タグ

ブックマーク / ichinics.hatenadiary.com (18)

  •  高野文子さんトークショー@リブロ池袋本店 - イチニクス遊覧日記

    先日発売された、高野文子さんの12年ぶりの単行『ドミトリーともきんす』の発売を記念したトークショーへ行ってきました。 実物の高野文子さんを拝見するのはこれが2回目。1度目は昨年吉祥寺で行われていた「さぶん市」*1の会場でのことでした。さぶん市の会場には、平日の夜にしかいくことができず、夜ともなればあらかた品物は売れてしまって、買えるものが何もなかったのですが、それでも往生際悪くまわりをうろうろし、出る間際に「大好きです」とだけ伝えて帰宅したのでした。高野先生は、あら!という表情でありがとうございます、とおっしゃってくださり大変に幸せでした。 なのでこのトークショー&サイン会へ伺うのもはっきりいって完全に、うかれきっていたのですが、その期待を上回る、とても興味深いお話をたくさん聞く事ができました。 ドミトリーともきんす 作者: 高野文子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/0

     高野文子さんトークショー@リブロ池袋本店 - イチニクス遊覧日記
    sphynx
    sphynx 2014/11/29
  •  「ハウアーユー?」/山本美希 - イチニクス遊覧日記

    ハウアーユー? (フィールコミックス) 作者: 山美希出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2014/09/08メディア: コミックこの商品を含むブログ (7件) を見るtwitterなどで話題になっているのを見て気になって買った作品。でもなんとなく読むのがこわいような気持ちがあって、しばらく積んでいたものを、ようやく読みました。読んでよかったと思います。でも読み終わった後、すごくへこみました。 国際結婚をして日に住んでいる美しいリサは周囲の憧れの存在で、特に隣に住む少女「ツミちゃん」は彼女をしたってよく庭に訪れていた。俳句をたしなむ優しい夫、反抗期だけれどかわいい一人娘、花が咲き誇る庭。そんな「理想の家族」が、リサの夫の失踪によって崩壊していく様子を、主に隣家の少女ナツミ(愛称ツミちゃん)の視点から描いた物語。 設定と、1巻完結の長編ということでまず連想したのは豊田徹也『アンダーカレン

     「ハウアーユー?」/山本美希 - イチニクス遊覧日記
    sphynx
    sphynx 2014/11/29
  •  9月 - イチニクス遊覧日記

    この週末は、楽しいことと悲しいことと、嬉しい出来事が次々にやってきて、いったいどんな顔をすればいいのかよくわからなくなった。 自分の気持ちを、それが言葉という形にならなくても、なるべくその通りに伝えたいと思うのだけど、そういったことに勇気が必要だと思うようになったのは、一体いつからなのだろうか。 → 先日、小学生の子どもたちと接する機会があったのだけど、彼らの反応の仕方はなんだかスーパーボールみたいで、こちらが笑えば、ぱっと、安心した顔をしてくれるのがとても嬉しかった。同時に興味を失うのもあっという間で、輪の端からほどけて散り散りになっていく背を見送りつつ、 なるべくその通りに、と思いながらもためらったりするようになってしまったのは、たぶん反応をする前に、相手がどう感じるだろうかということを、くよくよと考えてしまうからなんだろうなと思った。 でも、どんなに頭で考えてみても、実際目の前に立っ

     9月 - イチニクス遊覧日記
  •  「引き潮」/いましろたかし - イチニクス遊覧日記

    引き潮 (ビームコミックス) 作者: いましろたかし出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/07/24メディア: コミック購入: 6人 クリック: 65回この商品を含むブログ (21件) を見る漫画を読んでいると、ある程度「こうなるかな」なんて予想しながらページをめくっていることがあるけれども、この「引き潮」というは、どのお話を読んでもラストはまったく想像外のところへ放り出されるかんじだった。現実と地続きにあるような説明のつかなさがあって、つい事実は小説より奇なりという言葉を思い浮かべてみたくなる。 おちのない話を、ビール片手に聞いてるような感じ。でもけして退屈ではなく、つい前のめりでページをめくってしまうのは、やはり組み立てのうまさなんだろうなと思います。むしろ、読者の予想を予測しながら「そうならなかったこと」を語っているのではないかとすら思う、けど、どうなんだろう。

     「引き潮」/いましろたかし - イチニクス遊覧日記
  •  「HER」/ヤマシタトモコ - イチニクス遊覧日記

    昨日書いた「ドントクライ、ガール」とほぼ同時に出た短編集。最近読んだ漫画でなにがよかった? ってきいてくれたらまずこのタイトルをあげたい。とてもよかったです。 HER(Feelコミックス) 作者: ヤマシタトモコ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2010/07/08メディア: コミック購入: 6人 クリック: 220回この商品を含むブログ (153件) を見る全部で6話、少しずつ重なってるような、6人の女の人のお話。もったいなくて1日1話ずつ読んだんだけど、ほんともう、どの話も好きだなと思った。 1話の女の子の、常に人と自分を比較してしまう感じとか、美容師の女の子の、捨て札なんかないって話とか。自分にないものをお互いに見たり、好きと嫌いが裏表にあったり、自分の中の見たくない部分を見せられるようなお話もあるのだけど、それを最後の第6話で包む構成もいいなあと思う。 なにより、この人の描く女性

     「HER」/ヤマシタトモコ - イチニクス遊覧日記
  •  「ドントクライ、ガール」/ヤマシタトモコ - イチニクス遊覧日記

    とてもよかった。表題作はもちろん楽しかったのだけど、同時収録の短編がとても好きです。 ヤマシタトモコさんは、個人的に、ど真ん中にぐっとくる場面をかなりの高確率で繰り出してくる漫画家さんなので、ちょっと客観的な感想が書きにくいのですが(なので感想書いてないも結構あるのですが)、読み返し率はかなり高いです。 ドントクライ、ガール (ゼロコミックス) 作者: ヤマシタトモコ出版社/メーカー: リブレ出版発売日: 2010/07/09メディア: コミック購入: 9人 クリック: 287回この商品を含むブログ (117件) を見る表題作は、主人公の女の子が、なぜか室内では常に全裸の人と暮らすことになるコメディ。説明してても意味わからないんだけど、それでもやっぱり不意をついてぐっとくるからすごい。アニメ化するなら(だいたい全裸なのでないと思いますが)主人公の声はぜひ真綾でお願いしますと思った。 →

     「ドントクライ、ガール」/ヤマシタトモコ - イチニクス遊覧日記
  •  「あなたの人生の物語」/テッド・チャン - イチニクス遊覧日記

    あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF) 作者: テッド・チャン,浅倉久志・他出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/09/30メディア: 文庫購入: 40人 クリック: 509回この商品を含むブログ (390件) を見るタイトルにそそられて買った短編集。難しくて理解しきれなかった作品もあったけど、特に後半に収録されている作品がとても面白かったです。時間を置いてもう一回読み直したいと思う。 イーガンと比較されているのを何度か見たことがあったのだけど、個人的にはもう少し印象が柔らかいように思った、けれど、それは訳者の印象かもしれません。特に「顔の美醜について」の生き生きとした言葉づかいは、って今確認してみたら、やっぱり浅倉久志さんだった。 → 特に印象に残ったのは「地獄とは神の不在なり」という短編でした。神が「いる」という世界を舞台にした物語で、しかも天使の降臨がほとんど災厄のように

     「あなたの人生の物語」/テッド・チャン - イチニクス遊覧日記
  •  ハレー彗星 - イチニクス遊覧日記

    クリィミー・マミの「ロング・グッドバイ」が作られたのは、ハレー彗星の接近を翌年に控えた1985年のことで、昨夜をそれを思い出しながら、そういえば当時、次のハレー彗星が近づくときに、自分はまだ生きてるんだろうかと考えていたのを思い出した。約76年周期だというから、次の予定は2061年で、けっこう微妙なところだ。 1985年頃の私は、雨が降れば酸性雨だと騒ぎ、コカコーラの自販機に貼ってあったエリック・クラプトンのポスターを、マイケル・ジャクソンだと思いこんでいた。ロシアはソビエト連邦だったし、1999年に世界は滅びる予定だった。牛乳の一気飲みが流行り、ドラクエにはまり、弟が2人と妹が1人生まれた。近所の小学校で9の字事件があって、いろんな噂が流れたりもした。 子どもの頃のことを思うと、体の殆どが目だったような気がする。それは記憶の殆どが映像でできているからかもしれない。 大人になった今、目を閉

     ハレー彗星 - イチニクス遊覧日記
  •  感謝(驚) - イチニクス遊覧日記

    商店街を歩いていた。23時すぎ。ほとんどの店は閉店してしばらくたっていて、少し先の角、ガラッと開いた扉から漏れた人の気配も、サアーって足元に沈む。発砲スチロールの箱がパコンて音たてる。私の膝がビニール袋をけとばす。指先がちぎれそうに寒い。ポケットに手を突っ込んで、ふと、半分しまったシャッターから、足の裏が、のぞいているのを見つける。組んだ足の向きから、その人はこちらに背を向けているのがわかる。その視線の先に、テレビの気配を感じる。 ふと、習慣という言葉が浮かび、つまり私は、その足の裏の持ち主の、習慣を見たような気がした。そんで、なんかこう、長いものについて考える。出来事が習慣になるまでの、長い時間のこととか、生活についてとか。 そして、商店街を歩く私も、やはり習慣の中にいるように見えるのだろーかと思う。 きっと、見えるのだろう。私がここを歩くことを、どう感じているのかは余所に。 朝、ボッと

     感謝(驚) - イチニクス遊覧日記
  •  ブラッドハーレーの馬車/沙村広明 - イチニクス遊覧日記

    ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS) 作者: 沙村広明出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2007/12/18メディア: 単行購入: 27人 クリック: 839回この商品を含むブログ (282件) を見る少女たちはその馬車に迎えられる日を夢みて暮らしている。選ばれた少女は、ブラッドハーレー家の養女になり、歌劇団の一員として華やかな世界で暮らすのだ。いつか自分の番がやってくる。そう信じていた少女たちのもとに、馬車がやってくる。 「ブラッドハーレーの馬車」を中心とした、短編が集められたこの作品は、正直いって相当に、陰惨な物語だった。そう感じるのはここに描かれている出来事についてだけでなく、その先の影だけ提示して終わるような物語の幕切れだったり(特に七話ラストのコマとか)、絶望の淵にある少女へ「つい」希望を与えてしまうことについての葛藤だったり、誇らしげな笑顔を美しく、描くこと自体

     ブラッドハーレーの馬車/沙村広明 - イチニクス遊覧日記
    sphynx
    sphynx 2008/01/22
  •  考える練習  - イチニクス遊覧日記

    仕事はじめの一週間、てのはこんなにも長いものだったのか……なんて思う木曜日。だんだんと頭がまわらなくなってきたので準備運動がわりにダラ書きをしてみると、とその前に、このダラ書きという言葉は、なんかちょっとしっくりこないっていうか、まあ、だらだら書いてるから間違いではないんだけど、もっと他にいい言葉があるような……なんてぼんやり、した頭でぶつぶつ言っている昼下がり、ダラ書きでないと捕まらないくらいの、二枚重ねのをはがして一枚にしたティッシュみたいに薄く、ゆらゆら、ゆれたと思ったら溶けてくみたいな眠気の中、いま考えてるのは昼にべたハッシュドポテトの味と、あとなんか遠くのこと。 例えば、こうして会社に、しばらくはやめないつもりで勤めるということは、そのしばらくの間は、長く休むこともないってことなんだな…とか考えるとちょっとびびる。夏休み(盆休みではなく)も春休みもないなんて、にわかには信じられ

     考える練習  - イチニクス遊覧日記
    sphynx
    sphynx 2008/01/11
  •  昔話/大雪の日 - イチニクス遊覧日記

    耳の奥が痛いほど静かだった。起き上がりカーテンをあけ、曇ったガラス窓をこすると、あたり一面の雪で、いつのまに、とうれしくなる気持ちと*1、今日の待ち合わせはどうするんだろーと不安になる気持ちと、半々でストーブをつけ、自分の PHS を、見る。 もうずいぶん昔の、十代の頃の話だ。その数日前につきあうことになった人と、はじめてデート(げふげふ)するっていうんで、調布にある映画館で待ち合わせしてた。でも相手は携帯電話持ってなくて、家電にはたしかまだかけたことなくて、でもいまかけたら家の人でるかもなーとか起こしちゃうなーとか、迷いながら、でも私は PHS 持ってるからいいか、って家を出た。 あたりはしんとしていて、積もりたての雪は、音を吸い込んで膨らんだんじゃないかって思うくらいふんわりとしていた。生け垣に積もった雪を落としたり、雪玉投げたり、足跡つけにいったり、まあするよねってことを一通りしなが

     昔話/大雪の日 - イチニクス遊覧日記
  • はてなダイアリーアワード2007 - イチニクス遊覧日記

    最近、アンテナのあちこちでアワードの文字を見かけるようになり、そういえば私があそこやあそこをよみはじめたきっかけはアワードだったなぁ、ということを考えたりしていました。今年もまた、人のアワードを、ああこれ面白かったなぁ、とか、私もこれ選ぶだろうなぁ、とか、楽しんで読んでいたのですが、そのうちに、でもあれも面白かったよなあ、とか、自分だったら…てことを考え出したら楽しくなってきたので、と、相変わらず前置きが長いのですが、そういうわけでやります「はてなダイアリーアワード2007」。 の、中の「2007年度に投稿されたエントリの中で、面白かったものを教えてください(上限5つ) 」だけ、上限を見なかったふりをしてやります。そんで、縛りがまったくないのも自由すぎるので、今年の自分がブックマークしたのだけにしました。(そして来年はもっとブックマークを活用していこう…と思いました)。いくつもエントリを選

    はてなダイアリーアワード2007 - イチニクス遊覧日記
  •  電車王子 - イチニクス遊覧日記

    いつもながら、おちもない話なんですが、先日のこと。 飲んだ帰りかなんかの終電発車待ちの車内で、すみっこに座り込んでる男の子がいた。忘年会シーズンゆえの、まあ酔っぱらいなんだけど、隣に立ってるサラリーマンが軽く蹴ったりしてて、でも人は全然気づいてなくて、ってのを横目に見ながら、大丈夫かなあ、なんて思ってるうちに、車内はだいぶ混雑してきた。さらに発車間際になると、ライブ開演前みたいに人が押し寄せてきて、んで、蹴りを入れてたサラリーマンもちょっと興奮気味に「ガキは起きろよコラ!」みたいなことを、言った。そのとき、なんていうか、電車内で人が声を発する際の、ちょっと抑え気味の声ってのがあると思うんだけど、そのレベルを勢いで振り切ってしまったみたいな、間があって、 ってところで、すかさず間にサッと入って座り込んでる男の子の肩を叩き、「起きた方がいいですよ、混雑してきましたから…」みたいな感じで声をか

     電車王子 - イチニクス遊覧日記
    sphynx
    sphynx 2007/12/19
  •  PASMOもしくはSUICAの手 - イチニクス遊覧日記

    私はPASMOをお財布に入れているのですけど、最近右手の親指を痛めたので、改札でパスモタッチする際に、つい手の甲を下にすることが多い。 そのたんびに、なんかちょっともしかすると、この手がパスモになるんじゃないかって思うんです。 だってパスモの効果っていうかエネルギーというか計算式みたいなものは私の手の甲を通過して改札の扉を開いているわけですから、なんなら私の手の甲がパスモであってもかまわないんじゃないかな。 ほら、金属的なものを磁石のそばにおいとくと磁石になっちゃうとかいうのと同じような感じで、こうやって手の甲とパスモを常に連動させていると、パスモの力が手の甲に宿るんじゃないの…などということをぼんやり考えているうちに会社についてしまうくらいには毎朝寝ぼけています。おはようございます。 でもわかんないよ。今はまだお財布ケータイで「すげー」とか思ってますけど、そのうち、手のひらが財布に、とい

     PASMOもしくはSUICAの手 - イチニクス遊覧日記
    sphynx
    sphynx 2007/12/11
  •  向こう側のひとたちへ - イチニクス遊覧日記

    何度も同じこと書いてる気がするけど、何度でも書く。 好きなサイトやブログが、停止したり閉鎖したりするのは、やっぱりさみしい。身構えていてもいなくても、なんかこうみぞおちらへんにくるものがあります。 以前、ある人に「伝えるべきことは伝えられるうちに伝えるべき相手に伝えるべきだー、と思う」と言われて、そうだなぁって、それからはなるべく、そうしよう、そうしたいと思ってきた。でもそれは、読めなくなることのさびしさを減らすものではないから、やっぱり、さみしいはさみしい。 それはきっと、続いていたものが、終わるからなんだと思う。 特に何度かやりとりをさせてもらった相手の場合、「これに反応して書きたい!」とか「書いたの読んで欲しい!」という気持ちで書いたりしたものが、この日記にもぼこぼこ埋まっているわけです。私はそういうのがすごく嬉しかったし、楽しかった。 でも、今日もまたいつものようにメモ帳開いて、何

     向こう側のひとたちへ - イチニクス遊覧日記
    sphynx
    sphynx 2007/11/08
  • 友達になった - イチニクス遊覧日記

    大学の卒業制作をやってた頃、彼とはよく編集室の自販機前にあるベンチで顔をあわせた。ちわ、おっす、どう? どうかね、なにとってんだっけ、んー、みたいな会話を、交わしたり交わさなかったりで話題はすぐになくなり、缶コーヒー飲んだりコンテ直したりしながら、大抵はだまったまま隣に座っていた。じゃ、じゃ、がんばって、そっちも。 共通の友人は多く居たものの、私たちはちっとも仲良くなかった。それまで、とくに話す事もなかったし、彼も私も、たぶんお互いに興味がなかったのだと思う。 それなのに、なぜこんなに覚えているのかというと、それは卒業式の後の飲み会でのことが、とても印象的だったからだ。 → 学科全体の飲み会はなぜかホテルの立パーティだった。夜景のきれいな、って感じの、うわついた雰囲気の中、写真とったり、連絡先交換したり、とか、たいして仲良い間柄でない人も、握手をかわし、笑顔でおめでとうを言い合ったりして

    友達になった - イチニクス遊覧日記
    sphynx
    sphynx 2007/11/01
  • ヱヴァ序とポップコーン - イチニクス遊覧日記

    そういえば、ちょっと前に、2回目のエヴァを見にいったんだった。2回見れば、もう少しいろいろ考えられるかななんて思っていたけれど、そんなこともなくて、やっぱ初号機かっけー、とか、ヤシマ作戦でシンジが這ってくとこは燃えるなーとか、レイの登場場面は白衣の人たちのはけ方とか含め妙に演劇っぽいなとか、「ちょっち…」とか、そんなことばかり考えていた。でも、最初見た時は、ミサトさんからリリスのこと聞いたシンジの反応が唐突に思えたのに、2回目では腑に落ちてよかった。疑問点も残ったけど、それは「破」以降への伏線なのだと思う。早く続きが見たいです。 ところで、2回目を見にいった日は休日だったこともあり、場内はほぼ満席だった。しばらくあいていた私の隣の席にも、予告編が始まる頃、両手にポップコーンとビールを持った人がやってきた。そして、あ、とその顔を見上げた瞬間、ポップコーンがジャーーーン、とぶちまけられ、私の膝

    ヱヴァ序とポップコーン - イチニクス遊覧日記
    sphynx
    sphynx 2007/10/17
  • 1