札幌市の市立中学校で昨年7月、50代の男性教諭が担任する2年生学級のホームルーム中に激高し、女子生徒の肩をたたくなど暴行を加えていたことが28日、学校への取材で分かった。学校は市教育委員会に書面で報告しておらず、校長は「話が大きくなれば、生徒のためにならないと思った」と話した。 学校によると、教諭はホームルーム中に女子生徒らに課題の提出日を間違えていると指摘され激高。女子生徒を別室に呼び出して「おまえのせいで恥をかいた」などと言いながら肩をたたき、背中を壁に押し付けた。 女子生徒にけがはなかったが、両親は北海道警に被害届を提出した。