先日、学部時代の恩師に会いに、自転車に乗って昔通っていた大学へ行ってきました。いま席を残している大学から、ぼくの超安全運転で30分ほどのところです。ひさしぶりに自転車を整備して、のんびり、散歩がてらの訪問です。待ち合わせは、ぼくが最初に通っていた大学。どうもぼくのようにあちこちの大学を流れてきた人生を送っていますと、このような場合に分りやすい表現をするのが難しくなってしまいます。などと書くと本当にそう受けとめられてしまって悲しいのですが、なかなかどうも、レトリックというのは難しいですね。 それはともかく、約束の時間より少しだけ早く到着したので、大学食堂前にあるベンチの脇に自転車を停め、しばらく、ベンチでぼんやりとしていました。背中側には、昔、ぼくらが人形劇をしていた部活棟があります。いまはすべての部屋が暗く、まだ使用しているのかどうかも定かではありません。ぼくは別段、その部活に対しては何の