KDDIは2月23日、岐阜県大野郡白川村と相互協定を締結し、共同で地域の活性化を推進すると発表した。白川村は世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」を擁する観光の名所だが、その白川村が抱えている課題とはどのようなものか。またKDDIはその課題解決に向け、どのような取り組みを実施しているのだろうか。現地で取材した。 白川村の最大の課題は電波環境 白川村は岐阜県北部の山間にあり、石川県、富山県に接する人口1710人の小さな村だ。1995年、同村に残る白川郷・合掌造りの集落が世界遺産に登録されて国内外から大きな注目を集めるようになり、現在では国内外から多くの観光客が訪れ、有数の観光地として広く知られるようになった。 その白川村とKDDIが結んだ今回の協定は、白川村の地域活性化を推進するのが目的。KDDIは観光客のネット利用に対応するべく、基地局などのネットワーク環境を整備するほか、地域おこしや小