新型コロナウイルスの感染防止のため多くの大学では休校措置が取られているが、授業回数が減ったにもかかわらず学費が変わらないことを疑問視する声がSNSで噴出している。学費が減ると恩師である教授の給与にまで響くことが気がかりで、学生自らが訴えることをためらいがちだ。学生は泣き寝入るしかないのか。(オルタナS編集長=池田 真隆) 武蔵大学社会学部メディア社会学科4年の糸井明日香さんは15日、自身のフェイスブックで学費が変わらないことに疑問を呈した。武蔵大学は例年前期に15回授業を行うが、11回に減らした。現在は休学中で、再開は5月11日以降、6月上旬まではオンラインで授業を実施する予定だ。 学生が大学に通えない期間に、オンライン対応への移行を図る事務員や教授へは「異論はないし、その対応にむしろ感謝している」と述べるが、やはり、例年通りの学費を支払うことは納得できないと強調する。 武蔵大学社会学部メ