アメリカ東部のボルティモアで警察に抗議する住民が暴徒化していることを受けて、大リーグ機構は「安全を確保するため」として、29日のオリオールズの試合を、観客を入れずに行う「無観客試合」にすることを決めました。 こうした事態を受けて大リーグ機構は、オリオールズの本拠地ボルティモアで、27日と28日に予定されていたホワイトソックスとのナイトゲームを来月に延期し、29日の試合をデーゲームに変更したうえで、「安全を確保するため」として、観客を入れずに行うことを決めました。 試合はテレビで中継される予定ですが、アメリカの複数のメディアによりますと、大リーグで「無観客試合」になるのは史上初めてだということです。 大リーグ機構のマンフレッドコミッショナーは、「オリオールズや地元当局と協議した結果、この決定がファンの安全に最もかなうと判断した。野球に関わるすべての人がボルティモアの平和と安全を願っている」と