The Revolution Will Not Be Televised, poem and song by Gil Scott-Heron. 1970 革命は、テレビで放送されない、放送されないんだ 放送されない、放送されないんだ 革命には再放送がないんだよ、兄弟 革命は、生きているんだ
『少女倶楽部』昭和16年8月号広告 女学生の勤労動員について調べていて、ふと目についたのが生理用品の広告群だ。 「月経帯」というのはT字帯風ふんどし系のものだと思っていたが、太田春龍堂謹製「シーズン月経帯」の広告には「ズロース兼用」とあったので、ちょいと形状が気になる。……気になるが、人類の未来にとってはどうでもいいことであろう。 銃後のつとめ健康第一 これさへあれば絶対安全 ……と、さらりと「銃後の月経」を意識させるコピーは秀逸だが、わざわざ「銃後」を持ち出すのはミエミエの時局迎合であります。 『少女倶楽部』昭和16年8月号広告 この月経帯戦線には、かの大妻タカコ女史も参戦していたようで、「苦心三ヶ年」の研究を重ね、「フレンドズロース月経帯(バンド)」なる商品を開発している。これまたズロースタイプですね。 本品は新裁断法によつてどなた様にもピツタリと気持ちよくご使用出来る構造になつて居り
1941年に太平洋戦争に突入したのをうけて、「内鮮一体」を進るために生活の場においても国語常用運動がすすめられた。また、すでに1938年には陸軍特別志願令が公布されていたが、さらにきたるべき徴兵制実施に備えて、国民学校未終了の男子に日本語を修得させるための朝鮮青年特別鍬成所が1941年に開かれた。さらに、1942年5月には国語普及運動、1944年8月には「徴兵制実施に伴う国語全解運動」が行なわれた。そして、1945年8月15日に日本が敗戦を迎えるまで日本語は「国語」として扱われたのである。 日本語教育史への新たな視点――日本統治期朝鮮における大衆歌謡を手がかりに 佐藤結(姫路独協大学大学院) 個人的には、高校の日本語学級に通っていたころに、不動産屋とかバイト先のおっさんとかに投げつけられた「日本語OKヨ」とか「日本語でしゃべれよ」とかといった憎悪に満ちたコトバを思い出して、非常にイヤな気持
巣鴨あたりの怪しい風俗店かと思ったら、やっている本人たちは大まじめで激しく笑った。 体罰の会 あなたは「体罰」と「暴力」を混同していませんか? 体罰は【相手の進歩を目的とした有形力の行使】です。 したがって体罰は教育なのです。 私達とともに「体罰」を正しく理解しましょう。 あははは、【相手の進歩を目的とした有形力の行使】だったらOKなんすか? まじっすか? ……ここで一発教育的に殴っていいっすか? と真顔で問いたいですなあ。 掲示板には、すっげえイヤーな研修会のお知らせがありました。 体罰についての研修会を下記の予定で開催致します。 「体罰は悪」と言うような意見が大半を占めている中、 体罰は教育において有効な戦術であることをよく理解して頂くために開催致します。 体罰は必要と思われている方はもちろん、必要ではないと思われている方も 是非研修会にご参加下さい。 主 催:体罰の会 日 時:平成2
打ち合わせの帰りに、ひさしぶりにリアル書店に立ち寄ると、1冊の本に目が釘付けに…… 満洲朝鮮復刻時刻表 作者: 日本鉄道旅行地図帳編集部出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/20メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る アーッ! ……で、ででででたぁ! これまでの古時刻表群への投資があああ、と激しく動揺したが、パッケージをよく見てみると「なんだ昭和15年か……」とちょいとホッとした。たしかにこの頃の時刻表はいろいろと充実のきわみなので、鉄道ファンにとってはいちばん楽しいんだろーな。これはこれで面白し、と購入。べっ、べつに鉄ちゃんなんかじゃないのよ、帝国の時空間的距離感覚を……(ry というわけで、まだまだ大東亜共栄圏時代の時刻表探しは投資の価値ありなのです。 大東亜共栄圏時代の時刻表といえば、時刻表歴史館。とくに、いくら調べてもなかなかわから
武田政一編 瑞穂出版株式会社 昭和18年9月 「大東亜戦争」とは文字通り「神懸かり戦争」であったことを彷彿とさせる一冊であるが、その「神懸かり」ぶりの内容は、筆者の想像を超えていた。本書編者による「凡例」によれば、 本書は主として大東亜戦争開戦以来、約一年間に行はれたる戦争関係の祭祀の祝詞を編輯したるものにして、支那事変等に関する祝詞は、参考の為に収録したるに過ぎず。 とあるのだが、この「戦争関係の祭祀」で何をやっていたのかがビックリなのであります。 とりあえず、「珊瑚海戦・ミッドウェー・アリューシャン列島攻撃奉告祭祝詞」なるものを見てみよう。 画像でなんとか読めるでしょうか? 大本営発表を祝詞にして神様に報告してるんですね。で、歴史的大敗となったミッドウエー海戦が、祝詞になるとこんなかんじになるわけです。 ……太平洋乃真中奈留ミツドウエー沖爾敵乃航空母艦群乎誘比出志、烈支伎戦乃上爾敵乃航
『国際写真新聞』昭和13年9月号より 東洋人がナチスの格好をすると、かくもみっともないのかということがよくわかる一枚。これも東西文化交流史の一場面なのであろうか。なんとゆーかペルシャのガラスの壺が正倉院にあった、みたいな印象をうけた……。 写真に写っているのは日劇ダンシングチームの人たち。写真に添えられたキャプションによれば、 「ハイル・ヒトラー」 京都、名古屋、横浜の各チェーンの出張公園を終わって帰京した日劇ダンシング・チームが、ヒトラー・ユーゲントの来朝を歓迎して上演する日劇ショウで、作は三林亮太郎、演出は佐谷功、振付は益田隆、荻野幸久、オリガ・サファイア、花柳寿二郎の担当です。写真(上)は右から須田圭子、柴田早苗、銀暁美、長部千鶴子、小野美鳥(下)はダンシング・チームのガールス ――とある。ショウの詳細はまったく不明。一体、どんな踊りなのか激しく気になる。作者の三林亮太郎氏の全作品と
以前からフォローしている方なのだけれど、最近どんなお仕事をしているのだろうか、早くつぎの論文が読みたいなあと思った人びとです。 (1)長志珠絵氏(神戸市外国語大学外国語学部助教授) 98年に出た『近代日本と国語ナショナリズム』(吉川弘文館)は、すさまじくよかった。CiNiiで検索してみると、奉納絵馬とか青年団とかかなり興味津々な領域を研究しておられる模様。最新の論文は「追悼の政治と占領期のマスキュリティ--<戦争の死者>をめぐる言説とその布置」(『立命館言語文化研究』2009年2月)みたいなんだけど、WEBでは読めないみたいなので、近所の大学図書館に出かけて読むしかないみたい。この人の本が作りたいなあ。 近代日本と国語ナショナリズム 作者: 長志珠絵出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 1998/10メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る (2)朴祥美
戦時下、慰問系商品とも呼びうる紙くずの一群があって、「慰問」「皇軍慰問」と名前がつけばかなり何でもアリな印刷物が多数で廻っていた。クレジットもなにもかもでたらめなパチもんの大衆読み物や、慰問袋からとりだしたとたんにゴミと化すマスコット人形の類など挙げればきりがない。戦時下の印刷屋さんの営業努力のたまものと見るべきか、大して投資もせずに儲かるボロい商売と見るべきか、はたまた終戦直後のカストリ雑誌群簇生の土壌を形成したものなのか、いろいろと見方はあるだろうが、そんなことまで守備範囲を拡げるのは御免蒙りたいばかりである。 で、慰問絵はがきにしぼっていろいろと探求してみると、やはり美人画が多い。なかでも、今回紹介する松本盛昌画「皇軍慰問絵葉書」は、同種の絵葉書の中でもとりわけてかわゆいので驚いた。 【1】セーラー服女学生 【2】若妻だよねこれは 【3】島田の若妻 【4】草刈り女学生 【5】テニスの
どうして戦時中の在日イタリア大使館付武官などを調べているかというと、このベルトーニ中佐の娘がなかなかに可憐であるからであった。 写真週報第151号 昭和16年1月15日 この「写真週報」の表紙を飾ったのは、手前から ベルトーニ伊太利大使館附陸軍武官の愛嬢フランチャスカさん 荒木十畝画伯の愛孫明子さん オットー独大使の愛嬢ウルズラさん の3人。うしろの二人は、ちょっとなあ……なのでどうでもよろしい。記事中にはフランチェスカちゃんがあやとりやおこたに珍しがっている写真が掲載されている。表紙で着ているオーヴァーを脱げば、ブラウスの胸元にはファシスト少女団のバッジがキラリ、なのだ。 ファシスト少女団というと、ナチス・ドイツのBdMのようなもんか、と思っていたら、オシャレ度合いが段違いであります。BdMは所詮は北方系肉食人的「金髪の野獣」。 via.OPERA NAZIONALE BALILLA フ
近代デジタルライブラリーに蜀山人全集が収められていたのを発見。 昔の日本語の勉強もかねて、夢中で読んでいます。 「自分は天才ですよ、悪いけど」な雰囲気がひしひしと伝わってくる文章で、これがなかなか面白い。「改元紀行」とか、旅日記なのに、どうしてこんなに蘊蓄をならべることができるのか、すさまじい博学ぶりに驚愕。
岡山県教育会編纂『ナツノクラシ』昭和17年7月刊 なかなか戦時下の夏休み宿題帳は手に入らないのですが、ひさびさに面白いものが見つかったのでアップします。 表紙はめちゃくちゃ版ズレしていてじっと見ていると酔いそうです。南の島の「土人」が日の丸を振って日本の兵隊さんを迎えている模様ですが、右隣に学帽をかぶった男の子とおかっぱの女の子が配されています。このように配置されることでこれを見る子どもが、画面に共感する度合いを高めることを計算されているように思えます。 この「ナツノクラシ」は国民学校初等科一年用。まだ一年生なので、こんな記述もありますね。 「勉強兵隊」と呼ばれちゃう子どもというのもかなり可哀想ですが、肝心の「勉強兵隊」が夏休み中に時に気をつけることは「アマエヌヤウニ」なのが可笑しい。 かなり直截な質問と答えですが、せっかく地図にオーストラリアが載っているのに、この子は華麗にスルーしていま
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