イコライザーの原義は「均一化(equalize)器」で、録音再生環境(例: マイクロフォン・レコーダー・録音スタジオ、スピーカー・再生会場)がもつ周波数特性の歪み補正や、マスタリングにおける曲ごとの音質的差異の平均化などを意図している。 現在ではより積極的な音作り(周波数歪みの意図的な付与)にも活用されている。倍音・高調波・ノイズの増減や音像の明確化などに用いられる。 イコライザーによる周波数帯の強調は「ブースト」、減弱は「カット」と俗称される(例: 「ピーキングEQで400Hz周辺を10dBカット、5kHz以上の高域をシェルビングEQで6dBブーストしよう」)。