っていない」と述べました。 また、廣岡CFOは「被害については、工場の精密機械が動くのかどうかを見極めているところだ。部品については国内外のほかの工場に生産を振り替えているので会社の業績全体に大きな影響はないと思う」と述べ、業績への影響は現時点でそれほど大きくないという認識を示しました。