1. 『ザ・ギフト』 2. 『ウォークラフト』 3. 『キャロル』 4. 『セルフレス/覚醒した記憶』 5. 『溺れるナイフ』 ■1.ザ・ギフト ジョエル・エドガートン初監督作。この手のサスペンス/スリラーで監督デビューした俳優というと真っ先にイーストウッドの「恐怖のメロディ」を思い出すが、あの映画と決定的に違うのは「異常なことをしてしまう人にもそれなりの理由があるはず」といった視点、「社会での勝ち組・負け組」といった要素を巧みに忍ばせている点だと思う。そしてそれはまさに、ジョエル・エドガートンという俳優が今まで関わってきたほとんどの映画に共通するテーマでもあると思う。 ■2.ウォークラフト 原作であるゲームの内容をほぼ知らない状態で鑑賞。自分が所属する会社が、明らかにブラック経営に転じた/一線を越えた際に、企業戦士は何を選ぶのか、という話にも変換が可能。非常に高度な政治的判断で義を捨てな