タグ

ブックマーク / enterprise.watch.impress.co.jp (68)

  • Sun買収後のOracle新戦略-消えゆくSunには哀惜の声も

    Oracleは1月27日、Sun Microsystemsの買収完了を発表した。昨年4月、74億ドルの買収計画を発表して9カ月。欧州委員会の承認というハードルも越え、Sunの持つ膨大な製品・技術ポートフォリオを獲得して、1社でチップからアプリケーションまでを提供する統合システムベンダーに生まれ変わった。コンピュータ業界の変革の予感の一方で、幕を閉じた技術カンパニーSunを惜しむ声もあがっている。 Oracleは1月27日に社で開催したカンファレンスで、今後の戦略を説明。「ハードウェア、ソフトウェア、コンプリート(完結)」を掲げ、Sunの獲得によって包括的なシステムを提供するベンダーになるとアピールした。 社長のCharles Phillips氏は「現在、顧客は各レイヤーでばらばらに提供される複数企業の技術を自社で統合しなければならない。だがコンピュータ業界が当初目指していたものはすぐに使

  • 「2008年製はハズレ?」、日本データテクノロジーがHDDのデータ復旧統計を発表

    データテクノロジーを運営するインターネットオーナーズ株式会社は2月5日、データ復旧依頼を受けた4万台以上のHDDを分類した「2009年ハードディスク データ復旧統計」を発表した。2009年に同社へデータ復旧依頼で持ち込まれたHDDを、パソコンメーカー、外付けドライブメーカー、HDDメーカー、製造年などのカテゴリで分類し、それぞれの傾向を公開している。 それによると、まず、データ復旧依頼で持ち込まれた機器の内訳は、デスクトップパソコンが21.3%、ノートパソコンが19.7%、外付けHDDが32.3%、ユーザー自身が機器から取り外して持ち込んだHDD体が26.2%、DVDレコーダーなどの録画機器が0.4%。また、HDDのサイズは、3.5型が64.2%、2.5型が34.2%、その他が1.6%となった。 メーカー別では、3.5型は、Western Digitalが31.5%ともっとも高く、S

    t_mori
    t_mori 2010/02/05
  • 米Microsoft、「Windows Azure」で「Ruby on Rails」に対応

    Microsoftは、クラウドOS「Windows Azure」をWeb開発フレームワーク「Ruby on Rails」に対応させた。最新のSDKによって、Azure上でRuby on Railsを利用してアプリケーションを開発・実行できるようになったという。Azure担当エンジニアSimon Davies氏が11月25日(米国時間)に自身のブログで報告した。 Davies氏によると、11月に公開したWindows Azure SDKでは、「Worker Role」がHTTP/HTTPS/TCP経由で外部と内部のエンドポイントからネットワークトラフィックを受信可能となる。これに相互運用性のための機能パック「Azure Solution Accelerator」をあわせて利用することで、Azure上でRUby on Railsを動かせるとしている。 Microsoftはすでに、「MySQ

  • 日本オラクル、供給計画シミュレーション製品「Oracle Rapid Planning」

    オラクル株式会社は10月28日、製造業のサプライチェーンにおける供給計画シミュレーション新製品「Oracle Rapid Planning」を発表した。11月中旬より提供開始する。なお、数多の買収により製品ポートフォリオを拡大する同社だが、今回の新製品は、完全自社開発のものとなる。 Oracle Rapid Planningは、供給計画シミュレーション製品。確定したサプライチェーン計画に対して、突発的な事態に対応できるよう、供給シナリオをシミュレーションして的確な意思決定を支援する。 昨今、サプライチェーンの現場では、予算管理、投資採算、市場適応などの観点からさまざまなプレッシャーがかかり、ますます要求が厳しくなっているという。例えば、緊急の大口注文を受けた場合の増産と、それに伴う優先すべき注文の選択や、設備不良が発生した場合の減産、もしくは代用ラインによる生産継続の判断など、企業の供

  • 日本オラクル、インメモリDB「TimesTen」新版-アプリ高速化を容易に実現

    オラクル株式会社は8月4日、インメモリ・データベース製品の最新バージョン「Oracle TimesTen In Memory Database 11g」と、「Oracle Database 11g」のオプションであるデータベース・キャッシング製品「Oracle In-Memory Database Cache 11g」を8月7日より順次出荷開始すると発表した。 Oracle TimesTen In Memory Databaseは、アプリケーションサーバー上の物理メモリにデータベースを配置することで、高速なデータベース処理を実現する超高速インメモリ・データベース製品。データの永続性や復元性を備え、スタンドアロンで動作するリレーショナルデータベースとなっている。今回の最新バージョンでは、パフォーマンス、拡張性、可用性の向上を図るとともに、Oracle Databaseとの統合を強化するな

  • 米Microsoft、クラウドプラットフォーム「Azure」の料金体系を発表

    Microsoftは7月14日(米国時間)、クラウドプラットフォームサービス「Windows Azure」の料金体系を発表した。従量課金制で、低価格に設定し、導入しやすくしたという。11月に商用提供を開始する。開催中の「Worldwide Partner Conference 2009」で発表した。 Azureは同社が昨年発表したクラウドプラットフォームで、クラウドOS、「Microsoft SQL Azure」のWebベースのリレーショナルデータベース、「.NET Services」との接続と相互運用性が含まれる。 特徴は、サービス稼働時間、接続性、データ可用性などからサービスを保証するSLA(サービスレベル管理)とサポート。Microsoftが複雑性を管理することで、顧客やパートナー企業は事業に専念できるという。 料金は、コンピューティング処理が1時間あたり0.12ドル、ストレージ利

  • Windows 7時代の新常識-仮想ハードディスクをドライブとして使う【前編】

    VHD(Virtual Hard Disk)は、Hyper-VやVirtual PCなどで使われている仮想ハードディスクのファイルフォーマットだ。これまで仮想環境で使われていたVHDファイルだが、Windows 7とWindows Server 2008 R2では、ドライブとしてマウントしたり、OSのブートドライブとして利用できるようになる。 今回は、このVHDファイルを使うメリットを紹介するほか、VHDファイルのさまざまな使い方を紹介する。 ■VHDファイルを使うメリット VHDファイルを使うメリットは、使い勝手のよさにあるといえる。HDDの場合、物理的な取り外しが必要であるが、VHDファイルなら通常のファイルと同様に手軽にバックアップをとったり、NASなどの外部ストレージに移動するといった使い方も可能になる。また、VHDファイルを拡張可能ディスクとして設定していれば、指定したサイズより

    t_mori
    t_mori 2009/07/03
  • 第4のハイパーバイザー、Red Hatの「KVM」

    連載では、これまでVMwareの「VMware ESX/ESXi」、マイクロソフトの「Hyper-V」、シトリックスの「XenServer」などを取り上げてきた。今回は、第4のハイパーバイザーといえる米Red Hatの「KVM」を紹介する。 ■Linuxカーネルに統合されたKVM Red Hatは、6月中旬から企業ユーザー限定で「Red Hat Enterprise Virtualization(以下、RHEV)」のβテストを始めた。RHEVは、昨年Red Hatが買収したQumranet(クムラネット)のKVMをハイパーバイザーとしたものだ。 Linuxのハイパーバイザーとしては、米Citrixに買収されたXenが有名だ。しかし、Red Hatは、今後KVMがLinuxのハイパーバイザーとして主流になっていくと考えている。 米Red Hat、Executive Vice Preside

  • 公開から1週間で2万ダウンロード、最新版XenServerの特長を聞く

    シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社は6月24日、サーバー仮想化プラットフォームの最新版「Citrix XenServer 5.5」の無償提供を開始した。米国では、6月16日(米国時間)より提供を開始しており、公開から1週間で2万ダウンロードとなるなど、ユーザーの関心が高まっている状況だ。 今回、米Citrix バーチャライゼーションマネージメント部門プロダクトマーケティング担当シニアディレクタのロジャー B.A. クロリース氏に、XenServer 5.5および有償の管理ツール「Citrix Essentials」の特長について話を伺った。 ―まず、XenServer 5.5の改良点について説明していただけますか? クロリース氏 管理者にとっては、Activie Directoryと統合されたのが大きな変更点です。仮想マシンのプールごとに、認証で使用するActive Directo

    t_mori
    t_mori 2009/06/26
  • メモリ上で“1/100秒の空白”を狙う新種のマルウェア、Verizon Businessが説明

    「情報漏えいにおいて、パートナー経由のリスクが高まっている」。そう指摘するのは、Verizon Business 調査対応チーム ディレクターのブライアン・サーティン氏だ。同社では定期的にデータ漏えい調査報告書を作成しているが、サーティン氏は実際に現場で調査を行うフォレンジックのエキスパートである。 今回は同氏の立場から、ここ最近のセキュリティ侵害状況について話を聞いた。 同社は4月に、2008年の1年間に実際に起きた90件のデータ漏えい事件と、2億8500万件に上る被害データを分析した同報告書の2009年版を公開した。刑事事件となったものから、侵害が実証された事例だけを扱っているのが特徴で、それゆえ真実に近いと同氏は話す。 これによると、脅威の経路としてもっとも多かったのが「外部からの侵害」、次いで「内部からの漏えい」で、「パートナー経由での漏えい」は最下位だった。しかし、この6年間ほど

  • Xenの創始者が語る、「XenServer 5.5」や「XenClient」の強み

    シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社は6月10日、米Citrix アドバンスド仮想化製品担当バイスプレジデントのイアン・プラット氏の来日に伴い、「Citrix Synergy 2009」で公開された「XenServer 5.5」「Citrix Essentials for XenServer and Hyper-V(以下、Essentials)」「XenClient」などに関する説明会を行った。なお、同氏はXenプロジェクトの創始者である。 XenServer 5.5は、サーバー仮想化ソフトの新版。Xen 3.3をベースに、バックアップや仮想ディスクフォーマットまわりでの機能強化が行われ、日語版は7月のリリースが予定されている。パフォーマンス向上もトピックの1つで、プラット氏は「歴史のあるVMwareはよい競争相手。XenServerに欠けていて、VMwareに存在するものもあるが

    t_mori
    t_mori 2009/06/10
  • Windows 7&Windows Server 2008 R2で本気で取り組む「VDI」

    マイクロソフトは次期クライアントOS「Windows 7」と次期サーバーOS「Windows Server 2008 R2」との組み合わせにより、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)を強化する考えを示している。実際、米国で開催されたTech・Ed 2009では、VDIに関連したセッションをいくつか行っている。 今回は、サーバー仮想化技術を利用したVDIにフォーカスしてみる。 ■VDIってなに? VDIは、クライアントPCそのものを仮想化し、データセンター側で動かしてしまおうというものだ。データセンター側で動作しているデスクトップ環境には、クライアントPCからアクセスできるほか、シンクライアントを利用してアクセスすることもできる。 VDIは、技術的にはリモートデスクトップやターミナルサービスなどと同じ仕組みを利用している。RDP(Remote Desktop

    t_mori
    t_mori 2009/06/01
  • HDE、オープンソースのサーバー仮想化管理ソフト「Karesansui」を公開

    株式会社HDEは5月28日、サーバー仮想化管理ソフトウェア「Karesansui」をオープンソースソフトウェア(OSS)として無償公開すると発表した。あわせて、Karesansuiの開発を推進する「Karesansui Project」を立ち上げたことも発表した。 Karesansuiは、Webブラウザベースのインターフェイスを採用したサーバー仮想化管理ソフトウェア。オープンソースのXenハイパーバイザーをサポートしており、ゲストOSの起動・停止といった基操作のほか、スナップショットの作成、CPU数やメモリサイズの変更などの管理機能などが提供される。なお、Karesansuiはサーバー仮想化ソフトウェアに対して管理機能を提供するもので、ハイパーバイザーにはCentOSベースのXenが必要。 同社代表取締役社長の小椋一宏氏は、「Linuxサーバーの管理ツールのHDE Controllerを

  • ベイテック、Amazon EC2を利用したファイルサーバー導入サービス

    株式会社ベイテックシステムズは5月25日、「Amazon EC2」を利用したファイルサーバーサービス「サテライトファイルサーバー」を発表した。 同サービスは、Amazon EC2のWindowsサーバーを利用したファイルサーバー導入支援サービス。同サービスを利用することで、ハードウェアを新規に購入することなく、ファイルサーバーを利用できる。 主な特徴としては、ディスク容量が無制限。VPNでのアクセス管理やVPNログインユーザー管理、ならびにWindowsファイルサーバーへのログイン管理が行えるほか、各ドキュメントへのアクセス権限設定もサポートする。世代バックアップに対応し、セキュリティ対策としてはウイルス対策の、ファイアウォール、SSL通信、Windows認証などを採用。ドキュメントの全文検索も可能となっている。 価格は、Amazon EC2利用料金のほか、初期設定費用が3万円、月額保守費

  • 米Microsoft、「Windows 7」でアクティベーションを改善

    Microsoftは5月7日(米国時間)、次期OS「Windows 7」の違法コピー対策についてプレス向けに説明した。Windows 7では、現行のWindows Vistaの違法コピー対策技術をベースとしながら、アクティベーションステップでのユーザーエクスペリエンスを改善するとしている。 同社のGenuine Windows担当ゼネラルマネージャ、Joe Williams氏によると、Windows 7の違法コピー対策では、Vistaで導入された「Software Protection Platform」をベースに、「不正利用からの保護」と「ユーザーエクスペリエンスの改善」の2つを開発目標としたという。 不正利用からの保護では、Vistaと同様、海賊行為の防止や偽造品検出の機能を持つSoftware Protection Platformベースのプロダクトアクティベーション技術を組み込み

  • 先行ユーザーに聞くAzureのいいところ・悪いところ

    2008年10月の発表から半年が経過したAzure。現在、開発者向けCTPとして公開されており、国内企業でもAzureを利用したアプリケーションを実際に開発する企業も出てきている。今回、Azureを先行利用した企業に実際に使った上での印象などを伺った。 ■Windows開発者をそのままAzureに振り向けられるのがメリット-イースト イースト株式会社は、国内でいち早くAzure上でアプリケーションの開発を行ったソフトウェアベンダー。同社代表取締役社長の下川和男氏と、開発を担当したソフトウェア事業部 第三グループ 主任の遠藤大樹氏に話を伺った。 ―どのようなシステムをAzure上に構築したのですか? 下川氏 今回、Azureに移植したのは、JTBグループのeコマース専門会社の株式会社i.JTB、株式会社ジェイティービー情報システムとわが社が共同で開発していた「Toripoto(トリポト)」と

  • 米Oracleが米Sunを74億ドルで買収へ

    Oracleと米Sun Microsystemsは4月20日(米国時間)、OracleがSunを約74億ドルで買収することで合意したと発表した。規制当局の承認を経て、今夏の完了を見込む。Sunについては、今年3月に米IBMとの買収交渉が報じられて以来、両社の動きが注目されていたが、Oracleが獲得することとなった。 買収金額は1株当たり9.5ドルの総額74億ドル。Sunの保有現金や負債を考慮すると、実質は56億ドルになるとしている。Sunの取締役会は取り引きに合意しており、次は株主の合意と規制当局の承認が必要となる。 OracleはSunを取得することで、ハードウェアからソフトウェアまでの幅広い製品・技術ラインを手に入れる。Oracleはこれによって、自社の顧客はシステム統合コストを削減しつつ、システムの性能、信頼性、セキュリティを改善できるとしている。 OracleのLarry El

  • IPA、中小企業向けセキュリティ対策ガイドラインを公開

    独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)は3月18日、「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」を発表した。同日よりWebサイト上で公開している。 具体的な成果物は、1)中小企業が最初に取り組むべき項目をチェックシート化した「5分でできる自社診断シート(以下、チェックシート)」、2)組織的対策をまとめた「中小企業における組織的な情報セキュリティ対策ガイドライン(以下、組織対策ガイドライン)」、3)業務委託時に明確にすべき機密保持条項やセキュリティ対策をまとめた「委託関係における情報セキュリティ対策ガイドライン(以下、委託ガイドライン)」の3冊。 従来の情報セキュリティ対策では、リスク分析を基にして、自社にあった対策基準や実施手順を策定する必要があるが、その進め方では敷居の高い中小企業が対象。セキュリティセンター 普及グループリーダーの石井茂氏は、「ISMSなどでもリスク分析を行う必

  • リムーバブルHDDで簡単バックアップ! 日本HPの「StorageWorks RDX」を試す

    HP StorageWorks RDXは、小規模な企業やSOHOや個人事務所のデータのバックアップを簡単に行える装置として、1月に発売された新製品だ。リムーバブルHDDを利用するほか、簡単バックアップをうたうなど、とてもユニークな製品に仕上がっているHP StorageWorks RDXを日HPからお借りできたので、当に簡単にバックアップができるのか、試してみた。 ■ バックアップは面倒? ある程度の企業になれば、サーバールームにサーバーを配置して、バックアップも専門のITスタッフが管理している。しかし、小規模な企業では、専用のサーバールームも持たずに、オフィスの片隅に配置されたサーバーでさまざまなシステムを運用している場合が多い。また、SOHOや個人事務所、数人の社員しかいない支店や支社では、サーバー(あるいはサーバー相当のPC)が動いていても、誰も管理していないことが多い。このよう

  • マイクロソフト、Windows 7対応アプリケーションの作り方を紹介

    マイクロソフト株式会社は1月27日・28日の両日、ソフトウェア開発者向けのカンファレンス「Microsoft Tech Days 2009」を開催。2日目のキーノートでは、ベータ公開されている「Windows 7」および次期統合開発環境「Visual Studio 2010」などが紹介された。 ■ Windows 7で実装された新APIの使い方を説明 開発者を対象にベータ公開されている次期Windows 7は、「心地いい」「気持ちいい」「面白い」と感じるユーザーエクスペリエンスを実現していると紹介。特に画面デザインでは、複雑な情報を一瞬で理解できるのが特長としている。このように、新しいユーザーインターフェイスを採用するWindows 7だが、OSの核となるカーネルはWindows Vistaと同じLonghornカーネルを採用しており、開発者にとってはWindows Vistaと同じという