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ichinicsに関するsphynxのブックマーク (6)

  •  9月 - イチニクス遊覧日記

    この週末は、楽しいことと悲しいことと、嬉しい出来事が次々にやってきて、いったいどんな顔をすればいいのかよくわからなくなった。 自分の気持ちを、それが言葉という形にならなくても、なるべくその通りに伝えたいと思うのだけど、そういったことに勇気が必要だと思うようになったのは、一体いつからなのだろうか。 → 先日、小学生の子どもたちと接する機会があったのだけど、彼らの反応の仕方はなんだかスーパーボールみたいで、こちらが笑えば、ぱっと、安心した顔をしてくれるのがとても嬉しかった。同時に興味を失うのもあっという間で、輪の端からほどけて散り散りになっていく背を見送りつつ、 なるべくその通りに、と思いながらもためらったりするようになってしまったのは、たぶん反応をする前に、相手がどう感じるだろうかということを、くよくよと考えてしまうからなんだろうなと思った。 でも、どんなに頭で考えてみても、実際目の前に立っ

     9月 - イチニクス遊覧日記
  •  「引き潮」/いましろたかし - イチニクス遊覧日記

    引き潮 (ビームコミックス) 作者: いましろたかし出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/07/24メディア: コミック購入: 6人 クリック: 65回この商品を含むブログ (21件) を見る漫画を読んでいると、ある程度「こうなるかな」なんて予想しながらページをめくっていることがあるけれども、この「引き潮」というは、どのお話を読んでもラストはまったく想像外のところへ放り出されるかんじだった。現実と地続きにあるような説明のつかなさがあって、つい事実は小説より奇なりという言葉を思い浮かべてみたくなる。 おちのない話を、ビール片手に聞いてるような感じ。でもけして退屈ではなく、つい前のめりでページをめくってしまうのは、やはり組み立てのうまさなんだろうなと思います。むしろ、読者の予想を予測しながら「そうならなかったこと」を語っているのではないかとすら思う、けど、どうなんだろう。

     「引き潮」/いましろたかし - イチニクス遊覧日記
  •  「HER」/ヤマシタトモコ - イチニクス遊覧日記

    昨日書いた「ドントクライ、ガール」とほぼ同時に出た短編集。最近読んだ漫画でなにがよかった? ってきいてくれたらまずこのタイトルをあげたい。とてもよかったです。 HER(Feelコミックス) 作者: ヤマシタトモコ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2010/07/08メディア: コミック購入: 6人 クリック: 220回この商品を含むブログ (153件) を見る全部で6話、少しずつ重なってるような、6人の女の人のお話。もったいなくて1日1話ずつ読んだんだけど、ほんともう、どの話も好きだなと思った。 1話の女の子の、常に人と自分を比較してしまう感じとか、美容師の女の子の、捨て札なんかないって話とか。自分にないものをお互いに見たり、好きと嫌いが裏表にあったり、自分の中の見たくない部分を見せられるようなお話もあるのだけど、それを最後の第6話で包む構成もいいなあと思う。 なにより、この人の描く女性

     「HER」/ヤマシタトモコ - イチニクス遊覧日記
  •  「ドントクライ、ガール」/ヤマシタトモコ - イチニクス遊覧日記

    とてもよかった。表題作はもちろん楽しかったのだけど、同時収録の短編がとても好きです。 ヤマシタトモコさんは、個人的に、ど真ん中にぐっとくる場面をかなりの高確率で繰り出してくる漫画家さんなので、ちょっと客観的な感想が書きにくいのですが(なので感想書いてないも結構あるのですが)、読み返し率はかなり高いです。 ドントクライ、ガール (ゼロコミックス) 作者: ヤマシタトモコ出版社/メーカー: リブレ出版発売日: 2010/07/09メディア: コミック購入: 9人 クリック: 287回この商品を含むブログ (117件) を見る表題作は、主人公の女の子が、なぜか室内では常に全裸の人と暮らすことになるコメディ。説明してても意味わからないんだけど、それでもやっぱり不意をついてぐっとくるからすごい。アニメ化するなら(だいたい全裸なのでないと思いますが)主人公の声はぜひ真綾でお願いしますと思った。 →

     「ドントクライ、ガール」/ヤマシタトモコ - イチニクス遊覧日記
  •  「あなたの人生の物語」/テッド・チャン - イチニクス遊覧日記

    あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF) 作者: テッド・チャン,浅倉久志・他出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/09/30メディア: 文庫購入: 40人 クリック: 509回この商品を含むブログ (390件) を見るタイトルにそそられて買った短編集。難しくて理解しきれなかった作品もあったけど、特に後半に収録されている作品がとても面白かったです。時間を置いてもう一回読み直したいと思う。 イーガンと比較されているのを何度か見たことがあったのだけど、個人的にはもう少し印象が柔らかいように思った、けれど、それは訳者の印象かもしれません。特に「顔の美醜について」の生き生きとした言葉づかいは、って今確認してみたら、やっぱり浅倉久志さんだった。 → 特に印象に残ったのは「地獄とは神の不在なり」という短編でした。神が「いる」という世界を舞台にした物語で、しかも天使の降臨がほとんど災厄のように

     「あなたの人生の物語」/テッド・チャン - イチニクス遊覧日記
  •  ハレー彗星 - イチニクス遊覧日記

    クリィミー・マミの「ロング・グッドバイ」が作られたのは、ハレー彗星の接近を翌年に控えた1985年のことで、昨夜をそれを思い出しながら、そういえば当時、次のハレー彗星が近づくときに、自分はまだ生きてるんだろうかと考えていたのを思い出した。約76年周期だというから、次の予定は2061年で、けっこう微妙なところだ。 1985年頃の私は、雨が降れば酸性雨だと騒ぎ、コカコーラの自販機に貼ってあったエリック・クラプトンのポスターを、マイケル・ジャクソンだと思いこんでいた。ロシアはソビエト連邦だったし、1999年に世界は滅びる予定だった。牛乳の一気飲みが流行り、ドラクエにはまり、弟が2人と妹が1人生まれた。近所の小学校で9の字事件があって、いろんな噂が流れたりもした。 子どもの頃のことを思うと、体の殆どが目だったような気がする。それは記憶の殆どが映像でできているからかもしれない。 大人になった今、目を閉

     ハレー彗星 - イチニクス遊覧日記
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